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宇佐美 欽通 院長の独自取材記事

ソワンアイクリニック

(丹羽郡大口町/江南駅)

最終更新日:2026/08/06

宇佐美欽通院長 ソワンアイクリニック main

名鉄犬山線江南駅から車で10分ほど、五条川が流れる自然豊かな街に、2026年5月「ソワンアイクリニック」が開院した。院名のソワンとはフランス語で気配りや思いやりを意味する言葉。「優しく、丁寧に、信頼される医療」を理念に掲げる宇佐美欽通(うさみ・よしゆき)院長の志が、そのまま形になっている。東京医科大学卒業後、複数の大規模病院で眼科医として研鑽を積んだ宇佐美院長は、先進の医療機器をそろえるなど設備面にも妥協がない。ベージュを基調としたやわらかな院内は清潔感がありながらも温かみにあふれ、居心地の良さが印象的だ。穏やかな語り口の中に誠実さがにじむ宇佐美院長に、不安を残さない丁寧な診療への思いや開業の経緯について聞いた。

(取材日2026年7月17日)

フランス語で「思いやり」。名に込めたぬくもりの医療

まずは、こちらのクリニックを開業するに至った経緯を教えてください。

宇佐美欽通院長 ソワンアイクリニック1

東京医科大学を卒業後、日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院や名古屋大学医学部附属病院、岐阜県の病院などで眼科医として研鑽を積んでまいりました。昔からいつかは開業できたらという漠然とした思いはあったのですが、ここ数年で自分の得意分野や、どんな患者さんを診ていきたいかが定まり、どのような治療を届けるかが明確になったことで踏み切ることができました。岐阜県大垣市の出身で大口町に住んでいたわけではないのですが、幼い頃から両親が好んでいたこの地域のお菓子を通じてなじみのある街でした。眼科クリニックの少ないエリアですので、自分に貢献できることがあるのではとの思いで、2026年5月に開院しました。

「ソワンアイクリニック」という院名が印象的ですが、どのような思いを込められたのですか?

もともと私が描いていたのは、優しい雰囲気の中で患者さんに説明不足のない診療を行い、満足していただける空間をつくることでした。その理想にぴったりの言葉として出合ったのが「ソワン」です。フランス語で「気配り」や「思いやり」を意味し、当院の理念「優しく、丁寧に、信頼される医療」をそのまま映す響きだと感じました。内装はベージュを基調としたふんわりとした色合いにこだわっています。白い空間は清潔感がある一方で冷たい印象になることもあるため、来院された方がほっとできるぬくもりを大切にしました。ロゴも曲線を基調としたやわらかな雰囲気で仕上げ、頭文字のSと羽のモチーフでふんわりとしたイメージを表現しています。

クリニックづくりにおいて、設備面でこだわった点を教えてください。

宇佐美欽通院長 ソワンアイクリニック2

基本的に先進の医療機器を採用しています。特にこだわったのは白内障手術に関わる検査機器。手術前に目の状態をどれだけ精密に把握できるかが、術後の満足度を大きく左右するからです。従来の機器よりも高精度かつ広範囲で目の形を調べられる装置を導入し、高い検査精度を追求しています。手術機器も患者さんの目への負担が少ない物を厳選しています。もう一つの特徴としては、入院用の病床を1床確保していることです。ご高齢の方や片方の目の視力が大きく低下している方など、入院を希望される方は一定数いらっしゃるので、その声に応えたいと申請の場で熱意をお伝えし、認めていただくことができました。

本質的な思いやりを持ち丁寧に向き合い、不安の解消を

どのような患者さんが来院されますか? また、どういった診療に力を入れていますか?

宇佐美欽通院長 ソワンアイクリニック3

白内障・緑内障・網膜疾患を中心に、幅広い眼科診療を行っています。中でも白内障手術では、お一人お一人のライフスタイルに合ったレンズ選びと精密な術前検査を重視しており、ご希望に沿った結果につなげることを大切にしています。お子さんの近視治療にも力を入れています。スマートフォンやタブレットの普及で近い距離を見る時間が増え、子どもの近視は世界的な社会問題です。当院ではオルソケラトロジーという就寝時に装用する特殊なコンタクトレンズにも対応しています。開院からまだ間もないですが、学校検診をきっかけにいらっしゃる19歳以下の方が特に多く、次いで70〜80代の方、20〜40代の働き盛りの世代まで幅広くご来院いただいています。

日々の診療において、特に大切にしていることは何でしょう?

