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田村 聡一郎 院長の独自取材記事

たむら内科・循環器内科

(大阪市天王寺区/桃谷駅)

最終更新日:2026/07/07

田村聡一郎院長 たむら内科・循環器内科 main

大阪環状線桃谷駅・寺田町駅から徒歩約10分のメディカルビル2階に、2026年6月「たむら内科・循環器内科」が開院した。緑と青を基調としたソファーに木目調の壁紙、随所に配された植物が調和する待合室は、フロア全体を使った開放的な造りで訪れた人をほっと和ませてくれる。院長の田村聡一郎先生は大阪市立大学卒業後、急性期病院で循環器内科の医師として研鑽を積んできたが、医師になった時から一貫してめざしてきたのは、みんなに名前と顔を知ってもらえる「町のお医者さん」だという。中学から20年以上ラグビーを続けてきた爽やかな笑顔と、患者の声に耳を傾ける誠実な姿勢が印象的な田村院長に、開院への想いや診療方針、今後の展望を聞いた。

(取材日2026年6月25日)

循環器の専門性を携え、身近な町のクリニックをめざす

先生が医師をめざされたきっかけや、循環器内科を選ばれた理由を教えてください。

田村聡一郎院長 たむら内科・循環器内科1

家系に医療関係者はおらず、明確なきっかけがあったわけではないのですが、小学校の卒業文集には将来の夢として「医者」と書いていました。最終的に進路を決めたのは大学受験の時です。2011年に大阪市立大学を卒業し、2年間の初期研修を経て循環器内科に入局しました。心臓は難しいと思われがちですが、実は「ポンプの物理学」で非常に理解しやすく、学生時代から惹かれていた分野です。これまで急性期の病院で、救急搬送された方の治療に数多く携わってきましたが、僕が一番うれしいのは退院された方がその後も外来に通い続けてくださること。やりがいという面で、一生続けられる仕事だと感じています。

こちらの地域で開院されるに至った経緯をお聞かせください。

医師になった時から、将来は開業医として地域に根差したいと考えていました。自分の中で医者のイメージは「町のお医者さん」だけで、大きい病院で手術や研究をするという像はなかったんです。皆さんに名前と顔を知ってもらって、風邪をひいたら気軽に来てもらえる、そんな存在を思い描いていました。大阪市立大学出身で土地勘がありましたし、心臓リハビリテーションも視野に入れていたので、広めのスペースが確保できるこの物件にご縁をいただきました。文教地区と下町が隣り合うエリアで、若い世代からご年配の方まで幅広くお住まいです。前の勤務先からわざわざ通いたいと言ってくださる方もいて、そうした声は本当にありがたいですね。

院内の雰囲気づくりで意識された点はありますか?

田村聡一郎院長 たむら内科・循環器内科2

来院された方がほっと落ち着けるような空間をめざしました。クリニックのロゴの色をベースに、緑で安心感、青で爽やかさを表現し、木目調のグレイッシュな壁紙と組み合わせて全体の統一感を出しています。ソファーや随所に配した植物もその色調に合わせて選びました。2階のフロア全体が当院のスペースですので、狭さを感じないよう広々とした造りにこだわっています。エントランスから待合室にかけて開放感がありますので、入った瞬間にほっとしていただけるのではないかと思います。同じメディカルビル内には小児科や婦人科も入っており、1階には調剤薬局もありますので、ご家族での受診やお薬の受け取りもまとめてしやすい環境になっています。

胸の不安から健康管理まで、確かな専門性で応える

どのような相談で来院される方が多いですか?

田村聡一郎院長 たむら内科・循環器内科3

開院以来、動悸のご相談が最も多く、胸の痛みや苦しさ、健康診断で心電図の異常を指摘されたという方もいらっしゃいます。なんとも言えない胸の違和感のようなものでも、気軽にご相談いただきたいです。当院では循環器の検査を一通りできる体制を整えており、心エコーはかなり高性能の物を導入し、臨床検査技師も配置しています。心電図検査や、ABI検査という血管の状態を調べる検査にも対応しています。大きい病院で診るべき状態をクリニックの段階でしっかり拾い上げることが大事だと考えていますので、そのためのツールはそろえたつもりです。長年急性期の病院で救急疾患にも携わってきましたので、重症のサインを見逃さない判断力と、すぐに検査で確認できる体制の両方で安心していただけると思います。

