中川 佳太 先生、服部 遼河 先生の独自取材記事
デンタルクリニック東中野
(中野区/東中野駅)
最終更新日:2026/07/03
2026年6月に開業した「デンタルクリニック東中野」は、JR中央・総武線東中野駅から徒歩3分の場所にある。東京科学大学で同期の中川佳太先生と服部遼河先生の2人が務める同院では、幅広い歯科診療に対応。中川先生は歯周病が専門で、同大学歯学部付属病院で研鑽を積んだ歯学博士。骨造成とインプラント治療を専門とする服部先生は、山梨県立中央病院で勤務後、都内の歯科医院で研鑽を重ね、院長職も経験した。それぞれの症例に対し2人で意見を出し合い、連携して最適な治療の提供をめざす2人に、同クリニックの特徴を中心に話を聞いた。
(取材日2026年6月9日)
2人で意見を交換し合い、最良の治療をめざす
この場所で開業した経緯とお互いの紹介をお願いします。

【服部先生】他院で院長をしていた時に、歯科医師が2人いると幅広い症例に対応できるのではと感じ、中川先生に声をかけ、2人で開業という形になりました。2人とも歯科全般を診られる上、私が骨造成とインプラント治療、中川先生が歯周病と専門が異なる点も強みです。中川先生は大学時代から「真面目」という言葉が一番似合う人間でした。危ない橋は渡らないタイプなので安心できますし、人柄も優しく患者さんとも気さくに話しています。
【中川先生】都心に近い住宅地を探した結果、この東中野にご縁がありました。この地域は私たちの母校のある文京区に似た雰囲気もあり親しみを感じています。服部先生はいい意味で突破力があり、物事を決断することにも長けています。診療にも強い信念があり、厳しい師匠の下で長年研鑽を積んだ経験もあります。お子さんが2人いるため、子どもの患者さんの扱いも上手ですね。
診療内容と特徴をお聞かせください。
【中川先生】診療科目は虫歯や歯周病治療、予防歯科、インプラント治療、入れ歯、矯正歯科など歯科治療全般です。当院は大型の歯科クリニックのように歯科医師の異動はないため、かかりつけを探している方に適しています。私と服部先生は同じ大学出身ですが、すべての症例に対し完全に意見が一致するわけではないので、2人で意見交換をしながら患者さんにとってベストな治療方法は何か考えているのも当院の特徴です。歯を失う原因の高い歯周病については、私が長らく大学病院で治療に携わってきたので、過去に抜歯と診断された症状でも他の方法を提供できる可能性があります。私と服部先生は専門は異なりますが、治療分野をはっきり分けているわけではなく、2人とも患者さんの年齢や疾患に関係なく幅広い治療に対応できます。
【服部先生】2人の意見を交えることで、質を追求した医療を提供できるのが一番のポイントだと思います。
内装のこだわりや機器についてお聞かせください。

【中川先生】歯科医院は足を踏み入れにくい場所だと思うので、患者さんの気持ちが楽になるように明るい配色で開放感もある空間をめざしました。院内は白をベースにし、ユニットや椅子はベージュで落ち着きを出しています。ユニットは半個室が3室と個室が1室あります。天井が高いので、広々とした印象になっていると思います。機器は、疾患の原因をはっきり見定めるためにマイクロスコープと歯科用CTを導入しています。特にマイクロスコープは治療後に患者さんに映像をお見せして口腔内の状態を理解してもらったり、どのような治療をしたかを説明できるので役立っています。高圧蒸気滅菌機も導入し、治療が終わる度に器具を滅菌しています。滅菌できないタイプの器具については使い捨てのものを使用するなど感染対策についてもしっかりと対応できる体制を整えています。
継続した診療でトラブルを予測し、対策を盤石に
診療方針と特に力を入れている診療についてお聞かせください。

