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益田 尚典 院長の独自取材記事

ますだ眼科

(東大阪市/河内小阪駅)

最終更新日:2026/07/14

益田尚典院長 ますだ眼科 main

近鉄奈良線・河内小阪駅からすぐ、駅前の商業ビル2階にある「ますだ眼科」は、2026年5月に継承開業した眼科クリニックだ。院長の益田尚典先生は、奈良県立医科大学卒業後、関連病院や三重県の眼科で硝子体手術の研鑽を積んだ経験を持つ。現在はその専門性に偏ることなく、ものもらいや結膜炎といった身近な症状から白内障の日帰り手術まで、眼科全般を幅広く診る地域のかかりつけ医をめざしている。「患者さんに優しく」という信条を一貫して掲げ、丁寧な説明と対等な関係性を大切にする診療姿勢が印象的だ。明るくざっくばらんな語り口の中にも、基本を積み重ねる誠実さがにじむ益田院長に、診療への思いやめざすクリニック像について話を聞いた。

(取材日2026年6月19日)

河内小阪で親しまれてきた眼科かかりつけを継承

まずは先生が医師を志されたきっかけを教えてください。

益田尚典院長 ますだ眼科1

両親も兄も医師という環境で育ちました。ただ、医師を志した一番のきっかけは、家庭環境以上に幼い頃の自分自身の体験が大きいですね。子どもの頃から喘息やアレルギーがあり、病院にお世話になることが多かったんです。自分がつらい思いをした分、病気の方を治療する仕事に就きたいという気持ちが自然と芽生えていきました。眼科を選んだのは、研修医としてさまざまな科を回っていた時期のことです。家族には内科に進んだ者が多かったので、少し違う道も探してみようかなと思っていたところ、白内障の手術に出会いました。精密な操作で患者さんの見え方を取り戻していくことをめざすプロセスがとにかく面白くて、迷わず眼科に進もうと決めたのを覚えています。

どのような環境で研鑽を積んでこられたのですか?

奈良県立医科大学を卒業後、そのまま同大学附属病院の臨床研修センターで臨床研修を始めました。その後は関連病院を巡りながら幅広い症例を経験し、科長として1人で診療を切り盛りする時期もありました。大きな転機となったのは、三重県で硝子体手術を専門とされている大澤先生との出会いです。先生のもとで手術の修行を積みましたが、技術面だけでなく何より印象深かったのはそのお人柄でした。多くの手術の現場は緊張感が高く、ついつい語気が強くなる術者も少なくありません。そうした中にあっても大澤先生は穏やかで、スタッフにもいつも笑顔で接しておられたんです。その柔和な姿勢は僕にとって大きな学びとなりました。

こちらで継承開業された経緯をお聞かせください。

益田尚典院長 ますだ眼科2

体力的なことも考えると、そろそろ自分が落ち着いて診療できる場所を持ちたいと考えるようになりまして。拠点を探していたところ、ちょうど河内小阪にあるクリニックの継承のお話を頂いたんです。自宅からの距離が近かったこともあり、2026年5月に継承開業いたしました。幸いなことに、前院長先生のもとで地域のかかりつけ医としてすでに完成されていたクリニックを引き継がせていただきました。内装もそのまま、スタッフも継続していますので、患者さんの中には院長が代わったことに気づかないまま通われている方もいらっしゃるくらいなんですよ。地域の皆さんに自然と受け入れていただいているのは、本当にありがたいことだと感じています。

専門性にこだわらず、幅広い眼科診療で地域を支える

こちらのクリニックではどのような診療が受けられますか?

益田尚典院長 ますだ眼科3

ものもらいや結膜炎といった身近な目のトラブルから、眼鏡の処方、白内障や緑内障、加齢黄斑変性などの眼底疾患まで、眼科全般に幅広く対応しています。来院される患者さんの年齢層も疾患も実にさまざまで、学校健診をきっかけに受診されるお子さんから、ご高齢の方まで本当に幅が広いですね。特定の分野に特化していくよりも、地域の皆さんのいろいろなニーズに幅広くお応えできればいいなという思いで診療しています。検査室を広く取り、視能訓練士も4人おりますので、しっかりとした検査を受けていただけるのが当院の特徴の一つです。診察をテンポ良く進め、待ち時間をなるべく少なくするよう心がけていますので、お忙しい世代の皆さんもぜひご利用ください。

幅広く診療される中で、こだわりのある分野はありますか?

