石川 崇典 院長、石川 郁美 副院長の独自取材記事
ココイロ矯正歯科・おとなこども歯科
(観音寺市/本山駅)
最終更新日:2026/09/30
2026年2月、観音寺市に開院した「ココイロ矯正歯科・おとなこども歯科」は、歯列矯正に加え乳幼児から高齢者まで幅広く歯科診療を手がけるクリニックだ。誰もが安心して通える環境をめざし、院内はバリアフリー設計で感染症対策も徹底。カラフルでやわらかい色合いをふんだんに使い、患者の心が和むような工夫が随所に感じられる。院長を務める石川崇典先生は2つの大学病院で矯正に携わってきたエキスパートながら、穏やかな人柄で患者に寄り添う。明るい笑顔で迎えてくれる妻の石川郁美先生は一般歯科と小児歯科を担当し、自身の出産・子育ての経験を生かした丁寧な診療をモットーとする。それぞれの強みを生かした診療を行う2人に、クリニックの特徴などをじっくりと聞いた。
(取材日2026年9月3日)
専門性の高い診療を身近な場で受けられる環境づくり
こちらのクリニックは幅広い診療に対応しているそうですね。

【崇典院長】私は長崎大学を卒業後、一貫して歯列矯正の研鑽を積んできました。岡山大学病院と鹿児島大学病院で勤務し、難症例を経験できたことは自分の糧になっていると感じます。岡山大学大学院では矯正に関する研究にも取り組んできました。こうした経験を生かし、地元の観音寺市で、歯科医療に貢献したいと考えています。
【郁美副院長】院長と同じく長崎大学を卒業し、岡山大学での研修を経て岡山県と香川県のクリニックに勤務しました。むし歯や歯周病の治療、抜歯、入れ歯まで、多様な歯のトラブルや悩み事に向き合ってきました。患者さんが生涯にわたって健康な歯を維持するためのお手伝いをしたいという思いで、当院では一般歯科と小児歯科の診療を担当しています。
お二人が歯科医師をめざしたきっかけについても教えてください。
【崇典院長】医療の仕事は「自分の努力が患者さんの幸せにつながる」と感じたのがきっかけですね。細かい作業が好きだったこともあり、歯学部に進学しました。矯正に興味を持ったのは大学4年生の時。他の治療に比べて大きな変化が期待できる点に魅力を感じました。2つの大学病院で、矯正に携わるための専門性を磨くことができたと思っています。
【郁美副院長】かつて私が自分の歯並びにコンプレックスを持っていたことで、歯に関する悩みを抱える方の力になりたいと思ったんです。院長は一点を突き詰めていくタイプですが、私はオールマイティーに経験したい性格なので、幅広い領域を扱う一般歯科の分野を選びました。年齢も生活の背景も異なる患者さんと接してきたことで、多角的な考え方をするようになりましたね。
クリニック名の「ココイロ」に込めた思いをお聞かせください。

【崇典院長】人には十人十色の価値観がありますよね。「ここに寄り添いながらともに“健幸”で彩りある暮らしとなるよう努めます」という当院の理念を込めました。「ココイロ」という響きの良さも気に入っています。
【郁美副院長】当院のカラフルなロゴは、いろいろな形の積み木をイメージしています。経験や出会いなど、さまざまな積み重ねがあって人生を作り上げていくように、健康も積み重ねが重要です。院長のポリシーとして、体の「健康」の他に、口腔内の健やかな「健口」、幸福に過ごすための「健幸」という3つがあると考えており、私も深く共感しています。
一人ひとりの体と心に合わせて、多様なニーズに応える
院内の設備面は、どんな点にこだわったのでしょうか?

