福島 和美 院長、福島 雅啓 先生の独自取材記事
ふくwel歯科
(宇都宮市/宇都宮駅)
最終更新日:2026/10/28
2026年4月にオープンした「ふくwel歯科」は、穏やかな雰囲気が印象的な福島和美院長と福島雅啓(ふくしま・まさひろ)先生夫妻が診療している歯科医院だ。内装はすっきりとしたデザインで、癒やしのグリーンをアクセントに使い、小さな子どもから高齢者まで誰にとっても居心地の良い空間になるよう気を配ったという。「地域の人々がいつまでもおいしく食事を取れて、幸せな人生が送れるよう、一人ひとりのライフスタイルに寄り添う診療を心がけています」と、語る2人に、院名の由来や生涯にわたる口腔ケアなどについて話を聞いた。
(取材日2026年9月29日)
生まれる前から看取りの頃まで一生伴走したい
開業から半年がたちましたね。

【和美院長】おかげさまで患者さんも来てくださっていて、順調な船出となりました。患者さんは近隣の方々が多く、ファミリー層を中心に小さなお子さんから高齢の方まで多くの方が来てくださっています。「0歳から100歳までライフスタイルに寄り添った診療を」という目標を掲げていますが、まさにそのとおりに進めそうで感謝しています。クチコミで患者さんの輪が広がっており、それもとてもうれしいですね。当院は私と雅啓先生の他には歯科衛生士さんがいます。歯科衛生士の皆さんはとても技術力が高く、皆さんプライドをもって働いているので、患者さんのお口の管理をしっかりお任せできています。
日々の診療で大切にされていることはありますか?
【和美院長】患者さんは皆さん、歯科が大好きというわけではないと思うんですよ。どちらかというと行きたくない、でも行かないといけないから行く、という場所ではないでしょうか。ですから、なるべくその緊張感や不安感を取り除いて差し上げたいと思っています。歯科とは関係ない世間話やお互いの話をしたりして、コミュニケーションを大切にしたいと思っています。診療スペースでもそうですし、そのまま受付まで話しながらお見送りして、「じゃあまたね」なんていう感じにしたいですね。私も絶賛子育て中ですから、親御さんと「こういうこともあるよね」などと愚痴を言いあったり。そういうふうにしていたら、いつの間にか雅啓先生がスピードアップして院内のバランスを取ってくれたりしています。
院長と雅啓先生の役割分担はあるのですか?

【雅啓先生】私が入れ歯や抜歯、訪問診療、院長が一般歯科と小児歯科、審美歯科などを主に担当しています。当院の患者さんは、せっかくだからお口の中の悪いところを全部治して、より良いお口の環境を整えたいという方が多く、私と院長が得意分野を生かしながら治療にあたっています。また、頼りになる歯科衛生士もいて予防までの一貫体制が整っていますので、治療がひと段落したら患者さんは予防とメンテナンスに移行できます。もちろん適時必要な時は私たちが治療をさせていただきます。このような感じで患者さんと一生を通してのお付き合いしたいと思っています。「0歳から100歳まで」と掲げていますが、マタニティー歯科もさせていただいているので、実際には生まれる前からお看取りの頃まで、患者さんの一生に伴走していきたいというのが私たちのテーマです。
口の健康を通じて地域に「福」を届けたい
「ふくwel」という院名の由来を教えてください。

【和美院長】「ふくwel歯科」という名前には、お口の健康を通じて患者さんに「福」を届けたいという願いと、Welfare(福祉)・Well(健康な)・Welcome(歓迎)の思いを込め、地域の皆さんがハッピーな人生を送れるようにという願いも重ねています。ロゴのふくろうは「福」に通じる縁起の良いモチーフで、幸せをそっと運んでくれる存在として採用しました。デザインは友人のご主人が案を出してくださったものなんです。院内の雰囲気は温かみを大切に、木目を基調に緑をアクセントとして取り入れました。0歳から100歳まで幅広い年代の方が訪れるため、子ども向けにポップすぎず、かといって落ち着きすぎない、誰もが心地よく過ごせる爽やかな空間づくりを心がけています。地域の皆さんが健やかに暮らせるよう、予防にも力を入れながら、気軽に立ち寄れる温かい歯科医院をめざしています。
訪問診療も積極的に行われています。
【雅啓先生】現在はご自宅に伺っているのが10件ほど、施設は2件を訪問しています。栃木県で訪問診療をメインにしている先生からも訪問歯科に取り組んでいる歯科医院は「まだまだ足りていない」と聞き、需要は今後さらに高まると感じています。また、ご家族やスタッフの方に治療内容や改善の様子を共有することが安心につながると考えているため、施設でも在宅でも、できるだけ治療の様子を見てもらうようにしています。閉じた空間で治療が完結してしまうことは避けたいと思っているんです。
お子さんへの対応もお得意と伺いました。

