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金村 栄秀 院長、金村 和枝 副院長の独自取材記事

かねむらクリニック

(横浜市泉区/中田駅)

最終更新日:2019/08/28

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ブルーライン中田駅から徒歩3分ほど。内科、胃腸科、ペインクリニック(麻酔科)、肛門科、外科、に対応する「かねむらクリニック」では、金村栄秀院長と金村和枝副院長の2名で診療にあたる。院長は消化器を中心とする診療が得意で、副院長はペインクリニック(痛みの治療)を得意としている。一般内科については院長、副院長が並行して診療するために待ち時間の短縮化が望めるだけでなく、お互いの所感を共有し続けるため、患者は長期的に2人の「かかりつけ医」を持った状態になれて、より心強い安心感を得られるだろう。思いを聞かせてもらった。
(取材日2016年10月22日)

勤務医としての長年の鍛錬を経て、夫婦で開院した

医師になったきっかけをお聞かせください。

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【院長】小さい頃から家族が病気になる状況をよく見ていたので、助けてくれる医者というのはいいな、と思ってです。外科の医師になるのは、当時に流行っていた漫画の格好良さも大きかったように感じます(笑)。
【副院長】私が社会に出る前の時期には、普通に就職する形では、女性は男性と同等には活躍できるとは言い切れない面があると感じていました。可能ならばずっと続けられる専門職を希望したわけです。夫が言った漫画には私も触れていて、医療の中のヒューマニズムに憧れもしましたね。専門として麻酔科を選んだのは、迅速に対応してゆく分野だから躍動感を感じたことと、リスクを考えて患者さんが安全に、かつできるだけ苦痛なく術前から術後までを過ごせるよう陰でささえているその重要性に惹かれてです。

勤務医の時代に、医師としての考え方はどう深まりましたか?

【院長】多くの病院で消化器外科を中心に治療をしていました。手術し、良くなって退院していただくという仕事のドラマチックな面にやりがいを感じていましたね。一方で痛感するようになったのは、手術の概略やなぜ必要かなどということを、患者さんにわかりやすい言葉で伝えることの重要性ですね。医師が過不足ないと思っているだけの説明では、予備知識のない患者さんには理解しきれないところがありますから。
【副院長】ペインクリニックと言われる、痛みの専門外来に従事するなど、麻酔科医として充実した治療に関わらせてもらってきました。かなりの診療科目で麻酔が必要ですから、多くの分野と連携したチーム医療を提供し、広く浅く多くの病気を知ることができたのは、今に生きていると思います。

中田という地で開院されるに至った経緯はどのようなものでしたか?

【院長】40歳ぐらいの頃に開業しました。外科医療に携わることにはやりがいを感じてきましたが、医師として社会的にも分かれ道を迎える中で、開業して同じ場で診療を続けてゆく環境を選んだのです。数年ごとに病院を移るシステムの中で働いており、人間関係をそのつど構築し直し、診療にまつわる体勢を整えねばならなかったので、そろそろ腰を落ち着けたいとも考えていたのです。
【副院長】夫である院長と同じように勤務医を経験してきて、やはり、40歳前後は正念場でした。医局に人が増え、家庭では子育ての負担も大きくなるわけです。私たちには3人の子どもがいて、育児との両立という面からも、開業は良い機会だったのです。また、医師としても患者さん一人ひとりとして向き合って、長く付き合っていく中で、それまで身に着けた知識や技術が役立てられればいいなと思い開業を思い立ちました。

一般内科、内視鏡検査、ペインクリニックを得意とする

この地域での診療の手ごたえはいかがでしたか?

