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小野 清一郎 院長の独自取材記事

小野歯科医院

(横浜市泉区/踊場駅)

最終更新日:2022/10/31

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重厚なれんが造りの建物が美しい「小野歯科医院」は、横浜市泉区の南西部にある地域密着型のクリニック。自身の手でクリニックの設計も手がけたという小野清一郎院長は、歯科診療を行う傍らで、輸入住宅のデザインやリフォーム、リノベーション設計などを請け負う会社も運営している異色の歯科医師だ。「クライアントの要望を形にするという点では建築も歯科診療も同じ」と語る小野院長は、クリニックでの外来診療に加えて訪問診療、神奈川県歯科医師会の活動にも携わりながら、建築デザイナーとしての顔も持つ、バイタリティーあふれる人物なのだ。こだわりのクリニック設計から診療ポリシー、今後日本の歯科医療がめざすべき道まで、小野院長に熱い思いを語ってもらった。

(取材日2015年11月5日)

建築と歯科、異なるようで共通点も多い2分野で活躍

まるで海外のプチホテルのような、すてきなクリニックですね。

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ありがとうございます。私は歯科医師であると同時に建築デザイナーでもあり、このクリニックの建物も自分自身で設計したものです。典型的なヴィクトリア調のデザインで、ストレスから解放される空間づくりをめざしました。外観もそうですが、ドアを開けて一歩足を踏み入れていただいた瞬間より、心からリラックスしていただけるよう、随所にこだわりがあります。歯科というと独特の音が気になるものですが、当院では診察室と待合室が完全に独立する構造になっています。間に遮音壁を導入して、お待ちいただく時間に診療の音が聞こえない工夫を施しました。日本では、あまり見られない珍しいスタイルかもしれませんが、欧米では、地域密着型のクリニックを中心に、こうした温かみのあるアンティーク調のインテリア空間を採用した医療機関も多いのですよ。

建物の設計も手がけられたのですか?

はい。設計士であった母の影響もあったのか、子どもの頃から建築設計に興味があり、大学に在学している間から実際に設計を手がけるようになりました。九州の大学だったために、初期の施工例は西日本が中心となっていたのですが、現在ではクリニックとは別に会社を運営して、全国の住宅や医療機関などの設計を手がけています。私の設計した建物がドラマや映画のロケ地としてメディアに登場することも多いのですよ。ちょっと珍しい「二足の草鞋」かもしれませんが、実益も兼ねた趣味の感覚で、診療の空き時間や診療後、休診日などのプライベートな時間を使って、楽しみながら設計の仕事を続けています。

歯科診療と設計とは、とてもかけ離れた分野に思えますが?

そう思われるのも当然ですが、意外と通じるところも多くあるのです。建物という形にするか、口腔内に構造体を作りあげるかという点では異なりますが、クライアントの要望を聞き入れてそれを具現化するという大枠では同じこと。どちらの作業でも、施主さまや患者さまとの対話がとても大切であるという面でも共通点があります。また、実際に扱う素材についても共通するところが多く、設計デザイナーとしては素材や接着剤などの知識が深いと、現場の職人さんたちから驚かれることも多いのです。歯科診療でも自身の手で日常的に扱うものと同じだったりするので、その特性などに詳しいのは当たり前なのですが(笑)。

意外と共通点も多い歯科診療と設計、逆に異なる部分は何でしょう?

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「痛みがなくなった」「噛めるようになった」などと喜んでいただくことは、歯科診療において大きな喜びです。設計した建物をお喜びいただくことも大きな喜びですが、歯科診療はより人生や生活に密着した部分で患者さまのニーズに応えることができます。また、口腔内の健康を通して、全身の健康に寄与することができるというのもやりがいを感じます。設計の仕事も楽しいのですが、歯科医師の仕事も意義のある素晴らしい仕事だと感じています。

地域の「ファミリーデンティスト」として診療にあたる

ご専門は小児歯科と伺いました。

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はい。幅広く経験できる小児歯科を専門にしたいと考え、大学院では小児歯科学専攻で博士号を取得しました。大学病院の構造として、他の専門分野ではどうしても内容が狭まりがちですが、小児歯科においては対象が小児であるというだけで、一般診療から審美歯科、口腔外科まで幅広くオールマイティーに技術を身につけることができます。実際に、口が開けられなかったり、治療を拒否される患者さまに対して、また、ご高齢の方に対して、気持ち良く安全に治療を受けていただくためには技術が求められます。そういった時は、「小児診療ができれば大人の診療は大丈夫」と言われるとおり、小児歯科での経験が現在の診療を支えてくれていると感じますね。現在では小さなお子さまから成人、ご高齢の方まで、地域の「ファミリーデンティスト」として幅広い層の患者さまに通っていただいています。

ご高齢の患者さまへの往診もされているのですね?

