宮田 龍臣 院長の独自取材記事
クリニックプラス自由が丘
(世田谷区/自由が丘駅)
最終更新日:2026/08/12
2026年8月、東急東横線・東急大井町線自由が丘駅南口徒歩1分のビル4階に開院した「クリニックプラス自由が丘」。院内はオフホワイトで統一されシンプルな中にも温かみが感じられる設計だ。内科、皮膚科、小児科、アレルギー科、呼吸器内科をはじめ多岐にわたり診療し、地域住民のプライマリケアに対応する。皮膚科を専門とする宮田龍臣院長は、長年東京女子医科大学病院皮膚科でじんましんと乾癬の外来を担当。これまでの経験を生かし、アトピー性皮膚炎、ニキビ、イボなどの皮膚疾患まで丁寧に診療する。穏やかで優しい笑顔が印象的な宮田院長に、クリニックの特徴や診療方針、今後の展望について聞いた。
(取材日2026年7月31日/情報更新日2026年8月1日)
もっと患者を診たい。地域医療への思い
医師を志したきっかけと、こちらの院長に就任されるまでの経緯を教えてください。

進学校に通っていたこともあり、周囲には医学部をめざす友人が多く、その影響で自然と医療の道を意識するようになりました。家族に医師はいませんでしたが、科学の進歩や新しい治療法の開発によって日々発展する医学の世界に魅力を感じ、神戸大学医学部へ進学しました。卒業後は東京大学医学部附属病院で初期研修を受け、皮膚の状態を目で確認でき、治療の成果も実感しやすいことに惹かれて皮膚科を選びました。東京女子医科大学皮膚科学教室に入局後は、じんましんや乾癬の専門の外来なども担当しました。その後は大学病院で外来医長や医局長を務めましたが、管理業務の比重が大きくなる中で、「もっと患者さんと向き合いたい」という思いが強くなりました。そこで転職を決意し、ご縁があってクリニックプラスに入職。クリニックプラス下北沢での勤務を経て、2026年8月の開院に合わせて院長に就任することになりました。
宮田院長がお感じになる、こちらのクリニックの強みは?
クリニックプラスの「医療をもっと身近に」という理念に共感したのですが、入職前にお話を伺った時に、地域医療に真摯に取り組み、しっかりと支えているクリニックだという印象を受けました。私自身、患者さんをしっかり診療したいという思いがあったので、とても共感したんです。また、駅から近くて通いやすい立地ですし、SNSから予約ができたり、来院前にウェブ問診を済ませられたり、自動精算機でキャッシュレス決済ができたりと患者さんの負担を減らす仕組みが整っています。平日の夜間や土日・祝日も診療しているので、忙しい方でも受診しやすいですよね。こうした利便性と診療体制の両方が整っているからこそ、多くの方に安心して受診していただけるクリニックだと感じています。
診療体制について教えてください。

当院は基本的に私を含め2、3人の医師で診療を行います。私は皮膚科を担当し、湿疹やアトピー性皮膚炎、ニキビ、じんましんといった一般的な皮膚疾患をはじめ幅広い症状を診ていきます。一方、内科は常勤医師を中心に、非常勤の先生にも入っていただきながら診療します。発熱の外来やアレルギー疾患をはじめ、風邪や生活習慣病、睡眠時無呼吸症候群、頭痛など、さまざまな症状にも対応します。複数の医師が勤務しているので、必要に応じてすぐに相談できるのも当院の強みですね。患者さんの情報は電子カルテで共有しますし、日頃から直接顔を合わせて情報交換もしますので、診療科をまたいでもスムーズに連携できる体制になっています。
幅広い年齢層の皮膚の悩みに応える
先生は、大学病院でじんましん、乾癬の専門の外来を担当されてきたのですね。

