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中澤 拓郎 院長の独自取材記事

なかざわ整形外科

(高崎市/群馬総社駅)

最終更新日:2026/07/01

中澤拓郎院長 なかざわ整形外科 main

馬をモチーフにしたかわいらしいロゴマークが目印の「なかざわ整形外科」。古墳や埴輪(はにわ)の出土が多い土地柄にちなんだ、埴輪の馬の形と中澤の「n」を組み合わせたマークだという。2026年5月に開院した真新しい建物は、広々としてオープンな雰囲気。院長を務める中澤拓郎先生は爽やかな印象で、幼少期はサッカー、現在はロードバイクなどに励む、スポーツを愛してやまないドクターだ。中澤院長のもとには、関節疾患に悩む高齢者から、スポーツで体を痛めた中高生まで、幅広い世代の患者が訪れる。先進的な治療法や機器を積極的に活用し、効率と素早さを重視した治療に尽力。中でもエコーを用いた診療に力を入れている。この地でスタートを切った同院を、どのようにパワーアップしていくのか、中澤院長の思いを聞いた。

(取材日2026年6月2日)

高齢者の関節疾患も若者のスポーツ障害も幅広く対応

5月1日に開院されました。場所をここにした理由は何だったのですか。

中澤拓郎院長 なかざわ整形外科1

開業しようと考え場所を探していた時に、ちょうど良い所を見つけたという感じです。ラグビーなどのスポーツ強豪校も近くにあり、そちらからも来てくれたらいいなという思いもありました。もともとこの場所にあったドラッグストアが移転し、土地が空いたのです。この地域にはこれまで整形外科医院もあまりなくて、あると良いなという声もありまして。移転したドラッグストアもすぐ隣で、渡りに船という感じでここに決めました。

患者さんはどのような方が多いですか。

やはり高齢者の方が多いですね。慢性的な膝痛や腰痛、五十肩などの治療を求めて来院されます。一方で中学生、小学生も多い地域なので、軽いけがや部活動のケアなどで若い患者さんも多く来院してくれます。オスグッド・シュラッター病や成長痛、シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)の患者さんが多くて驚きました。これはよく走ったり、脚を使いすぎたりすることで起こります。「大きな病院へ行くほどでもないけど困っている」という患者さんも多いというのが最近の気づきですね。ひどい場合はリハビリテーションもします。ストレッチをしたり、エコーを用いながら注射をすることもあります。リハビリのスタッフは現在は理学療法士が2人ですが、今後もっと力を入れて規模を大きくしていこうと考えています。

先生が医師になったきっかけ、中でも整形外科を選んだ経緯を聞かせてください。

中澤拓郎院長 なかざわ整形外科2

医師をめざしたのは、親族にも医師はいませんでしたが、やりがいがありそうだと思ったからです。決意したのは高校3年生の時でした。同級生には、結構勉強ができて医学部に進む友人が多かったのです。じゃあ自分も興味があるから行きたいと思いました。私のキャリアはちょっと変わっていて、最初は外科医だったのです。消化器外科医になろうと考え、群馬大学医学部卒業後は伊勢崎市民病院の外科で初期研修を受けました。その後大学院へ進み臨床から離れて研究に専念しましたが、復帰のタイミングで整形外科に変更しようと決めました。整形外科には先輩や同級生も多く、スポーツ好きな自分にはこちらのほうが合っているのではと考えたのです。

整形外科の中で、先生のご専門は?