【中川先生】保険診療・自由診療を問わず一つ一つの治療を丁寧に行うことと、患者さんを継続して診ることが方針です。疾患の要因を見極める際、1度でわかることもあれば、ある程度時間がかかるケースもあるため長く診ることは大切です。継続した診察により今後どんなトラブルが起こるかの予測がつき、対策も立てられます。
【服部先生】歯周病治療全般と歯茎の検査に力を入れています。基本治療から始まり、必要であれば専門的な外科的処置や歯周組織再生療法へと介入します。まずは歯を残すことを第一に考え、不可能な場合にはさまざまな方法で患者さんの噛む力の回復するために手を尽くします。
【中川先生】歯周病が悪化した場合、歯周組織再生療法という、歯周病で失った部分の骨を回復するための治療があります。かなり重度になると難しい治療ですが、継続的な通院や早期受診をしていただくことで、重症化する前に手を打てたらと思っています。
矯正歯科が専門の先生が診療を行う日もあるそうですね。
【中川先生】私も服部先生も、技術だけでなく子どもを持つ親としての思いを持って小児歯科も診ていますし、発育や成長に伴い矯正の必要があれば対応しています。しかし、難しい症例に対応することや、私たちだけでなく他の歯科医師の視点を入れることを目的に、矯正歯科専門の歯科医師に月に2回来てもらっています。同じ理由で小児歯科専門の歯科医師にも来てもらう予定になっています。どちらも私と服部先生と同門の歯科医師です。
患者さんと接する時に心がけていることは何ですか?

【服部先生】患者さんの不安な気持ちを軽減するため、スタッフ一同、笑顔で迎え、治療方法も一つ一つ丁寧に説明しています。患者さんとの会話も大切にし、治療中は雑談も交わして患者さんにリラックスしていただき、1回でも笑顔になってもらえるように努めています。
【中川先生】特に初診の患者さんは何らかの思いを持って来院してくれているので、疾患についてだけではなく患者さんのパーソナリティーを多少なりとも理解するために、しっかりと話を聞くようにしています。また、問診票については来院してからの記入はもちろん、ウェブ予約時に書いて送っていただく方法も取っています。そうすると来院後すぐに治療が始められるというメリットがあります。
治療と予後確認を積み重ね、成果を常に生かしていく
お二人が歯科医師を志した理由は何ですか? 同じ法人の職場で勤務したこともあるそうですね。

【服部先生】父も兄も一般企業に勤務しており、自分は違う分野に進みたいという思いがありました。その時に医療系を選択し、縁あって歯科の道に進みました。
【中川先生】私は父が歯科医師だった上、身近に会社員の大人がいなかったこともあり、医療職に就くイメージを持っていました。子どもの頃、父の職場に行き、白衣を着て働く父の姿を見て憧れを抱きましたね。服部先生とは同じ法人の持つ別々の歯科医院で2年ほど勤務しました。そこはそれぞれ私たちの先輩が2人で開業した歯科医院だったため、その開業方法にも影響を受けました。
お忙しい中、休日はどのようにお過ごしですか?
【服部先生】子どもが2人いるため、子どもと遊ぶことに多くの時間を使っています。開業にあたり中川先生と2人でやりたいことの中に仲間と遊ぶことも挙げていたので、友人と一緒に過ごすことも多いですね。また、子どもができたことで、診療時にお母さんから子育ての悩みを相談されることも増えましたし、子どもの患者さんに対する接遇も変わりましたね。
【中川先生】最近第一子が誕生し、生活が激変しました。購入したカメラで子どもの写真を撮ることが楽しいですね。子どもができたことで、妊婦さんの体調にまで想像が及ぶようになりました。診療時に具合が悪い時などは気軽に声をかけていただけたらと思います。
今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

【服部先生】治療して終わりではなく、自分が手がけた治療の予後を確認し、5年、10年と経過を診ていきたいですね。良い面・悪い面共に確認しながらブラッシュアップを重ね、その蓄積を次の治療へと結びつけたり、他の患者さんの治療に生かしながら患者さんとともに年齢を重ねていきたいと思っています。
【中川先生】疾患を見極め、きちんと治療し、メンテナンスも含め長くしっかりと診ていきたいですね。さまざまな状態に適宜対応しながら、私たちがイメージするかかりつけ歯科医院を体現できたらと思っています。たまに、「歯の掃除だけでもいいですか?」という質問を受けますが、もちろん問題ありません。メンテナンスは最初からサイクルを判断せず、患者さんの歯の状態に合わせながらサイクルを整えていきます。気になることがあればお気軽にご相談ください。2人でお待ちしています。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/埋入~上部構造:55万円、骨造成(人工骨代を除く)/13万2000円~、矯正/成人:77万円~、セラミックを用いた補綴治療/オールセラミックスクラウン:15万4000円~、歯周組織再生療法/11万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

