坂森 琳伽 さん、四方 一弥 院長、桑山 智早 さんの独自取材記事
Halulu渋谷歯科
(渋谷区/渋谷駅)
最終更新日:2026/09/16
渋谷の公園通り沿いに立つビル4階に「Halulu渋谷歯科」は、美しく健康的な歯を守り育てていく歯科医療をコンセプトに2026年に開業した。「痛くなってから行く場所ではなく、ご自身の歯や口元のケアのために通う場所、というように歯科医院の概念を変えていきたいです」と、熱く語るのは坂森琳伽さん。坂森さんは歯科衛生士という仕事柄、予防の重要性を熟知している。その思いに共感する四方一弥(しほう・かずや)院長と開業し、一人ひとりのニーズに合った歯科医療を実践している。同院では、医科との連携も重視し、看護師がスタッフとして在籍しているのも特徴。予防歯科への思いについて坂森さん、四方院長、看護師の桑山智早さんに聞いた。
(取材日2026年8月25日)
歯を大切に守り育てる新しいコンセプトの歯科医院
院名にはどんな意味が込められているのですか?

【坂森さん】院名をスタッフみんなで考えた際、「は」から始まる覚えやすい3文字の名前がいいねという話になりました。そこで候補に挙がったのが、「平和」や「安らぎ」を意味するハワイの言葉「lulu」です。当院は歯を削ったり抜いたりするのではなく、歯を大切に守り育てる歯科医療を提供していきたい、お一人お一人の心と体に平和をもたらす場所でありたい、という願いも込め、「歯」と「lulu」を組み合わせた「Halulu」という名前に決まりました。ロゴマークも、「歯を育てる」という当院のコンセプトが伝わるよう、親しくしているデザイナーの方に制作していただきました。
コンセプトについて教えてください。
【坂森さん】歯は一度削ったり抜いたりすると、元の状態に戻すことはできません。だからこそ当院では、歯が悪くなってから治療を受ける場所ではなく、悪くなる前から大切な歯を守り育てるために通っていただく歯科医院をめざしています。実は、私自身、過去に歯列矯正で失敗して、とてもつらい思いをしたことがあります。私は歯科衛生士で歯科医療の知識があったため、自身が受けた矯正に違和感を覚えることができました。その後、ご縁があって別の先生と出会い、改めて矯正治療を受けることができたのは本当に幸運だったと思います。ただ、もし専門知識のない患者さんであれば、気づかないまま悩みを抱え続けてしまうこともあるかもしれません。そうした経験から、歯のトラブルで悩む方を少しでも減らしたい、そして正しい歯科知識をお伝えしながら歯を守るための場をつくりたいと思うようになりました。
四方院長は坂森さんの考えを聞いてどのように思われましたか?

【四方院長】開業前、私は訪問診療を行っており、施設に行ってご高齢の方々を診ていました。そこで、若い頃に保険診療で治療を受けた歯が、何十年も経ってからトラブルを起こし、困っている方が想像以上に多いことを知りました。「もっと早い段階から予防に取り組めていれば」「将来を見据えたケアができていれば」と感じることが多く、予防の大切さを実感してきました。そんな中、坂森さんから予防を診療の中心に置きたいというお話を聞いた時、歯科医療の新しい可能性につながるかもしれないと感じ、ぜひチャレンジしてみたいと思いました。
桑山さんは看護師であると伺いました。
【桑山さん】はい。私は以前NICU(新生児集中治療室)で働いていたので、歯科医療についてはほとんど知らない状態でした。ところが当院で働き始めて、子どものお口の健康は赤ちゃんの時から、さらには妊娠中から考えていくことが大切だと知ったのです。そして、その時期の取り組みが大人になってからの健康にもつながることを学びました。こうした大切な考え方を、妊娠期や乳児期のお子さんを持つご家族に広く伝えていきたいと思っています。
怖い思いをせず心からリラックスできる場所に
歯を育てることの重要性を教えてください。

