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池田 敬至 院長の独自取材記事

東川口駅前泌尿器科クリニック

(川口市/東川口駅)

最終更新日:2026/07/13

池田敬至院長 東川口駅前泌尿器科クリニック main

東川口駅から徒歩1分、医療モールビルの3階に2026年に開業した「東川口駅前泌尿器科クリニック」は、大学病院で泌尿器のロボット支援下手術などで研鑽を積んだ池田敬至院長が診療する。埼玉県済生会川口総合病院での診療経験も長く、「泌尿器科分野の手技や診察を基礎から学んだ思い出深い病院です」と当時を振り返る。一方で、がんが進行した状態で見つかる患者も多かったため、早期発見・初期治療の受け皿となるクリニックをと考え、東川口での開業を決意したという。一つ一つ丁寧に言葉を選びながら語る誠実な姿勢が印象的な池田院長に、同院での診療にかける思いを聞いた。

(取材日2026年6月15日)

早期発見への思いを形に。検査を充実させた泌尿器科

こちらで開業された経緯をお聞かせください。

池田敬至院長 東川口駅前泌尿器科クリニック1

大学卒業後に東京女子医科大学泌尿器科学講座に入局し、大学病院のほかに西川口の埼玉県済生会川口総合病院でも診療していました。私にとって泌尿器科分野の手技や診察を基礎から学んだ思い出深い病院ですが、前立腺がんや膀胱がんが進行した段階で見つかり、治療の選択肢が限られてしまう患者さんも多く目にしました。そのときに、この辺りは人口に比べて泌尿器科専門のクリニックが少なく、早期診断や初期治療につなげる受け皿が不足しているのではないかと感じました。また、大学病院で泌尿器悪性腫瘍のロボット支援下手術を多く行う中で、より早期の発見・治療の大切さも感じて開業を考えるように。こうした経緯から、長年お世話になった川口市への恩返しにもなるよう、この地域での開業を決意したのです。

どんな泌尿器科クリニックをめざされていますか。

泌尿器科の病気は年齢を問わず発症しますから、小さなお子さんからご高齢の方まで気軽に通える泌尿器科をめざしています。前立腺がんや膀胱がんなどは頻尿や血尿が症状として表れることが珍しくありません。小さな悩みと思うときも、早めに受診していただければと思います。ただ、「泌尿器科はどうしても相談しづらい」と感じる方がいらっしゃいますから、待合でのお呼び出しはお名前ではなく受付番号で行います。女性の患者さんが男性医師に話しにくいことがあれば、看護師の事前問診など女性同士で悩みを話していただく場を設けますのでご利用ください。当院では患者さん一人ひとりのお話をじっくりと伺い、悩みに寄り添える診療を大切にしたいと考えています。

病気の早期発見をめざす検査体制はどのように整えられましたか。

池田敬至院長 東川口駅前泌尿器科クリニック2

院内でできる限り検査を完結させ、患者さんの負担を減らしたいと考えています。尿の自動分析器は尿中の潜血や細菌、タンパクなどの成分を幅広く検査でき、結果は5分から10分ほどで出ますから迅速に検査結果や診断をお伝えできます。初診の患者さんはほぼ全員にこうした尿検査を行って、隠れた病気などがないかもお調べします。そのほか、排尿後の残尿量を測る残尿測定器は頻尿の状態や膀胱炎の初期症状などの確認にも使い、「尿の切れが悪い」などの感覚を適切に捉えるために、尿の勢いを客観的に見る尿流量検査機も備えています。超音波検査装置は腎臓がんや膀胱がんの早期発見にも有用ですし、尿道、膀胱の内部、前立腺などを観察する膀胱鏡による検査は、以前に比べて痛みも軽減されています。このほかCT検査が必要な場合は、患者さんのご都合に合わせて近隣の病院に検査の予約を取り、検査後は結果をもとに当院で診療を継続します。

頻尿から性感染症、おねしょまで幅広い悩みに応える

頻尿の悩みにはどのような治療がありますか。

池田敬至院長 東川口駅前泌尿器科クリニック3

男性の場合、頻尿の主な原因は前立腺肥大症で、50代から60代の方に多く見られます。トイレが間に合わない、おしっこの切れが悪い、尿漏れといった症状が代表的です。お薬は膀胱の筋肉をリラックスさせることを目的としたもの、前立腺を小さくすることを目的としたもの、血流の改善を目的としたものの3種類に大別され、状態に合わせて使い分けます。女性の場合は過活動膀胱が原因としては多く、膀胱の筋肉を緩める目的のお薬を使うのが一般的です。投薬で改善しない場合は手術も検討し、近隣の病院へご紹介します。大事なのは、頻尿を加齢のせいだと諦めないことです。頻尿を気にして水分を自己判断で控えすぎると、熱中症や脱水になる危険もありますし、症状の裏に前立腺がんや膀胱がんが隠れている可能性も考えられます。気になる症状があればまずご相談ください。