白内障の日帰り手術にはしっかり取り組んでいきたいと考えており、手術用の顕微鏡は継承開業を機に新しいものに入れ替えました。手術で特に意識しているのは、術後の炎症をできるだけ抑え、角膜の負担が少ない手術を行うことです。また最近ではお子さんの近視に関するご相談が増えていて、オルソケラトロジーといった近視の診療にも力を入れています。一方で、以前は硝子体手術にも携わっていましたが、現在そうした専門性の高い治療はその道のエキスパートに任せ、必要に応じて適切にご紹介するようにしています。すぐに大きな病院を受診するよう言われても患者さんも大変ですから、クリニックで対応できることはここで完遂したいですね。

診療において大切にされていることを教えてください。

益田尚典院長 ますだ眼科4

「患者さんに優しく」というのが、僕が診療で一番大切にしていることです。その中心にあるのは、丁寧な説明を欠かさないということですね。当たり前のことではあるんですが、眼科というのは患者さんの数が多く、お一人お一人の診療に時間が割きにくい傾向があります。「パッと診察が終わってしまったが、もっと説明をしてもらいたかった」という経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。当院ではそうならないよう、しっかりお伝えして理解していただいた上でお帰りいただくことを大事にしています。ご高齢で聞こえにくい方には声のトーンを下げたり、話す速度を落としたりといった配慮も心がけています。特別なことではなく、基本的なことをしっかりやる。それが僕のモットーですね。

「かごかき」のように、患者と対等に歩む医療を

患者さんとの関係づくりについてお考えをお聞かせください。

益田尚典院長 ますだ眼科5

医師と患者さんの関係では、どちらかが上になりがちなものですが、やはり対等に話し合えるような間柄でいたいと考えています。奈良県立医科大学時代の恩師から教わった「かごかき」の例えが、今もずっと心に残っているんです。かごかきは、前と後ろにそれぞれ一人ずつ立ち、お互いが力を合わせてかごに乗せたお客さんを運んでいきます。医師と患者さんの関係もそれと同じで、どちらか一方が引っ張るのではなく、お互いが歩み寄って一緒に進んでいくことが大切なのだと教わりました。実際に自分が診療するようになり、その言葉の重みをあらためて感じています。一人で突き進んでもうまくいきませんから、歩み寄りの姿勢をこれからも大切にしていきたいですね。

スタッフの皆さんについても教えてください。

当院には視能訓練士が4人在籍しており、広い検査室で手分けをして検査にあたってくれています。皆さんキビキビと動いてくれますし、飛蚊症や結膜下出血についての説明なども患者さんに丁寧に行ってくれるので、本当に助かっていますね。前の院長先生の時代からきちんと教育が行き届いていたおかげで、スタッフが自発的に考えて動ける体制がすでに整っていました。正直なところ、僕からことさら指導を加えるようなことはほとんどないくらいですね。スタッフ同士の雰囲気もとても良く、風通しのいい職場環境だと感じています。丁寧な説明を通じて患者さんに理解していただくという当院の方針は、こうしたスタッフの力に支えられていますので、日々感謝しています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

益田尚典院長 ますだ眼科6

引き継いだ時点で、地域のかかりつけ医としてしっかり完成していたクリニックですので、そのクオリティーを落とすことなく、より高みをめざしながら治療にあたっていきたいと考えています。この河内小阪という地域のことも、まだまだこれから知っていかねばというふうに思っておりますが、だからこそ一つ一つ、地域に貢献していけるよう取り組んでいくつもりです。目のことで何か気になることや不安を感じることがございましたら、どうぞ気軽にご相談ください。何かに特化するというよりも、目に関するさまざまな症状に幅広く対応できるかかりつけの眼科でありたいと思っています。ちょっとした目の変化でも構いませんので、遠慮なくお声がけいただけたらうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー/初年度 15万円 2年目以降 2万円