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酒井 隆慈 院長の独自取材記事

緑園都市耳鼻咽喉科 酒井医院

(横浜市泉区/緑園都市駅)

最終更新日:2020/04/01

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ファミリー層も多い相鉄いずみ野線沿線の緑園都市駅。その目の前ある「緑園都市耳鼻咽喉科 酒井医院」は1989年開業。エリアの開発当時から地域住民の健康を見守り続けてきたのが、院長の酒井隆慈(たかじ)先生だ。当時はマンションも2~3棟で、人口密度も低かった時代。クリニックも少なく、地域住民に頼られていたことは想像に難くない。実際開業から30年近くを経た現在でも多くの患者が来院し、その信頼の高さがうかがえる。ユーモアを交えながらも「心がけているのは、患者さんを治す治療をすること」と言い切るその語り口から、医療にかける熱い思いが伝わってくる。常に新しい情報や技術を取り入れようと、現在でも毎週のように勉強会に参加しているという酒井院長に、たっぷりと話を聞いた。
(取材日2017年11月9日)

地域住民のかかりつけとして、一般内科まで幅広く対応

開業は1989年、やはり長く通っている患者さんが多いのでしょうね。

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長年通っている方も多いですけど、新しい患者さんも多いですよ。特に土曜の午後は新患の方が多いですね。土曜の午後に診察しているクリニックが少ないせいでしょう。近隣に住んでいる方ばかりでなく、小田急線沿線や相模原市、秦野市から来院される方もいます。患者さんの年齢層も幅広いです。午前中はご高齢者、午後はお子さんや学生さん、夕方以降はお勤めの方と、時間帯によって患者さんの層は違いますがね。院名に耳鼻咽喉科とありますので初診の方は耳鼻咽喉科に関連した症候で来院されますが、その症状は耳鼻咽喉科の病気だけに起因しているものではありません。ですから呼吸器内科、循環器内科、アレルギー科、小児科など、内科全般を診ています。

地域に根差したかかりつけ医のような存在なのですね。

いわゆるホームドクターですね。当院はあくまで一次医療機関です。患者さんが最初に利用する窓口ですから、間口が広くないといけません。1人の患者さんが抱えている、さまざまな症状や病気にも必要に応じて対応していく必要がありますから。私は勤務医時代に救命救急センターにもいたので、その経験を生かし、患者さんの要望に応えられるように広げていっただけです。開業当時は資金もあまりなかったので、エックス線や耳鼻咽喉科に必要な医療機器しかそろえることはができませんでしたが、心電図、超音波など内科系の検査機器などを徐々に導入し、現在に至っています。

そもそも先生は、なぜ医師になろうと思われたのでしょうか。

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両親が医師なので、家庭環境が大きいですね。もともと私は漫画家になりたかったのだけれど成長するに従って、いずれは家を継ごうと東邦大学の医学部に進学し、まず母校の大学病院の産婦人科に入局しました。その後、大学病院の救命救急センターに配属されたのです。医学部に進学した頃から両親にずっと言われていたのは、研究者になるか患者を診るか、きちんと決めておけということでした。そして診療を続けるなら、救命救急医療を経験しておけと。もともとは家を継ぐつもりで医学部に進んだ私は、開業志向でしたから救命救急センターに行けと言われたときはチャンスだと思いましたね。自分が預かった1人の患者さんのすべてを診なければならなかったこの経験が、現在の私の基礎になっています。

最良の医療を提供するために、日々の努力を惜しまない

日々の診察ではどのようなことを心がけていますか?

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「治す治療」です。そのためには日々勉強、日々鍛錬。ですから日曜は毎週勉強会です。治療のための情報や技術を、学会や勉強会に行って見つけてくるのが趣味なんです。勉強していないと不安になってしまう(笑)。でも、患者さんが一番困るのは、治らないことなんですよ。だから長期間通院したり病院を変えたりする。治れば通院は必要なくなりますよね。だからできるだけ通院しなくて済むようにしたい。それが私の診療方針です。例えば当院にも「花粉症がひどいんです」とか「アレルギー性鼻炎が治らなくて」と来院する患者さんがいますが、診察すると風邪だったり副鼻腔炎だったりする。花粉症やアレルギー性鼻炎の治療をしても治らないはずです。最近は鼻炎の症状があると何でもアレルギーと決めつけてしまう傾向がありますが、いかがなものかと思いますね。少なくとも当院では、アレルギー性鼻炎の患者さんは減っていると感じます。

力を入れている治療は何でしょう。

全部です。そのために毎週勉強会に行って、いろいろな勉強をして知識を取り入れています。誰かが良いと言ったからとか、どこかでやっているからではなくて、自分で勉強して、自分で確かめて、それを患者さんに提供する。他力本願ではなく、自力本願。それが私の生き方です。ですから、私自身が良いと思った治療法はいち早く導入するようにしています。睡眠時無呼吸症候群の治療として現在ではメジャーになっているCPAP(シーパップ)療法も、私が始めた頃は導入している診療所は少なかった。神奈川県でも早いほうだったと思いますよ。

患者さんのために新しい治療を熟知して、積極的に取り入れたいとお考えなのですね。

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治療だけではなく、システムもです。当院では数年前から、パソコンや携帯電話を利用した予約システムを導入しています。患者さんを待たせたくないのは山々ですが、やはり一人ひとりをきちんと診察、治療するには、ある程度の時間が必要ですし、前もって時間を決めて診察することは難しい。けれど待っていただくのは待合室でなくても、家で家事をしながらでもいい。あと2~3人で診療できるというタイミングで来ていただけばいいわけです。こういったシステムは、私が信頼を置いている医療スタッフが担当しています。こればかりは自力本願とはいえないかもしれませんね(笑)。

信頼できるのは、誰にも理解できる言葉で話すドクター

お忙しい毎日だと思いますが、ご自身の健康管理はどのようにされていますか?

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乗馬をしています……とはいっても、乗馬マシンですが(笑)。ぽっこりおなかを直すために、テレビを観るときにはこのマシンに乗っています。本当は定期的に運動をするのが一番なんでしょうが、毎日朝9時前から、遅いときには夜9時過ぎまでここにいるから時間もない。実はもともとあまり運動が好きではないということもありますし。だから家でもできる手軽な乗馬マシンで、運動不足を解消しています。以前はゴルフもしていたけれど、なかなか時間がとれなくて、今は月に1回くらい行ければいいほうでしょうか。

先生はクリニック選びのポイントはどこにあるとお考えですか?

世の中に信頼できるドクターは大勢いますが、すべてのドクターが期待に応えてくれるわけではありません。経験の違いや相性などさまざまな理由があるでしょうが、不快な経験をして医療に不信感を抱かないためにも、患者さん自身がその医師が信頼できるかを見分ける力を身に付けなくてはなりません。

見分ける力とはなかなか難しそうです。最後にクリニック選びに悩むユーザーへメッセージをお願いします。

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私がお勧めしたいのは、あなたが不安に思っていることや、疑問に思っていることを質問してみること。そこで専門用語を乱発し、一般の人には理解できないような答えや説明をするようであれば要注意です。一方、たとえ難しい病気や症状でも、素人にわかるように理解できる言葉で説明してくれるドクターは本当に患者さんのことを考え、病気を治そうとしてくれる人間です。患者さんに信頼されて「お任せします」と言ってもらえるのが医師として一番うれしいことですから、そのために努力しているドクターを選んでほしいですね。

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