【四方院長】歯は、一度失ったり削ったりすると自然には元に戻らないため、ご自身の歯を長く守っていくためには、日頃からの予防や適切なケアが重要です。自身の歯に対する意識や知識の高さの度合いを示す言葉に「デンタルIQ」がありますが、日本ではまだ予防歯科への理解をさらに深めていく余地があると感じています。より多くの方に予防の大切さを知っていただき、デンタルIQを高めていただきたいですね。
【坂森さん】これまで多くの方のお口の中を拝見してきましたが、ご自身の歯の大切さを改めて感じるのは、不自由を感じたり歯を失ったりした後という方も少なくありません。歯は、食べ物をしっかり噛むだけでなく、飲み込む機能にも深く関わっています。特にご高齢の方では、噛む力や飲み込む力の低下が誤嚥や肺炎のリスクにつながることもあります。こうしたさまざまな問題を防ぐためにも、予防はとても重要です。
患者さんと接する時はどんなことを大切にしていますか?
【坂森さん】何よりも大切にしているのは、患者さんファーストの診療です。少しでも痛みや不安を感じずに治療を受けていただけるよう、さまざまな工夫を行っています。理想を言えば、治療中に思わず眠ってしまうくらいリラックスしていただきたいですね。私自身も治療に怖さを感じますし、これまでにつらい経験をしたこともあります。ただ、歯科医院に対する不安や恐怖を和らげる方法はたくさんあります。歯科医院は怖い場所ではなく、口元をきれいにできる場所、ご自身のケアをするための場所だと思ってもらえたらうれしいです。
四方院長と桑山さんはいかがですか?

【四方院長】患者さんは、本当に信頼できる相手だからこそ、不安や悩みを率直に話してくださるのだと思います。今は、歯科医師が一方的に治療を進める時代ではなく、良い歯科医療を提供するためには信頼してもらえることが大切です。また、専門家として正しい情報をお伝えすることも大切にしています。インターネットなどで多くの情報にふれられる時代だからこそ、患者さんには正しい情報をもとに納得して治療や予防を選択していただきたいと思っています。
【桑山さん】受付業務をすることもあるのですが、受付は歯科医院の第一印象を左右する大切な役割です。患者さんの気持ちが和らぐよう優しくお声がけし、お話しする際には目線の高さを合わせるなど、安心して相談していただける雰囲気づくりを大切にしています。
スタッフ全員同等の立場で患者のために全力を尽くす
お話を伺い、とても良いチームワークだと感じました。

【坂森さん】当院では、スタッフ全員が患者さんのために力を尽くしています。歯科衛生士も誇りを持って主体的に患者さんのために仕事ができる場にしていきたい。私たちの取り組みがこれからの歯科医療の在り方を考える一つのきっかけになればうれしいですね。
【四方院長】坂森さんも桑山さんもコミュニケーション能力が高く、患者さんとすぐ打ち解けています。診療の合間には楽しそうな笑い声が聞こえてくることも多く、その自然なやりとりが患者さんとの信頼関係づくりにもつながっていると感じています。
【坂森さん】桑山さんは、歯科医療従事者と患者さんをつなぐ大切な存在です。専門用語を患者さんにもわかりやすく伝えてくれますし、患者さんが歯科医師には話しづらいことをくみ取ってくれることもあります。また、私と院長で意見が異なる時には、中立的な立場から率直な意見を伝えてくれるので、とても頼りにしています。
今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。
【四方院長】これからも「歯医者は怖い」というイメージの払拭に向けてエステサロンのような心地良さと質の高い歯科医療の提供に努めてまいります。また必要に応じて地域の医療機関とも連携しながら、患者さんをサポートしていきたいと考えています。
【桑山さん】小さなお子さんを持つご家族に予防の大切さを広くお伝えするとともに、看護師が歯科医院でもやりがいを持って働けることを発信していきたいです。
坂森さんもお願いします。

【坂森さん】私は本当に歯が大好きで、どんな話をしていても最後は歯の話になってしまうほどです。自身の経験からも、歯や口元が人生に大きな影響を与えることを実感してきました。当院は「歯を守り育てる場所をつくりたい」という思いに共感してくださった多くの方々と築き上げた歯科医院です。予防を中心に据えた当院独自の取り組みによって、従来の常識を覆すような革新を歯科業界にもたらしたいと考えています。ぜひ、これからの未来を担う若い方々やお子さんたちにも来ていただきたいです。お口に関するお悩みや気になることがあれば、気軽にご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは口腔内の精密検査/3万8500円~、ホワイトニング/8800円~、エアフローによるクリーニング/5500円~、歯周病治療/33万円~、顎関節症治療/3万3000円~、小児の口腔ケア/1650円~、妊娠期の口腔ケア/5500円~ ※症例により異なりますので、詳しくはクリニックへお問い合わせください
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

