桑村 慎太朗 院長の独自取材記事
豊中少路ANT歯科・矯正歯科
(豊中市/少路駅)
最終更新日:2026/07/23
大阪モノレール線の少路駅から徒歩1分。「豊中少路ANT歯科・矯正歯科」に足を踏み入れると、ビタミンカラーの壁紙と「Hello!Smile」の文字が迎えてくれる。まるで子ども英会話教室のような明るい空間に驚くが、全室個室の診療室や天井テレビなど、随所にクリニックとしてのこだわりが光る。院長の桑村慎太朗先生は朝日大学卒業後、大学病院で研鑽を積み、小児患者の多いクリニックでの経験を経て開院。ハンドボール経験者で快活な笑顔が印象的な桑村院長。「子どもの気持ちが最優先」と力強く語る姿には、目先の治療ではなく将来を見据えた信念がにじむ。小児矯正からインプラント治療まで幅広く対応し、家族みんなで通えるかかりつけ医をめざす桑村院長に、診療の思いや今後の展望について聞いた。
(取材日2026年6月18日)
子どもの気持ちを最優先に、家族で通えるクリニックへ
まずはクリニックのご紹介と、開院の経緯をお聞かせください。

朝日大学を卒業後、大学病院では入れ歯やかぶせ物を扱う補綴の分野を中心に研鑽を積みました。その後、枚方のクリニックに勤務したのですが、そこは子どもの患者さんがとても多い環境で、小児の診療に新鮮さとやりがいを感じたのが大きな転機になりました。当院は前身のクリニックを引き継ぐかたちで開院しています。少路は閑静で落ち着いた雰囲気のある街で、周辺には公園やインターナショナルスクールもあり、お子さんの多い地域です。子どもが気軽に来てくれるクリニックにしたい、そしてご家族のお父さん・お母さんも一緒に診ていける場所にしたいというのが僕の理想ですね。お母さん方のクチコミをきっかけに、少しずつファミリー層が増えてきているのを感じています。
明るくポップな院内が印象的ですが、施設面のこだわりを教えてください。
エントランスにはビタミンカラーの壁紙などを取り入れ、お子さんがわくわくするような空間にしました。診療室はすべて個室で、それぞれコンセプトが異なるので、大人の方もプライバシーを気にせずリラックスしていただけます。天井にはテレビを設置しました。大学病院の小児歯科でも採用されている方式で、映像があるだけでお子さんの意識がそちらに向くんです。歯を削るときのタービンの音が苦手な方には、音の静かな電気モーターを使用した器具で対応しています。少路駅から徒歩1分で提携駐車場も2ヵ所ありますし、向かいのスポーツクラブの帰りに寄ってくださる方も多いですね。何かのついでに気軽に立ち寄っていただける、そんなクリニックをめざしています。
お子さんの診療では、どのようなことを大切にされていますか?

僕はいつも保護者の方にはっきりお伝えしているのですが、子どもの気持ちが最優先だと考えています。子どもたちは治療を受けなければいけないとわかった上で来てくれている。だからこそ無理はさせません。1回目、2回目がうまくいかなければ何もせずにおしゃべりだけして帰ってもらって構わないんです。僕らの本当のゴールは乳歯の虫歯を治すことではなく、大人になって永久歯に虫歯をつくらないこと、そして歯医者は怖い場所じゃないと感じてもらうことです。初診ではいきなり治療はせず、まずチェアに座って院内の雰囲気に慣れるところから始めます。併せて保護者の方への食生活の指導にも力を入れていて、虫歯はお子さんのせいではなく食事の時間配分や食べ物の与え方で変わるものですよとお伝えしています。
小児矯正からインプラント治療まで、質にこだわる診療
お子さんの矯正についてもお伺いできますか?

