結城 北斗 院長の独自取材記事
仙台若林整形外科クリニック
(仙台市若林区/長町一丁目駅)
最終更新日:2026/08/10
住宅街や商業施設が穏やかに広がる仙台市若林区、広瀬川のそばにある2026年開業の「仙台若林整形外科クリニック」。約180坪の広大な敷地には開放的なリハビリテーション室が設けられ、木目があしらわれた院内は医療機関であることを忘れるほど温かい。院長の結城北斗先生は、山形大学卒業後約15年にわたり東北各地の地域中核病院で外傷治療から人工関節置換術まで幅広く手がけてきた日本整形外科学会整形外科専門医。数多くの症例に携わる中で「手術は最後の手段」と痛感し、保存療法とリハビリを軸に据えたクリニックの開業を決意したという。取材中も穏やかな笑顔を絶やさず、相手の話にじっくり耳を傾ける姿が印象的だった結城院長に、診療への思いや今後の展望について聞いた。
(取材日2026年7月28日)
「手術は最後の手段」。その信念を形に
整形外科の道に進まれたきっかけを教えてください。

学生時代に野球をしていまして、二度ほど骨折をしたことがあるんです。その時治療してくれたのが、整形外科の医師だった父でした。丁寧に治療してもらった経験から、自分も同じようにけがで困っている人を助けたいと思ったのが、医師を志した最初のきっかけです。山形大学を卒業してからは約15年にわたり、宮城・福島・山形の地域中核病院に勤めてきました。骨折などの外傷の手術を中心に、変形性関節症に対する人工関節の手術など慢性的な疾患の治療に至るまで、整形外科の幅広い領域を経験しています。日本整形外科学会整形外科専門医と日本リウマチ学会リウマチ専門医の資格も取得し、その知見を当院の診療に生かしています。
開業を決意されたのは、どのような思いがあったのでしょうか。
勤務医時代「もう手術しかない」と言われて大きな病院に送られてくる患者さんを数多く診てきました。ただ実際にお話を聞いて診てみると、まだ使える機能が十分に生かせていなかったり、筋肉がうまく回復していなかったりする方が多くいらっしゃいました。そうした方の機能の維持をしっかり支えることで、少しでも長くご自身の足腰で歩き続けていただきたいと何度も強く感じてきました。手術は本当に最後の手段なんだと実感し、その前にできることをしっかり提供したいという思いが強くなっていきました。父が開業医だったこともあり、保存療法を中心とした治療を自分のクリニックで行いたいと考え、開業を決意しました。
広々とした院内が印象的です。施設づくりのこだわりを教えてください。

リハビリを充実させたいという思いが強くありました。患者さんの機能の回復を図ることで関節も長く保たれることも望めますので、リハビリのスペースはしっかり確保しています。そうした中でこの広い物件に巡り合い、約180坪の敷地に開放的なリハビリ室を設けることができました。内装には医療機関らしさを感じさせない木目をあしらい、気持ちの良い空間で過ごしていただけるよう工夫しています。診察室は3つ設けて効率良く診療できる配置を選び、治療機器も充実させました。駐車場は250台分ありますので、お車での通院も安心です。
膝・足腰の専門治療と、触って確かめる診療
院長が特に力を入れている診療分野について教えてください。

私が特に力を入れているのは、膝や足腰といった下肢の治療です。診療ではリハビリスタッフと緊密に連携しながら、お薬だけに頼るのではなく患者さんご自身の体の機能をしっかり維持・回復させていくことを大切にしています。併せて注力しているのが骨粗しょう症の治療です。当院ではデキサ方式の骨密度測定装置を導入しました。骨折すると要介護のリスクが非常に高くなる腰椎、つまり腰の骨と、大腿骨、太ももの付け根の骨の2ヵ所の骨密度を、ごくわずかなエックス線量で精密に測定することができます。骨密度の状態をきちんと把握することが適切な治療の第一歩になりますので、気になる方はお気軽にご相談いただければと思います。
スポーツをされている方の治療についても教えてください。
スポーツをされている方の多くは、大会までに治したい、この日までに復帰したいという明確なゴールがあります。そこに向けてリハビリスタッフと連携しながら、100%、もしくは100%以上の力を出せるようなサポートをしていきたいと考えます。私自身、学生時代に野球部に所属しながら骨折した経験がありますので、競技に戻りたいという思いには強く共感しているんです。最近では学生のスポーツ選手も少しずつ来てくれるようになり、スポーツリハビリの強化にも力を入れていきたいと思っています。また、交通事故によるけがについても、連携している整骨院や弁護士と協力しながら対応できる体制を整えていますので、お困りの際にはご相談ください。
患者さんと向き合う際に、大切にされていることを教えてください。

まず大切にしているのは、しっかり患者さんのお話を聞くことです。その上で、精密な検査に加えて触診を大切にしています。画像だけでは得られない情報がやはりありますので、痛いところを丁寧に触り、関節を動かしてみることで痛みの原因を探り当てていきます。検査では超音波検査も取り入れ、エックス線検査で「骨には異常がない」と言われた方でも、筋肉や靱帯、神経の異常をリアルタイムで確認することができます。動かしながら診られるのが超音波検査の大きな利点で、体への負担も少ない検査です。そして説明の際はかみ砕いた言葉でお伝えし、患者さんにご納得していただけるよう心がけています。
温かなチームで支える、元気に帰れるクリニック
リハビリの体制やスタッフの皆さまについても教えてください。

当院には理学療法士、作業療法士が在籍し、専門性に基づいたリハビリを提供しています。スタッフはそれぞれ異なる経験を重ねており、得意分野を生かしながら不得意な部分はお互いに補い合うことで、どんな疾患にも対応できる力を持っているのが一番の特徴だと思います。全員ゼロからの募集で集まってくれたメンバーですが、和気あいあいとやってくれていて、元気で明るいスタッフがそろったなとほっとしています。
今後クリニックとして取り組んでいきたいことはありますか。
手術に頼らず、筋肉の使い方や関節の使い方をお伝えすることで、患者さんに「自分で治す力」を身につけていただくことに力を入れていきたいと考えています。そうした取り組みを通じて患者さんに喜んでいただけると、本当にうれしく感じられるでしょう。こうした領域をさらに広げていくためにも、今後はMRIの導入を予定しています。院内でMRI検査ができるようになれば、より精密な治療につながります。リハビリのスタッフもさらに充実させて、より手厚いリハビリを提供したいです。地域の皆さんに信頼していただけるクリニックにしていくこと、それが一番の目標です。
最後に、読者へメッセージをお願いします。

体のどの部分のことでも、遠慮なくご相談いただきたいと思います。何か気になることがあれば、まずは気軽に頼っていただけたらうれしいです。当院では知見を生かした丁寧な診察と、理学療法士や作業療法士をはじめとする専門スタッフによるきめ細かなリハビリの両面で、患者さんの回復をしっかりお手伝いいたします。クリニックは広瀬川のそば、商業施設に隣接した穏やかな環境にあり、小学校や住宅街が広がる落ち着いた地域にあります。駐車場も広くご用意していますので、お車での通院も安心です。スタッフ一同で元気にお迎えしますので、元気になって帰っていただきたい。それが私たちの大きな願いです。

