村上 周平 院長、村上 真依 副院長の独自取材記事
【2026年10月開院予定】持田皮膚科・内科クリニック
(松山市/道後公園駅)
最終更新日:2026/07/08
【2026年10月開院予定】※開院前の情報につき、掲載情報が変更になる場合があります。
2026年秋、松山市持田町に開院予定の「持田皮膚科・内科クリニック」。村上周平院長の内科・循環器内科と、村上真依副院長が担う皮膚科・美容皮膚科が連携するチーム医療を強みとしているクリニック。内科と皮膚科それぞれの専門性を生かし、子どもから高齢者まで幅広い世代の健康と肌の悩みに応えるクリニックをめざす。「とにかく人の役に立ちたいという想いがあって、地域になくてはならないかかりつけ医になろうと決めたんです」と語る周平院長・真依副院長。持田町で地域医療の充実のために新たな一歩を踏み出す2人に、同院の特徴や診療にあたっての思いなどを聞いた。
(取材日2026年6月10日)
内科と皮膚科の連携のもと、地域に根差した診療を
今年の秋に開院予定だそうですが、建物やロゴが洗練されていてすてきですね。
【周平院長】ありがとうございます。建物にはかなりこだわりました。外観は上質感のあるグレージュを基調にしました。1階は保険診療の内科・循環器内科・皮膚科を診るフロアで、内装はクリニックらしく、白をベースに明るく清潔感のある空間にしています。一方、美容皮膚科を行う2階は、診療前後の時間もゆったりとした気分で過ごしていただくことをイメージして、落ち着いた上質な空間づくりを大切にしました。
【真依副院長】ロゴは公募で集まった約250件のデザイン案から選びました。持田のMがモチーフで、内科と皮膚科が合わさって患者さんをトータルに支えていきたいという思い、そして医師だけでなくスタッフを含めた多職種が連携してチームで診療にあたる姿勢が表現されています。患者さんに覚えていただきやすく、長く愛着を持ってもらえそうな、すっきりとしたデザインが気に入っています。
開業後、内科・循環器内科ではどのような相談ができますか?
【周平院長】日常的な体調不良はもちろん、心疾患や生活習慣病、睡眠時無呼吸症候群、気管支喘息まで幅広く対応していきます。私は日本循環器学会循環器専門医として、病院に勤務していた頃は急性期の心不全のほか、その原因となる狭心症や不整脈、糖尿病や高血圧症といった生活習慣病などを診てきました。また心筋梗塞や狭心症においてカテーテルで血管を広げるインターベンション治療、不整脈に対するアブレーション治療やペースメーカー治療も多く手がけました。心不全の患者さんを診る機会も多かったので、当院でも心不全の治療に加え、生活習慣病の管理によっていかに心不全の発症を遅らせるかといった予防的診療にも注力したいと考えています。
地域で心疾患を診ることについて、お考えをお聞かせください。

【周平院長】愛媛県は、全国的に見ても心不全の患者さんが多い地域です。そうした背景もあって、地元でもある松山で、心不全の患者さんを地域で支えていきたいという思いが強くありました。その実現のために、外来診療はもちろん、今後は訪問診療にも取り組みながら、通院が難しくなった方も継続して診ていける体制を整えたいと考えています。
患者にとっての最善を考え、先進の診療を学び続ける
皮膚科ではどのような相談ができますか?
【真依副院長】保険診療では、アトピー性皮膚炎やニキビなど皮膚科全般を診療いたします。小児皮膚科にも対応していますので、お子さんの湿疹やじんましんが気になるといったことでも、気軽に受診していただきたいですね。アトピー性皮膚炎やニキビに関しては新しい薬が開発されて、数年前なら治療に限界があった患者さんも、選択肢が増えている場合があります。なかなか治らずに悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。このように皮膚科は技術や薬の進歩が速い分野ですので、知識のアップデートが欠かせません。私も継続して勉強会に参加しております。現在勤務しているクリニックには熱心な医師が多いこともあり、一緒に各地へ足を運び、現地の医師と情報交換をしながら学んでいます。
美容皮膚科についてはいかがでしょうか。
【真依副院長】美容皮膚科はあくまで皮膚科の保険診療をベースに、ご希望や必要に応じて提供していきたいと考えています。例えばしみだと思い込んでいたものががんだったということもあり得ます。だからこそ大前提として、重要な疾患を見逃さないようにしっかりと診察、診断することが大切です。その上で、保険診療ではカバーしきれない症状に対しては美容医療も検討していきます。美容面で患者さんがめざす目標はお一人お一人違いますので、オーダーメイドで計画を立て、相談しながら進めていきたいですね。
副院長ご自身も美容分野もお好きだと聞きました。