当院ではMFTと呼ばれる口腔筋機能療法のほか拡大床など予防的アプローチに幅広く対応しています。歯は頬と舌の間に並んでいますから、口呼吸で舌の位置がずれると歯並びに影響が出ます。そこで鼻呼吸を促すために、鼻を押さえながら歩いたり呼吸の練習をしたりするプログラムを行っています。院内には専用のアクティビティールームを設けていて、お子さんが楽しみながらトレーニングできる環境です。早い段階で始めれば費用を抑えやすいですし、中高生になって見た目を気にする前に対応できるのも利点ですね。何よりお子さんが楽しく取り組めるのが一番の特徴です。マウスピース型装置を用いた矯正やワイヤー矯正にも対応しており、矯正を専門とする歯科医師にも来ていただいているので、子どもから大人まで幅広くご相談いただけます。
大人の患者さんに向けた治療についてもお聞かせください。
大人の患者さんはインプラント治療のご相談がとても多いですね。両隣の歯を削る必要がなく入れ歯のような取り外しもないので、以前の歯と同じくらいしっかり噛むことをめざせるのが大きな魅力です。ガイドを用いて入念に計画を立てて行いますので処置自体は短時間で終わりますし、痛みにも配慮しています。患者さんに喜んでいただけたらうれしいですね。もう一つ力を入れているのがダイレクトボンディングで、これは自費診療になりますが、小さな虫歯を必要以上に削ることなく歯の色になじむ白い材料で直接修復を図る方法です。造形が得意な歯科医師が2名担当しています。根の治療や入れ歯にも対応しており、他院で難しいと言われた方にも対処できるよう努めています。
治療に使う設備などへのこだわりはありますか?

使用する材料は、質の高いものという視点から選んでいます。当院の方針として保険診療と自費診療で使用する器具に差をつけるということは、基本的にはしません。院内で一つに統一していますので、保険だからこれ、自費だからあれということは基本的にないんです。例えば根管治療の際にはニッケルチタンファイルを用いますし、必要に応じてラバーダムも使います。歯科用CTも備えているので、目に見えない部分を精密に把握した上で治療を進めることができます。僕は医療というのは良いものを提供するのが当たり前だと考えています。患者さんが一番望んでいることをかなえるのが僕らの務めですから、保険診療であっても使うべきものはしっかり使う、その姿勢を大切にしています。
予防を最終目標に、チームの力で地域の健康を守りたい
診療体制について教えていただけますか?

非常勤を含めて複数の歯科医師が在籍しており、交代で勤務しています。それぞれに得意分野がありますので、患者さんのご要望に合わせて適切な歯科医師が担当できるのが強みですね。女性の歯科医師もおりますので、女性の患者さんやお子さんにも安心していただけると思います。診療は担当医制を基本としていて、歯科医師も歯科衛生士も毎回同じ者が受け持ちます。途中で担当が替わって「前の治療内容がわからない」ということがないよう心がけていますし、もし相性が合わないと感じたら遠慮なくお伝えいただければ変更もできます。加えてスタッフ全員で毎年セミナーに参加し、新しい知識や技術を学ぶようにしています。チーム全体で医療の質を高め続けることが、患者さんへの安心につながると思っています。
今後の展望をお聞かせください。
今後の大きな目標として、院内に技工室を設ける準備を進めています。歯科技工士にも来ていただき、仮歯や詰め物を院内で作製できる体制をつくりたいと考えています。例えば前歯の処置をした日にそのままきれいな仮歯を入れてお帰りいただければ、患者さんの通院の負担をぐっと減らせます。めざしているのは、年齢に関係なくここで受けた治療が再治療にならないようにすることです。規模の拡大は考えておらず、常に新しい知識や技術を取り入れて医療の質をアップデートし続けたいと思っています。学生時代にハンドボールをやっていたこともあり体を動かすことが好きで、長い休みにはテーマパークに出かけることもありますが、休日もクリニックに顔を出すくらいこの仕事が好きなんです。
読者へメッセージをお願いします。

僕たちの一番のゴールは、治療のためのクリニックではなく、クリーニングや予防、定期検診のために通っていただけるクリニックになることです。今は歯に異常がないと思っている方にも、ぜひ定期検診に来てほしいと思っています。何もないうちにさまざまな指導を受けておくことで、40代・50代と年齢を重ねてお口の状態が変化したときにもしっかり備えることができます。妊娠中の方はホルモンバランスの影響で口の中が大きく変わりますから、早めにご相談いただけるとより予防のお手伝いがしやすくなります。お子さんの将来のことやご両親の歯の不調など、どんなことでも気兼ねなく相談に来ていただけたらうれしいです。予防こそが最も大切にしたいことだと考えています。
自由診療費用の目安
自由診療とはMFT/13万2000円~、拡大床装置を用いた矯正/38万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/33万円~、ワイヤー矯正/79万2000円~、ダイレクトボンディング/7万円~、インプラント治療/35万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