じんましんの外来を担当するようになったのは、当時の教授がじんましんを専門にされていたことがきっかけです。そのご縁で専門の外来に携わるようになり、その後は乾癬の外来を担当していた先生から引き継ぐ形で、乾癬の診療にも携わりました。また、大学病院では膠原病に伴う皮膚症状の患者さんを診る機会もあり、皮膚の症状だけを見るのではなく、その背景にある全身の病気にも目を向けながら診療する経験を積むことができました。じんましんは、原因が特定できないケースも少なくありません。急性じんましんは比較的短期間で治ることが多い一方、慢性じんましんは症状が長引くことがあります。そのため、原因を探ることも大切ですが、それ以上に薬で症状をしっかりコントロールすることをめざし、日常生活を快適に送れるようサポートしていくことが重要だと考えています。
最近増えている皮膚疾患はありますか?
最近は帯状疱疹の患者さんが以前より増えている印象があります。多いのは50代、60代の方ですが、30代や40代で発症される方も珍しくありません。帯状疱疹は、皮膚に発疹が出る前に、背中や脇腹などにピリピリとした痛みが出ることがあります。「筋肉痛かな」と思っていたら、後から発疹が出て帯状疱疹だったというケースも。帯状疱疹はウイルスによる病気で、水ぶくれができるのが特徴です。そのため、水ぶくれの部分を使ってウイルスがいるかどうかを調べるための検査キットがあり、当院では必要に応じてその検査を行います。検査は、水ぶくれの部分を綿棒で軽くこすって採取するだけで、インフルエンザの迅速検査と同じようなイメージですね。結果も10分ほどでわかりますので、その場で診断して治療につなげられます。
皮膚科では、アトピー性皮膚炎の診療もされるのですね。

はい。最近では、デュピルマブ製剤に代表されるような生物学的製剤という注射の治療もあり、以前に比べて治療の選択肢はかなり広がっています。すべての患者さんに必要というわけではありませんが、症状が強い方や、これまでの治療で十分な効果が期待できなかった方には、新しい治療の選択肢としてご提案させていただきます。また、私自身、聖母病院でも1年間ほど研鑽を積んできました。聖母病院は周産期医療に力を入れていて、乳幼児や小児の患者さんも多くいらっしゃいました。その経験から、お子さんの皮膚疾患を含め幅広い年代の患者さんを診る力を身につけることができたと感じています。赤ちゃんからご高齢の方まで、それぞれの年代に合わせた皮膚の悩みに対応していきたいと考えています。
安心して通えて気軽に相談できるクリニックをめざす
診療の際に心がけていることを教えてください。

患者さんは、何か心配な症状があってクリニックに来られますので、まずはお話をしっかり聞くことを大切にしています。その上で、病名や今どういう状態なのかがわからないと、不安に感じる方も多いと思います。診断や病態についてできるだけわかりやすく説明し、ご納得いただいた上で治療を始めるようにしていきたいと思っています。アトピー性皮膚炎や慢性じんましんのように、長く付き合っていく必要がある病気では、患者さんと治療の目標を共有することが大切だと考えています。症状をどのような状態まで改善したいのか、日常生活で何に困っているのかは患者さんによって異なります。定期的に状態を確認しながら、一緒に目標に向かって治療を続けていくことを心がけていきます。
診療以外の時間はどのようにお過ごしですか?
休日は映画を観ることが多いですね。話題になっている作品を観に行ったりしています。また、洋服を見るのも好きで、着こなしや組み合わせを考えたり、お店を見て回ったりする時間も楽しんでいます。
今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

駅から近い立地なので、お仕事帰りの方や学生さんにも、空いた時間に気軽に受診していただけると思います。また、住宅街にあることから、若い方からご高齢の方まで、幅広い年代の患者さんに来ていただけるクリニックにしていきたいですね。皮膚の症状は、市販薬で様子を見ている方も多いと思いますが、なかなか良くならない場合や、原因がわからず不安な場合は、ぜひ一度皮膚科に相談していただきたいと思っています。当院は内科と皮膚科の二診制で診療を行っており、幅広い症状に対応できることも特徴です。発熱などの症状がある患者さんにも安心して受診していただけるよう、動線を分けるなど感染対策にも力を入れています。「安心して通える」「気軽に相談できる」と感じていただけるような、地域に根差したクリニックをめざしていきたいですね。