性感染症についてもお聞かせいただけますか。

性感染症の患者さんは思った以上に多いと感じます。淋菌やクラミジアだけでなく、ニュースにもなったように最近は梅毒も増えています。男性の自覚症状は排尿時の痛みなどですが、女性の場合はそうした痛みがなく、おりもののにおいや色の変化で気づくことが多いと思います。痛みやかゆみなど少しでも気になる症状があれば、遠慮なくご相談ください。ただし自覚症状のないまま進行するケースも多いので、ご不安な時は症状がなくても受診をお勧めします。放置すると不妊の原因につながることもあり、受診の際にはパートナーの方も同行していただくことが大切です。淋菌やクラミジアは1回の治療での治癒が期待できますが、最近は抗生物質の効きにくい耐性菌も出てきており、早めに治療を始めることが重要です。また、当院では妊活前のブライダルチェックも行っています。

お子さんの泌尿器のお悩みにはどのようなものがありますか。

池田敬至院長 東川口駅前泌尿器科クリニック4

お子さんで多いのは包皮炎とおねしょのご相談です。包皮炎は男性器の先端部分が赤くなり、排尿時の痛みやかゆみが出る症状。塗り薬や飲み薬での改善が期待できますが、症状を繰り返したり炎症が強かったりする場合は手術も選択肢となります。痛みなどが出るまで放置せず、お子さんが気にしている段階で早めに受診してください。おねしょは小学校の中学年頃までにほとんどが自然に治るとされていますが、泊まりの合宿などを前に親御さんが相談に来られるケースもよくあります。症状を抑えるための飲み薬もありますが、あくまで対症療法です。中には便通の問題がおねしょの原因になっているケースもありますので、そうした根本的な原因まで細かくチェックしながら、お子さんに合った改善策を一緒に探っていければと思っています。

訪問診療も見据え、地域に根差したクリニックに

訪問診療も予定されていると伺いました。

池田敬至院長 東川口駅前泌尿器科クリニック5

この辺りでは泌尿器科のクリニックが限られ、高齢になってご自宅から遠くのクリニックまで通うのが難しくなった方もいらっしゃると思います。そうした方にも安心してご自宅で過ごしていただければと考え、訪問診療を始める予定です。泌尿器科の専門性は訪問診療でも生かしやすく、例えば腎臓の内科的な管理や尿道カテーテルの定期交換、がん終末期のお看取りなどは泌尿器科での強みを生かせると思います。私も開業に向けて約1年間、訪問診療のクリニックで経験を積んできました。もちろん泌尿器科の患者さんだけでなく、内科全般の診療に従事し、お看取りも経験しています。泌尿器科の枠にとどまらず幅広く対応し、この川口の地域医療に貢献したいと考えています。

先生が医師をめざされたきっかけや、泌尿器科を選ばれた理由を教えてください。

父が脳神経外科の医師として病院に勤務しており、その働く姿に憧れて自然と医師の道を志しました。地元の金沢大学医学部を卒業後、横浜の病院で初期臨床研修を受け、東京女子医科大学泌尿器科学講座に入局。泌尿器科を選んだのは、悪性腫瘍だけでなく腎不全や透析、腎移植まで一つの科で幅広く管理できるところに魅力を感じたからです。東京女子医科大学病院の泌尿器科ではロボット支援下手術を中心に研鑽を積み、大学院時代には猫の腎不全治療薬の研究にも携わりました。それがきっかけで猫好きになって、今でも動画配信サイトなどで猫の動画はよく見ていますね(笑)。

最後に、地域の皆さんへメッセージをお願いします。

池田敬至院長 東川口駅前泌尿器科クリニック6

泌尿器のことで気になる症状があれば、あまり構えずに気軽にいらしてください。頻尿や尿漏れを年齢のせいだと思い込んで様子見を続ける方もいらっしゃいますが、その裏に別の病気が隠れていることもあります。早めにご相談いただければ、対処の幅も広がるはずです。当院は小さなお子さんのおねしょからご高齢の方の排尿のお悩みまで幅広く対応し、手術が必要な場合は大学病院や地域の基幹病院にご紹介できます。患者さん一人ひとりのお話をよく伺って、真摯に診療する泌尿器科をめざし、地域の皆さんに親しんでいただけるよう、精いっぱい努めてまいります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ブライダルチェック/5500円~