来院される方は皆さん不安を抱えていますので、まずその不安を解消することを第一に考えています。私は「優しさ」と「丁寧さ」は別のものだと思っていて、丁寧に向き合うには本質的な思いやりが欠かせないと感じています。一般に医師の説明の2~3割しか患者さんには伝わっていないと言われますが、それを仕方ないと片づけるのではなく、4割、5割、それ以上と理解度を伸ばしていきたい。勤務医時代に、詳しく説明したつもりでも次の受診で覚えていない方が多く、伝え方を見直す原点になりました。現在は診察室にモニターを設置し、検査画像をお見せしながらご説明するほか、疾患ごとに自作の資料もお渡しするようにしています。

先生が医師の道に進み、眼科を専門に選ばれた理由をお聞かせください。

宇佐美欽通院長 ソワンアイクリニック4

幼稚園の頃からお医者さんになりたいと言っていたらしく、一切ブレることなくここまで来ました。兄が読んでいた医療漫画の影響があったのかもしれません。医学部に進んだ後は、顕微鏡を使った手術に強く惹かれました。肉眼では見えない世界で細かな操作をすることに魅力を感じ、その中で最も興味のあった眼科を選びました。卒業後は大規模病院で知識の蓄積や技術の研磨に打ち込み、医長として一人で診療をまとめる経験も重ねてきました。こうした臨床の日々と並行して、正しい眼科医療をわかりやすく届けたいという思いから、動画共有サービスでの情報発信にも取り組んでいます。社会に貢献しながら自分の人生も豊かにしていける、そうした活動だと感じています。動画共有サービスでの発信は、「患者さんが何に不安を感じるのか」を知る大きな学びにもなっていますね。

スタッフは宝。良い循環が育む地域の安心

スタッフの方々とともにクリニックをつくる上で、意識されていることはありますか?

宇佐美欽通院長 ソワンアイクリニック5

スタッフみんながこの職場に満足していないと心に余裕が生まれず、患者さんへの丁寧な対応にもつながらないと考えています。ですからスタッフ間の空気感を何より大切にしていて、私にとってスタッフは宝のような存在です。形式的なミーティングや朝礼はあえて行わず、私自身が検査・受付・看護の各部門に足を運び、「最近何かありますか?」と日常的に声をかけるようにしています。そうしたコミュニケーションのほうが自然で、お互いの気持ちも伝わりやすいと感じるからです。現在9人のスタッフと一緒に診療にあたっていますが、普段から感謝の気持ちを伝えることを意識しており、おかげでとても良い循環が生まれていると実感しています。

今後の展望をお聞かせください。

規模を大きくしていきたいといった考えは今のところなくて、まず目の前のこの地域の方々にしっかり貢献することを大切にしたいと思っています。「ここに来ればいろいろ教えてもらえるし安心だ」、患者さんにそう感じていただけるクリニックをつくり続けることが私の目標です。日々いらしてくださる方の声にきちんと耳を傾けながら、足りない部分があれば改善を重ね、より良い医療を提供していきたいと考えています。遠方からわざわざ足を運んでくださる方もいらっしゃるのはありがたいことですが、まずは地域のかかりつけ眼科としての信頼をしっかり築くこと。それが自分の中で形になったら、その先のことも考えていければと思います。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

宇佐美欽通院長 ソワンアイクリニック6

目のことで少しでも気になることがあれば、気軽にご相談いただけたらと思います。ちょっとした疑問や不安であっても、そのままにしておくと心配が大きくなってしまうことがあります。当院では検査や診断の結果をわかりやすくお伝えし、治療の内容や日常のケアについても丁寧にご説明することを大切にしています。お子さんの視力低下からご高齢の方の白内障まで、幅広い世代の目の健康をお守りできるよう体制を整えています。「優しく、丁寧に、信頼される医療」という理念のもと、来院された方の不安を一つでも安心に変えていけるよう、スタッフ一同取り組んでまいります。この地域に根差し、皆さんの目のかかりつけ医としてお役に立てれば幸いです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オルソケラトロジー(適応検査、レンズ)/15万5500円~
※別途 定期検査代/1日3300円必要