専門的な検査体制を整えながら、かかりつけ医として幅広く対応されていますね。

血圧のご相談も多くいただくのですが、健康診断でずっと引っかかっているのに放置していた方や、ご自身で測ったら高かったという方もいらっしゃいます。血圧が高い状態が続くと血管に常にストレスがかかり、動脈硬化の要因になります。極端に高くなると脳出血や大動脈解離といった命に関わる病気にもつながりますので、早い段階で受診されるほど大きな病気を防ぎやすくなります。当院は循環器に限らず一般内科にも幅広く対応しており、健康診断や予防接種も行っています。予防接種については「病気になる前にならないように対策するのは最強の治療」だと考えていて、肺炎球菌や帯状疱疹のワクチンなども用意しています。発熱の方は受付の時点で動線を分けますので、直接来ていただいても大丈夫です。

診療で大切にされていることを教えてください。

田村聡一郎院長 たむら内科・循環器内科4

とにかくゆっくりお話を聞いて、その方が何を求めていらっしゃるのかをできる限り正確にすくい上げることを大切にしています。何でもかんでも検査や治療をすればいいわけではなく、患者さんの希望をくみ取りながら、医学的に必要な判断とのバランスを考えています。もちろん「これはこうしないといけない」という点はしっかりお伝えします。勤務医時代から外来診療を重視していて、大きい病院だからできること、クリニックでできることを常に考えながら、患者さんがいかに安心して帰れるかを毎回意識してきました。ちょっとした不調でどこに相談していいかわからないという方も、まず来て話していただければと思います。「来て良かったな」と感じてもらえることが一番うれしいですね。

いつでも気軽に頼れる、地域の健康のよりどころとして

通いやすさの面で工夫されていることはありますか?

田村聡一郎院長 たむら内科・循環器内科5

日曜の午前中も、平日と同じ体制で診療を行っています。僕自身ずっと土曜日も仕事でしたので、日曜しか行けないという状況はよくわかります。それに、風邪って休みの日に引きやすい気がしませんか。お子さんも休日に体調を崩すことが多いですよね。そういうときにすぐ診てもらえる場所があったらという思いから、日曜診療を決めました。また、当院は予約がなくてもそのまま来ていただけます。「予約が取れなかったから行けなかった」ということがないようにしたくて、パッと来てもらえる体制にしています。慢性疾患の定期通院にも、お仕事の都合に合わせて日曜をご利用いただけます。

スタッフの体制や、今後の展望について教えてください。

看護師や受付スタッフに加え、臨床検査技師も配置しています。皆さん患者さんに丁寧で優しく接してくれて心強いですね。勉強会はスタッフ全員で参加し、業務の改善点も共有しながら作り上げています。今後は心臓リハビリテーションの導入を見据えています。「退院後も運動を続けて」と言われても適切な強度がわからず、習慣として根づかない方を多く見てきました。薬ではなく患者さんの力を引き出す前向きな治療ですので、地域で安心して続けられる場をつくりたいんです。理学療法士を迎えてチームで取り組む体制も整えたいですね。中学から20年以上ラグビーを続けてきた中で、仲間との絆の大切さは身にしみていますから。開院時にラグビーの同期が届けてくれた寄せ書きボールは、今も力をもらえる大切な存在です。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

田村聡一郎院長 たむら内科・循環器内科6

ご自身のことはもちろん、親御さんの体調が心配だとか、親がなかなか病院に行ってくれないといったご相談にも対応しています。代わりにお話を聞かせていただくだけでも構いませんので、気になることがあればまず相談にいらしてください。20代、30代の方でも、心臓のことでなんとも言えない不安を感じることはあると思います。不整脈のような感じがするとか、そういったことでも全然構いません。心臓の病気は皆さんが一番心配されるところですので、まずはその不安の解消のために来ていただければ、ゆっくり相談に乗らせていただきます。日曜の午前中も診療していますし、予約なしでも大丈夫です。働く世代の方にも安心して来ていただけたらと思っています。