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碇 竜也 院長の独自取材記事

【2026年11月開院予定】天神北おやしらず 歯科口腔外科

(福岡市中央区/天神駅)

最終更新日:2026/10/20

碇竜也院長 【2026年11月開院予定】天神北おやしらず 歯科口腔外科 main

【2026年11月開院予定】※開院前の情報につき、掲載情報が変更になる場合があります。
天神駅から徒歩約20分。11月開院予定の「天神北おやしらず 歯科口腔外科」は、親知らずの抜歯に特化した歯科だ。「安永矯正歯科医院 福岡」の分院となる同院の院長・碇竜也先生は、九州大学の口腔外科などで研鑽を積み、難症例も数多く経験。歯茎の中で横向きに生えた親知らずや神経に近接した症例などに加え、口腔腫瘍、顎変形症、口腔再建、顎顔面外傷の治療にも携わった実績を持つ口腔外科分野のスペシャリストだ。高い専門性を強みに、口腔外科分野で地域の受け皿となることをめざす。「良いご縁があり、ずっとやりたいと思っていたことがようやく形になりました」と意気込みを語る碇院長に、同院の診療内容や特徴について詳しく聞いた。

(取材日2026年9月14日)

「親知らずの抜歯」に特化した歯科が開院

こちらは親知らずの抜歯を診療の軸にされていますが、まずは先生のご経歴からお聞かせいただけますか。

私は1999年に鹿児島大学歯学部を卒業後、九州大学大学院口腔外科学講座に入局しました。最初の4年間は、唾液腺再生医療をめざした唾液腺の発生に関する基礎研究で歯学博士号を取得しました。その後12年間は、九州大学病院で研修医、医員、助教として口腔外科診療に携わり、2015年から現在までの11年間は九州中央病院歯科口腔外科に勤務しておりました。口腔外科で取り扱う疾患は多岐にわたりますが、大学病院では主に口腔がんや顎顔面外傷を専門に、九州中央病院では顎変形症治療や親知らずの抜歯を専門に研鑽を積んできました。親知らずの抜歯は、切開、剥離、縫合など口腔外科で最初に習う手術手技の基本だからこそ、これまで培った技術と経験を生かしていきたいと考えています。

大学病院では口腔がんが専門だったのですね。

ええ、大学病院時代は口腔がんの診療グループに所属していましたので、多くの口腔がん患者さんを担当してきました。その後の九州中央病院では、顎変形症治療に取り組みました。病院の堀之内康文部長の専門が顎変形症、つまり噛み合わせの手術でした。また、本院の安永敦先生が担当する矯正治療とも深く関わる分野だったため、私も大学病院時代から安永先生と連携しながら治療を行っていました。さらに、堀之内先生は親知らずの抜歯の分野でも知られる歯科医師であり、私はそんな堀之内先生のもとで多くを学び、その薫陶を受けてきたと自負しています。今となっては、顎変形症治療と親知らずの抜歯はライフワークとなりました。そしてそのようなご縁もあって、今回親知らずの抜歯と顎変形症の診療に特化した歯科の院長を任せていただくことになったのです。

親知らずの抜歯と顎変形症の診療を軸とした歯科というのは珍しいのでは?

碇竜也院長 【2026年11月開院予定】天神北おやしらず 歯科口腔外科1

関東や関西にはありますが、九州ではまだ珍しいと思います。大学病院で16年、総合病院で11年の経験がありますが、大学病院でしかできない治療、総合病院でも対応できる治療、全身麻酔が必要な治療、外来でできる治療など、いろんな治療がある中、親知らずの抜歯は一般の歯科から大学病院などに紹介されることがほとんどです。でも、実際は大学病院に行かずとも経験と専門的なスキルがあれば、クリニック規模でも十分対応可能だと考えています。私自身、大学病院と総合病院で診療を行ってきてそう強く感じていますし、クリニックでもスペシャリストが集結すれば大学病院と同等のレベルを追求できるものがあると考えていました。残りの歯科医師人生を患者さんにとって負担軽減につながる診療、僕がやりたい診療にかけたいと思っていたところ、安永先生とも意見が一致し、今回の開院に至りました。