【崇典院長】患者さんの歯や骨の状態、神経の位置を精密に把握することは、的確な診断のために不可欠な要素です。立体的で高精度な画像を撮影できるよう、当院では先進の歯科用CTを導入しています。採用する機種を決める際は、各メーカーの撮影した画像を実際に確認するなど、吟味を重ねました。
【郁美副院長】院長も私も「患者さんにご自身の歯の状態をしっかり見ていただいた上で治療を進めていきたい」という強い思いがありましたので、それぞれのユニットに大型のモニターを設置しました。言葉での説明に視覚的な情報を補うことで、患者さんの安心と納得につながると考えています。
こちらで行っている矯正について教えてください。
【崇典院長】お子さんの矯正は、歯の生え替わりや顎の成長にも配慮する必要があります。土台をしっかり固めてから家を建てるのと同様に、永久歯がある程度生えそろった段階を見極めて矯正を行うことが重要です。大人の矯正では、骨格や歯を支えている骨の状態によって患者さんに合ったゴールをめざしていくことを大切にしています。矯正の装置は多種多様で、どれを使用するか迷われることもあるかと思います。装置によって得意・不得意な面がありますので、装置ありきではなく、ご自身のお口の現状から装置を決めていくことをお勧めします。実際の診療では、学校や仕事など患者さんの生活の変化にも目を配り、つけ外しが必要な装置については、無理なく続けられているかを丁寧に確認するよう心がけています。
一般歯科、小児歯科の診療についてお伺いします。

【郁美副院長】特にご高齢の方は高血圧や糖尿病などの持病があるケースが少なくありません。飲んでいるお薬が歯の治療に影響を及ぼす可能性もありますから、必要に応じて医科の先生方と連携するようにしています。小児歯科では、通院に慣れないお子さんにも「この歯医者さんは楽しいところだな」と思ってもらえるような工夫を重ねています。無理に押さえて治療することがないように、お子さんの目線に合わせたり一緒に鏡を見たりしながらスモールステップで進めていきます。大人の方でも歯科が苦手な方は多いですから、痛みに配慮した麻酔はもちろん、治療の過程をしっかり説明するようにしています。マタニティー歯科では、私の妊娠・出産の経験を踏まえながら、体の変化のつらさに共感しつつ、プロの視点で歯のケアについてお伝えしていきたいですね。
地域で愛される、居心地の良いクリニックをめざして
お互いの強みについて、どのように感じていらっしゃいますか?

【郁美副院長】院長は1つの分野を突き詰めることのできる信念のある人です。大学病院で経験を重ね、大学院で研究や論文の執筆も行ってきたからこそ、何事にも科学的な根拠を大切にしているのが日頃の診療からも感じられます。それに、責任感の強いところも尊敬しています。
【崇典院長】副院長が幅広い患者さんに対応できるところが、当院にとってプラスになっていると感じます。それぞれ得意なことが違う2人が同じ院内にいることで、互いに相談し合える環境も良いですね。副院長の意見は私にとって新鮮で参考になることが多々あるので、とても頼もしい存在です。
これまでのお話から、家族ぐるみで通えるクリニックにしたいという思いが伝わってきました。
【郁美副院長】私たちは誰もが安心して通える場にすることを目標にしています。当院を開院する際は、これまで勤務してきたクリニックの良い面を積極的に取り入れました。また、過去にお子さんがエックス線室の雰囲気を怖がって苦労した経験から、かわいらしい内装となるよう工夫しました。親御さんから「この子がここに通うのを楽しみにしているんですよ」というお声を聞くと、本当にうれしいですね。
【崇典院長】この地域はお子さんの矯正の相談にいらっしゃる親御さんも多いです。将来を考えて、お口の状態を良好に保ちたいという意識の高さを感じますし、その思いにお応えできればと考えています。大学病院では先天性の疾患がある方など複雑なバックグラウンドの患者さんの矯正にも携わってきましたので、近場で矯正が受けられずに困っている方もぜひご相談ください。
今後、地域にとってどんなクリニックでありたいとお考えでしょうか?

【崇典院長】2人が異なる分野で努力してきたこともあり、幅広い分野を診療できる点は当院の強みです。1つのクリニックで解決できることが増えることによって、患者さんの負担軽減につながると考えています。歯に関する困り事があった時、お一人で悩まず気軽に相談していただけるような、長く愛されるクリニックでありたいと思っています。
【郁美副院長】当院のコンセプトは和やかで心地良いクリニックですので、患者さんから「ここなら安心して通院できるな」と感じていただけることが理想です。歯を失ってしまった時に、リカバリーするための方法はあるのですが、やはり天然歯に勝るものはありません。歯を治療するだけでなく、患者さんの大切な歯を守る役割も果たしていきたいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とは歯列矯正/小児:39万6000円~(検査料、診断料含む)、成人:82万600円~(検査料、診断料含む)