お体の具合で通院が難しくなった方や、入院中の患者さまの訪問診療を行っています。往診日は設けていないのですが、昼休みなど診療以外の時間を使い、患者さまの依頼があった際にお伺いしています。お年を召した方にとって、「食」は大きな楽しみとなります。「食べたいものを食べたい」という食欲は、人生の最後に残る究極の欲求であると思うのです。価値ある人生を全うしていただくために、生活の質向上のために、高齢者への歯科診療はとても重要と考えています。

患者さまと向き合う際に、一番大切にしていらっしゃることは?

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患者さまの希望を第一に考え、柔軟な対応を心がけています。家を建てる際にも、ドア一つとっても多数の選択肢の中から希望のものを選んで、希望にかなう家を一つ一つ組み立てていきますよね。歯科診療もそれと同じで、地球上に70億の人間がいれば70億とおりの治療があるはずなのです。当院では、できるだけたくさんの選択肢をご用意して、そこからオーダーメイドの治療を組み立てていきたいと考えています。患者さまの希望をじっくりと聞き出して、一つ一つ選択肢を丁寧にご説明しながら提示するというのはとても時間がかかる作業です。しかし、完成すればお付き合いが終了することの多い一期一会の建築設計と異なり、歯科診療では長く患者さまとのお付き合いを継続することができます。時間をかけて信頼関係を築くことで、双方の考え方にも理解が深まり、「あうんの呼吸」で希望に合う形の治療をご提案することができるようになるのです。

予防歯科の潜在ニーズに応える

診療の中で特に重視されていることはありますか?

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やはり予防歯科ですね。予防歯科の考え方として、「管理」が非常に大切になっていきます。「管理」とはメンテナンスのことですが、歯が痛くなったら通うのではなく、痛くない方に定期的に通っていただくことで、悪化する前に対処することができます。高齢になったときのダメージも減るので、長く健康的に過ごすことができるはずです。うれしいことに、予防の認識が浸透してきていて、当院の患者さまは歯の健康への意識が高い方が多いです。ある日の予約表では、「管理」の患者さまでほとんど埋まっていたこともありました(笑)。

今後の診療で取り組んでいきたいと考えていらっしゃることはありますか?

現在の診療スタイルを変えるつもりはありませんが、口腔ケア需要の高まりは強く感じています。この辺りはデンタルクオリティーの高い地域と言えるので、今後は周辺の歯科医療機関との連携も図りながら、さらにこうした地域を広げていきたいです。超高齢社会を迎え、日本の歯科医療は、今後世界の見本となるべき重要な局面にあります。現在のデータがこの先の国際社会に貢献していくと思うのです。健康寿命を延ばすために予防歯科は欠かせないという認識を広げ、埋もれている口腔ケアのニーズにもお応えしていきたいですね。巷では「歯科医師が増えすぎて経営難」などと嘆く歯科医師も多いと聞きますが、予防歯科の考えを定着させるためには、現状でもまだまだ歯科医師は足らない状態。患者との間に確たる人間関係を築き、予防にシフトしながら長く付き合いを続けていける歯科医師こそ求められているのです。

通院を検討している読者の方にメッセージをお願いします。

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地域の「ファミリーデンティスト」として、小さなお子さまからご高齢の方まで、幅広いお悩みにオールマイティーに対応することを心がけています。お口の中のことはなんでもお気軽にご相談ください。年を経るごとに味わいを増すこだわりの空間で、日常を忘れ、ストレスから解放される歯科診療を、ぜひご体験いただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

審美歯科(セラミック治療)/6万円~、ホワイトニング/5000円~、裏側矯正/6万円~、部分矯正/2万円~、歯列矯正/6万円~、床矯正/1万5000円~

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