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田島 祐 院長の独自取材記事

あおぞらクリニック

(杉並区/阿佐ケ谷駅)

最終更新日:2026/08/10

田島祐院長 あおぞらクリニック main

JR中央線阿佐ケ谷駅から高架下を歩いて3分。雨の日でも濡れずに通える好立地に、2026年7月「あおぞらクリニック」が開業した。院長の田島祐先生は、かつては早稲田大学でIT分野を志していたが、人に直接貢献できる仕事に就きたいという思いから医学部を再受験し富山大学へ進んだ経歴の持ち主。放射線科で約15年にわたりがん治療や画像診断に携わり、全身を幅広く診てきた経験を地域の内科診療に生かしたいと開業を決意した。「何科を受診すればいいか迷ったとき、最初に頼れる場所でありたい」と穏やかに語る田島院長に、クリニック名に込めた想いや診療への思いを聞いた。

(取材日2026年7月21日)

「人を助ける仕事がしたい」とIT分野から医師の道へ

まずは、先生が医師を志されたきっかけをお聞かせください。

田島祐院長 あおぞらクリニック1

もともとは早稲田大学に在籍し、当時はインターネット関連の分野に興味を持っていました。ただ、大学で学ぶうちに「人に直接貢献できる仕事に就きたい」という思いが次第に強くなっていったのです。母と兄が医療関係の仕事をしていたことも、その気持ちを後押ししたのだと思います。医療は、人と直接向き合いながら力になれる仕事です。人に貢献する人生を送ることが自分にとって一番充実した生き方ではないかと考え、改めて自分の人生を見つめ直し、医学部を再受験して富山大学へ進学しました。あのとき勇気を出して一歩踏み出したことが、今こうして地域の方々の診療に携わる日々につながっているのだと感じています。

医学部卒業後はどのようなキャリアを歩んでこられたのでしょうか。

富山大学を卒業後、東京医科大学で初期研修を受け、がん治療に携わりたいという思いから放射線科に入局しました。最初の約5年間は放射線治療の部門でがんの治療に従事し、その後は画像診断の分野へ移りました。放射線の画像を通じて全身のさまざまな疾患を読み解く仕事で、特定の臓器に限らず体全体を幅広く診る力が養われたと感じています。大学病院にはおよそ15年在籍しましたが、次第に「患者さんを自分の目で直接診たい」という思いが強くなり、今から2年前に大学を離れる決断をしました。開業に向けた準備期間として美容皮膚科をはじめさまざまな医療現場を回って研鑽を積み、全身を広く診てきた経験を生かせる内科クリニックとして開業に至りました。

開業の地に阿佐ヶ谷を選ばれた理由を教えてください。

田島祐院長 あおぞらクリニック2

高円寺と阿佐ヶ谷の間のエリアに10年以上住んでおり、私にとってはまさに地元です。子どもたちがまだ小さいこともあり、家庭とのバランスを大切にしながら地元の方々を診ていきたいと考え、阿佐ヶ谷での開業を決めました。JR中央線阿佐ケ谷駅から高架下を歩いて3分ほどの場所にあり、高架下に位置しているため、雨の日でも濡れずに来院していただける点も気に入っています。クリニック名の「あおぞら」には、来院された方に青空のように晴れやかな気持ちで帰っていただきたいという願いを込めました。お悩みや不安を少しでも軽くするお手伝いができればという思いを、この名前に込めています。

「何科に行けばいいか」その迷いごと受け止める

開業されてから、どのような患者さんが来院されていますか。

田島祐院長 あおぞらクリニック3

発熱や喉の痛みといった急性期の症状でいらっしゃる方と、健康診断で血圧や脂質の異常を指摘されたという方が多いですね。それ以外にも、いろいろな医療機関で調べてきたけれど原因がわからないという不調を抱え、ホームページの「何でも相談してください」という言葉を見て来てくださった方もいます。口唇ヘルペスや腰痛で「診てもらえますか」と来られる方もいらっしゃいます。原因を一緒に探り、必要があれば整形外科などの専門科におつなぎすることもできます。花粉症やじんましんなど比較的身近な症状にも対応していますので、医療の入り口として気軽に利用していただければと思います。