連携している病院で顎変形症の手術も自ら執刀

なぜ患者さんの負担軽減につながるのか詳しく教えていただけますか。

大学病院や総合病院などではさまざまな事情で初診当日の抜歯は難しいことが多いようです。お仕事、学業、ご家庭の事情など、できる限り受診の回数を少なくすることで患者さんにとっての負担軽減を図りたいと思っています。当然、医療安全に配慮するため必要時には歯科用CTによる抜歯前の精密検査を行います。平日に受診できない方も多いため、土日診療も実施いたします。当院は口腔外科手術に特化していますので、親知らずの抜歯以外にも口腔内の嚢胞や小さな腫瘍など外来通院かつ部分麻酔で可能なものはすべて対応いたします。また、九州中央病院歯科口腔外科で研鑽を積んできた顎変形症の診療も当院の強みです。

顎変形症の手術は全身麻酔だとお聞きしました。

ええ、当院を受診された顎変形症の患者さんには、当院では手術まで数回にわたって手術に関するカウンセリングを行います。そのため、当院では手術を受ける患者さんに対して、手術の方法やリスク、入院期間、術後の変化などについて、事前に十分な説明を行います。不安や疑問を解消した上で治療に臨んでいただくことを大切にしています。また、手術前の矯正治療は本院や紹介元の矯正歯科と連携して進めます。当院には入院設備がないため、実際の手術は顎変形症治療の実績が豊富な総合病院で行います。手術の際は、総合病院と術前より緊密に連携し、私自身も手術や術後管理に関わることもあります。これまでに数多くの顎変形症手術を経験しておりますので、安心して治療を受けていただけると思います。

親知らずの抜歯で来られた際、これまでのキャリアから他の疾患の早期発見につながることもあるのでは?

碇竜也院長 【2026年11月開院予定】天神北おやしらず 歯科口腔外科2

あり得ると思います。口腔がんをはじめ、さまざまな口腔外科分野の疾患に携わってきましたので、「おや?」という気づきはしっかりすくい上げ、適した施設におつなぎいたします。また、親知らずの抜歯が必要だとご自身でわかっていても、日頃の忙しさや恐怖心などから足踏みしている方もいらっしゃるでしょう。当院は土日も診療を行いますし、よほどのことがない限り受診された当日に抜歯もいたしますので、ご負担を軽減できる点も当院の特徴です。そして、恐怖心を伴いがちな治療ですから、経験値の高い歯科医師が行う専門性の高い治療を受けられる点も不安の軽減につながるのではないでしょうか。

歯科医師は全員、日本口腔外科学会口腔外科専門医

院長は口腔外科専門医の資格もお持ちですよね。

ええ。この資格を取得するには臨床経験年数、全身麻酔および部分麻酔の手術症例件数、論文投稿、研究発表、全身麻酔研修、救命救急講習など、クリアしなければならない項目が多数あるため簡単に取得できる資格ではありません。口腔外科専門医の資格を持っている歯科医師が対応するのは患者さんの不安軽減にもつながると思います。当院では、親知らずの抜歯をはじめすべての口腔外科処置については口腔外科専門医を持つ歯科医師が行います。この点は非常にこだわっていますので、今後歯科医師が増える場合にも口腔外科専門医の資格を持つ歯科医師に来ていただく予定です。また、堀之内先生にも非常勤で診療していただきます。堀之内先生には、親知らずの抜歯以外にサイナスリフトというインプラント治療前の骨造成もお願いしています。

では、院長が診療において心がけていることを教えていただけますか。

歯科治療が好きな人はあまりいないと思うんです。その中で私たちがメインで行う親知らずの抜歯は、痛いし、腫れるし、大変な思いをする手術だというイメージが刷り込まれていると思います。患者さんは強い不安を抱えて来られていると思いますので、そんなお気持ちを少しでも払拭できるように心がけています。あとは当然、できる限り痛くないよう努めます。親知らずの抜歯は「痛い」というイメージが先行していると思いますので、痛みにも細心の注意を払います。特に「痛み」と「不安」への配慮は心がけていることですね。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

碇竜也院長 【2026年11月開院予定】天神北おやしらず 歯科口腔外科3

地域に重点を置く歯科ではなく、親知らずの抜歯に特化した歯科なので、さまざまなエリアの方が来院されるかと思います。そのため、立地もアクセスしやすい場所を選びました。当院のような歯科は九州ではまだ珍しいと思いますが、高いニーズがあると思いますし、何よりもそれだけの技術と経験値を持ち合わせていると自負しています。大学病院や総合病院と同レベルの治療を追求した歯科、しかも親知らずの抜歯や口腔外科処置に特化しているというのは患者さんにとって非常にメリットが多いと思いますので、気になる方や親知らずの抜歯を長年躊躇されている方は、ぜひいらしてください。