専門は股関節です。股関節は手術をした後のリカバリー、いわゆる「切れ味」が非常に期待できると思っています。膝に比べると手術による症状の改善を見込めるケースが多い印象で、そこに魅力を感じました。現在はオペからは離れていますが、画像診断や股関節への注射、人工関節の脱臼への対応などは、専門としてきた経験が生きていると思います。

早期の改善・治癒のため、先進的な治療を積極的に導入

診療で大切にしていることは何ですか。

中澤拓郎院長 なかざわ整形外科3

患者さんの顔を見て、話をよく聞くということですね。診察の際は、パソコンを打つのに忙しくては患者さんをしっかり診られないので、会話を記録して自動でカルテを書き起こすAIソフトを使っています。また、当院の特徴として、エコーを用いた診療に大きく力を入れています。エックス線だけではわからないことも、エコーでリアルタイムに評価し、患者さんに説明することができますから。骨以外の軟部組織、筋肉の肉離れや靱帯、アキレス腱の評価、捻挫、肩の腱板などを診る時に、やはりエコーは不可欠ですね。一生懸命活用し、より精度の高い治療介入をめざしていきます。

他にも先進的な治療を積極的に導入しておられるそうですね。

「集束型体外衝撃波装置」という機器を用いています。これは、深いところまで衝撃波が届く先進の治療法です。10〜15分の間、1秒間に4発ほどのリズムで、合計2000発を超える衝撃を与えます。若干のダウンタイムはあるものの、発痛物質を減らしたり、炎症を抑えたりする効果が期待できます。難治性の足底腱膜炎に対して行う治療で、保険適用で提供できるため、足の裏の痛みが続くという方は多く来院されています。糖尿病などでステロイド注射ができないという方などにも適応します。

骨密度測定の機器も、高性能のものを配備されていると聞きました。

中澤拓郎院長 なかざわ整形外科4

全身対応型骨密度測定器といって、大腿骨の骨密度を精密に測定するために導入しました。クリニックでは手首で骨密度を測定する場合が多いのですが、当院では背骨と足の付け根で測定する「体幹部DXA」の機械を導入しています。骨粗しょう症の学会でも推奨されている機器で、より詳細な評価が可能です。内科で骨粗しょう症の薬をもらっている方にも、フォローアップの骨密度の検査として活用していただければと思います。

症状などにもよるかとは存じますが、通院期間の目安はどのくらいでしょうか。

まずは1ヵ月を目安に通院していただき、症状の変化を見極めつつ方針を検討します。当院では、リハビリの中に拡散型衝撃波装置を取り入れています。例えば四十肩を患っているという場合は、ホットパックによる温熱療法や、拡散型衝撃波装置を用いたリハビリを行います。

最も大切なのは、ちゃんと診ること、精密に調べること

他にもアピールポイントがおありですか。

中澤拓郎院長 なかざわ整形外科5

運動療法に力を入れているのもポイントです。電気療法だけで終わらせるのではなく、丁寧に評価しエコー診断もして、理学療法士とともに患者さんのリハビリを見極めるなど「しっかりと診る」ところがアピールポイントですね。当院のリハビリ室は約140平方メートルと広く、さまざまな運動療法に対応可能です。また、車いすでも動きやすいような通路幅を取り、介助の方と一緒でも移動しやすい設計にしています。トイレも広くして、安心して通院いただける環境づくりを心がけています。

ところで、院長ご自身が健康のためにしていることはありますか。

筋トレと、ロードバイクに乗っています。先日は榛名山のヒルクライムレースに参加してきました。めちゃめちゃ疲れました(笑)。普段は片道約12km、50分ぐらいかけて、自転車で通勤しています。当院でご希望の方にはパーソナルトレーニングを提供しております。

最後に読者の方にメッセージやアドバイスをお願いします。

中澤拓郎院長 なかざわ整形外科6

地域の皆さまに今一番お伝えしたいのは、健診の骨密度検査だけで満足せず、より詳細な検査を受けてほしいということですね。詳細に骨密度測定をすることで、骨粗しょう症の予防や早期発見に役立てることができます。骨密度が下がった場合は、さまざまな選択肢がありますが、基本的には注射と飲み薬で治療します。その他「昼間に日差しを浴びて、よく歩きましょう」といったアドバイスもします。当院では精密な骨密度の測定に努めておりますので、ぜひご来院ください。