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【院長】高齢の方が多いような印象があり、それも良いと思っていたのですが、若い方も多いですね。クリニック近くの学校の校医もやって地域に密着しているのですが、そのせいか、中学生の来院数が増えてきたり、私たちらしい診療ができていると感じています。一般内科は私も副院長も並行的に診療をしていきますから、医師2人でやや待ち時間が少なめの診療を提供できているという面もあると思っています。
【副院長】長期的に通う患者さんを2人で診ることで、それぞれ異なる視点でより良い治療を考えられるのも長所ですね。患者さんは2人の「かかりつけ医」を同時に持つことになるので、相談しやすいかと思います。また、私たちはお互いに多くの病院で働いてきて大きな病院の特色もよく知っているので、必要な場合には他院を適切に紹介するという医療の交通整理的な面でも、地域の患者さんに貢献したいと考えています。

院長が特に多くなさっている内視鏡検査についてお聞かせください。

【栄秀院長】私はもともと消化器外科として多くの症例を重ねてきましたので、内視鏡検査にしても痛みが少なくなることを心がけています。胃だけでなく、大腸の検査もです。「思ったよりも痛くなかった」と言っていただけるのはありがたいことですね。勤務医時代に手術をさせていただいた患者さんが、「以前にお世話になりました」と通ってくださっているのも、とてもうれしいことです。
【副院長】胃や大腸のがんは、早期発見ができればかなり高い確率で治癒することが可能なので、定期的な検査の必要性をきちんと伝えておきたいですね。

副院長が専門のペインクリニックについてお聞かせください。

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【和枝副院長】近隣に内視鏡検査やペインクリニックを専門にされるクリニックがさほど多くないエリアですので、痛みで苦しんでおられる地域の患者さんたちには貢献できていると思っています。今は痛みに関しての対処法も進んできています。薬も多くの種類がありますし、長く飲み続けられる痛み止めもあるのです。副作用が怖いと思われる患者さんにも、いくつもの選択肢を説明して、より納得の行く痛み止めを選べるようにしています。神経ブロックという治療では、やってみればさほど痛みを感じにくく安全性も高いので「長年の痛みから解放された」なんて声も聞こえてきます。内服療法、リハビリテーション、神経ブロックを患者さんの状態や希望でうまく組み合わせて治療を行っています。痛みをなくすだけでなく、痛みとうまく付き合っていくための相談にも乗っているんですよ。

何でも相談しやすい家庭的な「かかりつけ医」として

子育ての経験があるからこそ、患者にアドバイスをできる点もありそうですね。

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【栄秀院長】実家が近くにあるわけではなかったので、仕事をして大変ながら妻はよくやってくれました。
【和枝副院長】いつまで仕事ができるのだろうと思いながらぎりぎりのところで育児をしていた時期もあります。今、若いお母さんなら、保育園その他の施設の利用において大変な状況に陥っている場合も多いですよね。お子さんを連れての診療の合間に、そうしたキャリアと育児とのなかなか人と共有しづらい悩みについては自然に触れて、応援をしています。私たちがご高齢の患者さんから時には人生の教えをいただいているように、若いご家族には地域医療を通してそんな心情的な面でのサポートもしていけたらいいなと思うのです。

お忙しいと思いますが、息抜きでされていることはありますか?

【栄秀院長】かつてはプレイヤーとしてやっていたサッカーが好きで、今も試合観戦を楽しんでいます。忙しいからスタジアムに観戦に行くことはできなくなってしまいましたが。
【和枝副院長】時間がある時にはコンサートを観にいき、音楽を楽しむことが最も息抜きになっているかもしれません。近頃ではK-POPに夢中です(笑)。アーティストの皆さんは真面目で、しかも歌も踊りも非常にクオリティが高いですから。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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【栄秀院長】やはり、気軽に何でも相談してもらえるクリニックであり続けたいと考えています。厳密に言えば当院の診療科目から外れていたとしても、そもそも、どこにどう相談していいかわからなかった、という地域医療の窓口になれたら、と思うのです。もちろん、信頼関係を築いて長く通っていただけるのなら、それに越したことはありません。一緒に元気で暮らし続けていきましょう、と考えています。
【和枝副院長】話しやすいと言っていただけることはうれしいことなので、やはり、心配事を率直に言っていただけるような医院であり続けたいですね。そして、地域の皆さんのお役に立ち続けるためにも、新しい医療の流れを絶えず吸収し、勉強し続けて、時代とずれていかないようにせねば、と気を引き締めています。

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