【和美院長】これまで歯科医院で怖い思いをして恐怖感が募ってしまったお子さんも大歓迎です。私か雅啓先生のどちらがお子さんの性格や様子に合うか、相談しながら対応しています。私は「先生」として構えるより、近所のおばちゃんのように「元気?」と声をかけるスタイルで、身構えさせないことを大切にしています。警戒心が和らぐことでお口も見せてもらいやすくなり、治療へのハードルもぐっと下がります。受診のタイミングは、歯が生えたらすぐが理想ですが、1歳からでも問題ありません。本来はマタニティー期から関わり、お母さんとの信頼関係を築いた上で、生まれたお子さんも継続して診ることが理想です。早い段階から寄り添うことで、親子ともに安心して通える小児歯科の土台ができると考えています。
「0歳から100歳まで」生涯の口腔ケア
生涯にわたりお口のケアをすることの重要性を教えてください。

【和美院長】生涯にわたりお口のケアを続けることは、食べる喜びや生活の質を維持するために大切だと思います。実際、訪問診療をしていると、多くの高齢の方が最期に「おいしいものが食べたい」とおっしゃるんです。そのためには、自分の歯を長く残すことが重要です。ただ、自分だけのケアには限界がありますので、定期的にプロのケアを受けることが、高齢になっても自分の歯で過ごすためのコツだと考えています。歯周病や虫歯も、小さいうちに治せば最小限の治療で済みますから、自分の歯を守り、お口の健康を保つことにつながります。また、お口の中が汚れていると気持ちが悪いものですよね。お口の中を気持ちよく保つことは、毎日の快適さにつながる大切なことだと思います。当院では、患者さんが一生おいしいものを食べられるよう、お口の健康づくりに伴走していきたいと考えています。
矯正歯科もスタートされると伺いました。
【雅啓先生】2026年11月から専門の先生をお迎えして本格的に始めます。お口の健康への意識が高まり、矯正に関心を持つ方は増えています。開業医が矯正を扱うケースもありますが、私たちは専門性を重視し、経験豊富な先生に診てもらう体制を選びました。矯正のメリットは、見た目のコンプレックス解消が図れるだけでなく、噛み合わせの改善によって痛みやトラブルのリスク現象も見込めることです。小児期は骨がやわらかく歯が動きやすいため、スペースを確保できれば抜歯を避けられる場合もあります。大人の場合も、以前の職場で60代の方が「長年の悩みが解消される」と喜ばれていましたし、歯並びを矯正することで痛みの原因を取り除ける可能性もあります。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

【和美院長】大学卒業後は大学病院で障害者歯科の経験を重ね、その後開業医のもとで幅広い診療を学びました。雅啓先生も大学病院で歯科麻酔を専門に、障害のある方や高齢の方の全身管理を含めた治療を経験し、茨城の歯科医院では分院長として研鑽を積んできました。患者さんの人生に長く寄り添い、最後まで見届けられる歯科医療をしたいという思いから、開業を決意しました。ありがたいことに以前の職場の患者さんも多く来院してくださっています。今後はインプラント治療にも取り組み、より幅広い歯科医療を提供したいと考えています。電動麻酔器を導入し、痛みの少ない治療にもこだわっています。当院に通うことで、「一生おいしく食事ができた」と言っていただけるよう努めていきますので、お口のことで気になることがありましたらお気軽にお越しください。
自由診療費用の目安
自由診療とはオフィスホワイトニング/3万円~
ホームホワイトニング/3万円~

