頼田 友里 院長の独自取材記事
ゆうみ皮ふ科クリニック
(大竹市/大竹駅)
最終更新日:2026/09/04
JR山陽本線・大竹駅から徒歩約7分、住宅街にある「ゆうみ皮ふ科クリニック」。2026年6月に開業した同院は、一般皮膚科、小児皮膚科、美容皮膚科を掲げ、乳児から高齢者まで幅広い世代の皮膚の悩みに対応している。院長を務める頼田友里先生は、急性期病院や総合病院などで経験を積み、皮膚科の少ない地域でその経験を生かしたい思いから開業。自身も子を持つ母親として保護者の気持ちにも寄り添いながら、一人ひとりの患者と丁寧に向き合う診療を大切にしている。「皮膚のことなら何でも気軽に相談してほしい」という頼田院長に、開業への思いや診療へのこだわり、今後の展望について話を聞いた。
(取材日2026年7月7日)
地域に根ざした皮膚のかかりつけ医をめざして開業
先生が医師を志したきっかけと、これまでのご経歴を教えてください。

私自身が子どもの頃からアトピー性皮膚炎に悩んでいたことが、皮膚科の医師をめざしたきっかけです。家族にも皮膚の病気を抱えている者が多く、自然と興味を持つようになりました。大学での学びを通じて、その頃には同じような症状で悩む方の力になりたいという思いが一層固まっていました。卒業後は大学病院や総合病院で経験を積み、急性期病院では熱傷や外傷、重症の皮膚疾患など幅広い症例を経験しました。また、部長として診療や手術の方針を自ら判断する立場も経験し、責任ある診療の大切さも学びました。その後は以前から興味のあったレーザー治療についても専門的に学び、これまで培ってきた経験の一つ一つが、現在の診療につながっていると感じています。
どのような経緯で開業を決めたのでしょう。
実は、もともと開業を積極的に考えていたわけではありませんでした。勤務医として診療を続けることにやりがいを感じていましたし、さまざまな病院で経験を積む毎日が充実していました。ただ、以前から家族を通じて「大竹には皮膚科が少なく、困っている方が多い」という話は聞いていました。そのような中、父と兄が経営する糸谷整形外科と隣接するデイサービスが閉鎖することになり、この場所で診療してほしいという話をいただきました。「地域で必要とされているのであれば、自分の経験を生かして力になりたい」という思いが強くなり、開業を決意しました。これまで培ってきた知識や技術を地域医療に還元し、赤ちゃんからご高齢の方まで、皮膚に関するお悩みに幅広く対応できる地域のかかりつけ医をめざしていきたいと考えています。
現在、どのようなお悩みで来院される方が多いですか?

開業前は地域柄、高齢の患者さんが中心になるのではないかと考えていましたが、実際には幅広い年代の方にお越しいただいています。乳児湿疹やアトピー性皮膚炎、お子さんや学生さんのニキビなど、小児の皮膚トラブルのご相談も想像以上に多いですね。一方、ご高齢の方では湿疹やかゆみ、床ずれ、爪のトラブル、できものなど実にさまざまなお悩みがあります。また、美容皮膚科に関心を持って受診される方も多く、しみなどのご相談もいただいています。当院では一般皮膚科、小児皮膚科、美容皮膚科の診療を行っていますので、年齢や症状を問わず、皮膚に関することなら何でも気軽に相談していただける存在になれたらうれしいです。
子を持つ母親として親子に寄り添う診療を実践
クリニックの特徴や強みについて教えてください。

