全国のドクター14,510人の想いを取材
クリニック・病院 156,272件の情報を掲載(2026年11月01日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!※

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 杉並区
  4. 阿佐ケ谷駅
  5. 平手こどもクリニック阿佐ヶ谷
  6. 平手 佑典 院長

平手 佑典 院長の独自取材記事

平手こどもクリニック阿佐ヶ谷

(杉並区/阿佐ケ谷駅)

最終更新日:2026/10/02

平手佑典院長 平手こどもクリニック阿佐ヶ谷 main

子育て世帯の多い阿佐谷の住宅街に、2026年8月「平手こどもクリニック阿佐ヶ谷」が開院した。院長の平手佑典先生は、三次救急病院でNICUを含む幅広い小児医療の経験を積んだ日本小児科学会小児科専門医だ。小児科・小児皮膚科・アレルギー科・小児泌尿器科を診療し、スギ花粉やダニに対する舌下免疫療法や夜尿症といった専門の外来にも力を入れている。パステル調の優しい色合いでまとめた院内には動物の院内サインが子どもの目線に貼られ、広い待合室はベビーカーのまま移動できるゆとりがある。「何でも気軽に相談してください」と穏やかに語る平手院長は、診療時間外にもメッセージアプリで保護者の不安に応え、身近で頼れるかかりつけ医をめざす。取材では、開業の思いや診療の特徴を聞いた。

(取材日2026年9月9日)

一般小児医療の他、夜尿症やアレルギーを専門的に診療

まず、先生が小児科の道に進まれたきっかけについて教えてください。

平手佑典院長 平手こどもクリニック阿佐ヶ谷1

もともと人の命を救いたいという思いがあり、医師をめざしました。臨床研修でさまざまな科を回るうちに、医療を通じて「子どもの未来」を支えたいと考え、小児科を選んだのです。単に病気を治療するだけでなく、成長の過程を一番近くで見守り・支える存在でありたいと思っています。小児科の専門的な技術や知識の多くは、愛知県の安城更生病院の3年間で培われたもので、NICUや三次救急も担う大きな病院で小さな赤ちゃんからお子さんまで、さまざまな年齢・症状の子どもたちを幅広く診てきました。小児科医としての土台を築けた場所であり、あの3年間の経験は現在の診療にも生きています。

開業を決意された理由と、阿佐ヶ谷を選ばれた理由を教えてください。

総合病院から地域クリニックに移った時、ご家族との距離の近さや、一人のお子さんを継続して診ていけることに魅力を感じました。一人ひとりのお子さんと長く向き合い、責任を持って診療を続けていきたいという思いから、開業を決意しました。阿佐ヶ谷は研修医時代に医師としてスタートした場所で、当時は周辺に住んでいたこともあり、運命的な縁を感じました。子育て世帯が多く周辺に小児科が少なかったことも、決め手の一つです。2026年8月に開業し、小児科・小児皮膚科・アレルギー科・小児泌尿器科を診療し、夜尿症や頭のかたちを専門に診る外来も開設しています。

クリニックの雰囲気や設備面でこだわった点を教えてください。

平手佑典院長 平手こどもクリニック阿佐ヶ谷2

院内はパステル系の優しい色合いでまとめ、診察室の扉にはお子さんの目線に合わせて動物の院内サインを貼っています。また、扉の上部に診察室の番号を表示することで、親御さんにもわかりやすいよう工夫しました。感染対策では予防接種エリアと一般診療エリアを空間で分けており、発熱症状のあるお子さんは個室でお待ちいただくことが可能です。待合室は広めに設計し、双子用のベビーカーでもそのまま入れますし、エレベーター完備でバリアフリーにも配慮しました。超音波エコーや血液検査、感染症の迅速検査にも対応しています。ウェブでの時間帯予約制を導入し、待ち時間の軽減を図っています。1階に薬局があるので薬の受け取りもスムーズですし、保護者の方の体調不良なども診られる範囲で対応可能なので、ぜひご相談ください。

アレルギーの舌下免疫療法と夜尿症の薬物療法に対応

舌下免疫療法について詳しくお聞かせください。

平手佑典院長 平手こどもクリニック阿佐ヶ谷3

当院では、スギ花粉とダニのアレルギーに対する舌下免疫療法を行っています。ご相談は多く、春先にひどく目がかゆくなる、薬だけでは症状が抑えきれない、ダニやハウスダストで慢性的に鼻炎のあるといったお子さんが対象です。まず血液検査でアレルギーの数値を確認し、1週間後に結果をお伝えします。基準を満たしていれば院内で初回の投与を行い、以降は月1回程度の通院になります。副作用は口の中の違和感など軽いものがほとんどで、初回は院内で行いますから何かあれば速やかな対応が可能です。治療期間は3〜5年ですが、効果は数ヵ月で出始めることが期待できるでしょう。