院内のこだわりや特徴についても教えてください。

院内はコンパクトですが、将来的な診療ニーズの変化に対応できるよう保険診療と自費診療それぞれの待合スペースを分けて設けています。自費診療用の処置室も用意しており、開業前に美容皮膚科で学んだ知識を生かして、内科のクリニックでも手軽に受けられる美容皮膚科の診療も取り入れていく予定です。「美容クリニックに行くのは少しハードルが高い」と感じる方にも利用していただけたらうれしいですね。一方で、内科としての機能も大切にしており、処置室と準備室を十分に確保するなど、保険診療にもきちんと対応できる体制を整えています。

診療で大切にされていることを教えてください。

田島祐院長 あおぞらクリニック4

患者さんが本質的に何を求めていらっしゃるかを取りこぼさないことです。同じ症状であっても、しっかり検査をしてほしいという方もいれば、早くお薬をもらって症状を改善したいという方もいらっしゃいます。そのため、「検査をしてみますか?」「まずは治療を優先しますか?」といった形で、ご希望を直接伺うようにしています。十分にお話をお聞きすることで、患者さん自身も思いを伝えやすくなるからです。また、放射線科でがんの画像診断に携わってきた経験を生かし、普段の診療でも「さらに詳しい検査が必要ではないか」という見極めには常にアンテナを張っています。日常診療と専門的な医療をつなぐ架け橋となれるよう、日々研鑽を重ねていきたいと考えています。

気軽に頼れる存在として、地域に長く寄り添いたい

医師としてのやりがいを感じるのは、どのような瞬間ですか。

田島祐院長 あおぞらクリニック5

放射線科にいた頃は、自分の画像診断による指摘が臨床の先生の視点を補い、次の治療方針に結びつく瞬間にやりがいを感じていました。いわば縁の下の力持ちのような役割で、私の分析が患者さんのためになっていると実感できることが大きな励みでした。クリニックで診療に携わるようになったこの数年は、患者さんと直接向き合う機会が増えましたので、満足してお帰りいただけたり、感謝の言葉をいただけたりしたら、一番の原動力になります。忙しい毎日ですが、家族で旅行に出かけたり、子どもと一緒に遊んだりする時間が何よりのリフレッシュです。好きな音楽を聴くひとときも大切な息抜きになっていて、そうした時間があるからこそ前向きな気持ちで診療に向き合えていると感じます。

今後の展望についてお聞かせください。

目標は「細く長く」です。地域の皆さんに信頼され、長く通い続けていただけることが自分にとっての成功だと思っています。当院には若手からベテランまで幅広い世代のスタッフが在籍しており、全員が対等な立場で助け合いながらクリニックを支えてくれています。開業時にはベテランスタッフに多くを教わり、若いスタッフもそこから多くを学んでくれました。こうした仲間たちの支えがあるからこそ、地域に根差した診療を長く続けていける土台が少しずつ整ってきたと感じています。これからもスタッフと力を合わせて、地域の皆さんに寄り添う医療を一歩一歩積み重ねていきたいですね。

最後に、地域の皆さんへメッセージをお願いします。

田島祐院長 あおぞらクリニック6

私自身もこの阿佐ヶ谷・高円寺エリアに暮らしていますので、同じ地域に住む一人として、ご近所の皆さんのお役に立ちたいという気持ちで日々診療にあたっています。当院は、普通のクリニックよりもさらに気軽に立ち寄れる場所でありたいと考えています。パン屋さんに立ち寄るような感覚で「今日ちょっと寄ってみようかな」と思ってもらえたらうれしいですね。何科に相談すればいいかわからないとき、ちょっとした体の不調が気になるとき、最初の相談先として気軽に頼っていただければと考えています。皆さんの不安や悩みを少しでも軽くするお手伝いができれば、それが私たちにとって何よりの喜びです。青空のように晴れやかな気持ちで帰っていただける場所でありたい、その思いを胸にこれからも地域の皆さんに寄り添ってまいります。