【真依副院長】好きだからこそ、患者さんのお悩みを何とかして差し上げたい気持ちは人一倍強く、そのための探究心が尽きることはありません。新しい情報や知識は誰かを介して仕入れるのではなく、自ら現場に赴き、直接体験し、納得できるものだけを導入したいと思っています。加えて、患者さんにとって本当に必要かどうかを判断するためにも、全国各地で学び続ける姿勢を大切にしています。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医として、保険診療においても研鑽を重ね、知識や技術を患者さんに還元できるよう心がけていきます。
継続して診療できる体制を構築し、長く地域を支えたい
内科と皮膚科が連携する強みについて教えてください。
【周平院長】内科から皮膚科まで幅広い疾患にワンストップで対応できることです。例えば内科領域でさまざまな疾患を診る中で、患者さんの皮膚トラブルに遭遇することは非常に多いです。そんなときも、すぐに皮膚科に相談できます。訪問診療では、悪化するとご本人だけでなくご家族もつらい床ずれ、つまり褥瘡(じょくそう)の管理を皮膚科と連携して行います。
【真依副院長】高齢になると、かゆみや湿疹、皮疹など皮膚のトラブルが出やすくなりますが、内科と連携しながら治療することで、より治癒を見込める方法を選択しやすくなるケースがあります。また、内服や注射での治療中に、肺炎など内科的な症状が出たときも、すぐに検査や内科の診察につなげられるでしょう。薬疹に関しても、内科で出している薬を中止するか継続するかなど、総合的な判断が可能になります。
医院一丸となって最善の診療をめざしておられるんですね。ほかに工夫していることはありますか?
【周平院長】当院では、患者さんが内科と皮膚科の両方を受診する場合、診察室を移動する必要はありません。医師が移動することにしていて、そのために各診察室を近くに配置しました。足腰がつらい方や、小さなお子さんを連れて来られる親御さんの負担を少しでも減らし、スムーズに診療できればと思ってのことです。さらに、ご家族で受診できる予約システムや会計方法を導入することで、患者さんの待ち時間の削減を図っています。「家族皆で通えるクリニック」が、私たちの目標です。
今後の展望をお聞かせください。
【周平院長】内科・皮膚科・美容皮膚科それぞれの専門性を生かしながら、将来的には医師を増やし、より多くの患者さんを支えられる体制をめざしたいと考えています。また、一人で頑張るのではなく、チームとして継続的に医療を届けられる仕組みを整え、松山のさまざまな医療に立ち向かっていきたいと思います。大切なのはあくまで患者さんの生活で、医療はそのそばで支える存在であることが理想です。体調の変化や肌の悩み、年齢に伴う不安まで幅広く受け止め、生活を支える形で溶け込みながら、地域になくてはならない存在になりたいです。
副院長からも一言お願いします。

【真依副院長】皮膚疾患のある方には、何よりもまずその治療に取り組み、改善をめざします。疾患のない方にも、いつもより少しきれいな肌を保てるようにサポートいたします。そうすることで、皆さんが明るく充実した毎日を送る一助になれたら、これ以上うれしいことはありません。そして、新しいことも積極的に導入し、通院が楽しみになるクリニックをめざしていきます。私たちには開業以前に「とにかく人の役に立ちたい」という気持ちが先にありました。そこで、地域に根差すかかりつけ医をめざそうと決めたんです。クリニック名に名字ではなく地域名を入れたのも、私たちが引退後、誰かが継ぎやすいようにと考えたからです。それほど長く地域で親しまれるクリニックにしたいと思っています。