夜尿症に悩むお子さんやご家族からの相談も多いのでしょうか。

多いですね。基本的に、5歳以上で夜のおねしょが続く場合を夜尿症としています。高学年になるとお子さん自身が恥ずかしく感じてしまうので、小学校に上がる前にご相談いただくのが良いと思います。当院では、まず薬物療法から提案しています。夜間の尿量を抑える薬を使うことで、改善が期待できるお子さんは多いですよ。一方、アラームを用いたトレーニングにも対応しており、これはおねしょの際に音で起こす方法ですが、夜尿のあるお子さんは簡単に起きないことが多く、ご家族の負担も大きいため、必要に応じて併用する形にしています。生活面では夕食から就寝まで3時間ほど空けるようお伝えしていて、それだけで改善が期待できるケースもあります。受診自体が改善のきっかけになることもあるので、まずは気軽にご相談いただきたいですね。

こうした専門的な外来を設けた背景には、どのようなお考えがありますか。

平手佑典院長 平手こどもクリニック阿佐ヶ谷4

夜尿症やアレルギーは、どの小児科医でも診られますが、親御さんからすると「どこに相談すればいいかわからない」ということが少なくありません。専門的な外来として打ち出すことで、迷わず相談できるようにしたいと考えています。地域クリニックの役割は、お子さんの経過を細かく見守り、軽症のうちから長く支えていくこと、そして必要なときには適切なタイミングで大きな病院にしっかりつなぐことだと思っています。小児皮膚科の診療でも同じ考えで、カルテに写真を残して変化を追い、漫然と同じ処方を続けるのではなく、早めにフォローして次の一手を考えるようにしています。

病気だけでなく育児の悩みも、気軽に相談できる存在に

日々の診療で大切にされていることをお聞かせください。

平手佑典院長 平手こどもクリニック阿佐ヶ谷5

診療の最後に、親御さんに「何かご質問はありますか」「聞き忘れたことはないですか」と必ずお声がけするようにしています。聞きたいことを聞けなかった、ということがないようにしたいのです。また、心配なお子さんには次の受診の目安をこちらから提案し、しっかりフォローしていくことを大切にしています。かかりつけ医登録をいただいた方には、メッセージアプリでの相談も受けつけています。例えば、夜にお子さんの皮膚症状が気になったとき、写真を送ってもらい、ご自宅の薬で対処できるかお伝えしたり、翌日の受診をご案内したりしています。私自身が返信しているので、診療時間外でも気になることがあればお気軽にご連絡ください。病気のことに限らず、育児の悩みも含めて何でも相談していただけるスタンスを大切にしています。

お子さんや親御さんと接する際に意識されていることは?

お子さんには、飾らず自然体で向き合っています。一方、親御さんにはお話をしっかり聞いた上で、こちらからもわかりやすくお伝えすることを意識しています。最近は、「この薬を処方してほしい」「あの治療法を試したい」と、インターネットなどの情報をもとにご相談いただく機会が増えています。しかし、医学的に適切でない選択であることもあります。治療法へのこだわりや不安な気持ちにしっかりと耳を傾けながらも、専門家の目線から客観的なリスクや効果を丁寧にお伝えします。その上で、「お子さんにとって何が適切か」を親御さんと一緒に考えていくバランスを、常に大切にしています。スタッフにも「一人ひとり丁寧に」「臨機応変に対応してください」と伝えていて、どなたにも分け隔てなく接するやわらかい雰囲気を大切にしています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

平手佑典院長 平手こどもクリニック阿佐ヶ谷6

「身近で信頼できる存在」が、当院のテーマです。「この先生に診てもらえば、うちの子のことをわかってくれている」「ここに来れば安心だ」と感じていただけるクリニックをめざしています。お子さん一人ひとりの経過をしっかりと追い、必要なフォローを続けていくことを大切にしています。かかりつけ医として、風邪などの日常的な症状はもちろん、アレルギーや夜尿症、皮膚のことなど、感染症以外のお悩みにも幅広く対応できることが強みです。子どもの心に関する研鑽も積んでいますので、お子さん自身が何か悩みを抱えたとき、直接相談に来ていただくこともできます。お子さんのことで少しでも気になることがあれば、どうぞ気軽にご相談ください。いつでも温かくお迎えしています。