日常的な皮膚トラブルから美容のお悩みまで、一つのクリニックで幅広く対応できることが当院の特徴です。この地域は皮膚科が少ないので「まずはここに相談してみよう」と思っていただける存在でありたいと考えています。湿疹やアトピー性皮膚炎、ニキビといった皮膚疾患をはじめ、レーザーを用いたしみのケアやスキンケアのご相談にも対応できる設備を整えました。地域の皆さんが遠方まで足を運ばなくても済むよう、できるだけ幅広い診療に対応したいと考えています。また、当院は糸谷整形外科と隣接しており、皮膚科と整形外科が連携しながら診療を行えます。駐車場も共用で40台以上を完備しているため、お車でもお越しいただけます。デリケートな部位の症状や、お子さんの診察でも安心してご相談ください。当院で対応が難しい場合は、連携する総合病院へご紹介するなど、患者さんにとって適切な医療につながるよう心がけています。
患者さんと接する時に大切にしていることを教えてください。
患者さんのお話にしっかり耳を傾けることを大切にしています。同じ症状でも、生活環境や普段使っているお薬、治療に対する考え方はそれぞれ異なりますので、まずは一人ひとりの背景をきちんと知ることが大切だと思っています。また、皮膚の病気は治療が長期間に及ぶことも少なくありません。そのため「どのくらいで改善が期待できるのか」「今後どのように治療を進めていくのか」といった見通しも、できるだけお伝えするようにしています。例えば、ステロイドに抵抗を感じるという場合は、一方的に治療を進めるのではなく、ご希望をお聞きしながら治療方針を一緒に考えていくようにしています。治療の選択肢や必要性についても丁寧に説明し、納得いただいた上で治療を受けていただけるよう心がけています。
お子さんや保護者の方と接する際に意識されていることはありますか?

お子さんの治療では、保護者の方にも安心していただけるよう、わかりやすく丁寧に説明することを心がけています。乳児湿疹やアトピー性皮膚炎では、ご自宅でのスキンケアや塗り薬の使い方が治療を続ける上でとても大切になりますので、薬の塗り方やスキンケアの方法もできるだけ具体的にお伝えしています。私自身も子育てを経験していますので、保護者の方が抱える不安や負担にも寄り添いながら診療を進めたいと思っています。また、女性医師だから相談しやすいと来院される方も多く、お子さんはもちろん、保護者の方にも安心して通っていただけるクリニックでありたいですね。
通いやすく、治療を続けやすい環境づくりに注力
待ち時間を少しでも減らすための工夫もされているとお伺いしました。

患者さんに少しでも快適に受診していただけるよう、当院では時間予約優先制を導入しています。インターネットから24時間予約できる他、お電話での予約にも対応しています。また、クレジットカード決済も取り入れ、お会計を含めた待ち時間の短縮にも努めています。ただ、予約制にした一番の理由は、待ち時間を減らすことだけではありません。患者さんのお話をしっかり伺い、病状や治療方針について丁寧にご説明する時間を確保したいと考えたからです。待合室が混み合うと、どうしても診療する側も時間を気にしてしまいますが、予約制によって落ち着いて診察できる環境があれば、一人ひとりとしっかり向き合うことができます。患者さんに安心して受診していただける環境づくりも、診療の一環だと考えています。
皮膚の症状は、やはり早めに相談・受診することが大切なのでしょうか?
皮膚の病気の中には、帯状疱疹のように早めの治療が重要なものもありますので、症状が気になったらできるだけ早く受診していただきたいですね。一方で、最初の診察のタイミングでは、その病気特有の症状がはっきりせず、数日経って典型的な症状が出そろうことで、何の病気か・原因が何だったのかが診断できることもあります。なかなか症状の改善が見込めないときは我慢せず、もう一度受診していただくことも大切ですし、必要に応じて別の医師に相談することも、適切な治療につながる選択肢の一つだと思っています。
今後の展望や目標についてお聞かせください。

これまで急性期病院から総合病院まで、さまざまな医療機関で経験を積み、一般皮膚科だけでなく、小児皮膚科や美容皮膚科についても学んできました。その経験を生かし、幅広い年齢層の患者さんに寄り添うクリニックでありたいと思っています。皮膚科の治療は、単に病気を治すことをめざすことではなく、同じトラブルを繰り返さない状態をめざすことがゴールです。そのため、定期的な通院が必要になることも少なくありません。だからこそ、患者さんと同じ目標を持ちながら、一緒にいい状態をめざしていける存在でありたいですね。困ったときだけ受診する場所ではなく、長く安心して通っていただける地域のかかりつけ医をめざしていきたいと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とはしみのレーザー/3300円~(サイズによる)、別途初診料/2600円、再診料/800円

