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田中 真百合 院長の独自取材記事

青山お肌のクリニック

(新潟市西区/青山駅)

最終更新日:2026/06/30

田中真百合院長 青山お肌のクリニック main

JR越後線の青山駅から徒歩8分の住宅街に、2025年に開業した「青山お肌のクリニック」がある。院長の田中真百合先生は、日本医科大学付属病院の皮膚科などで研鑽を積んだ日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。勤務医時代の経験から、患者の肌悩みにより幅広く応えたいという思いを強くし、保険・自費の両方から最適な治療を提案できるクリニックをめざして開業を決意したという。美容皮膚科も標榜するが、基本は赤ちゃんから高齢者まで幅広い世代が安心して通える皮膚科だ。オフホワイトを基調とした院内は保険と美容で待合を分け、カーテンや個室で患者のプライバシーにもこまやかに配慮している。穏やかで控えめな語り口ながら、診療への確かな信念がにじむ田中院長に、開業の経緯やめざす医療について聞いた。

(取材日2026年6月3日)

保険と自費の選択肢をそろえ、誰もが通える皮膚科へ

まずは、こちらのクリニックを開業された経緯をお聞かせください。

田中真百合院長 青山お肌のクリニック1

福岡で生まれ育ち、佐賀大学医学部卒業後、日本医科大学皮膚科に入局し研鑽を積みました。大学病院や地域の基幹病院、クリニックなどさまざまな医療機関で診療に携わり、一般皮膚科から美容医療まで幅広い知識と経験を培ってきました。その後、夫の仕事を機に新潟へ転居。子育てと仕事の両立に悩みながらも、新潟の皆さんの温かなお人柄や豊かな自然、恵みにふれる中で、この地域に根差し、医療を通じて地域の皆さんに寄り添いたいという思いが芽生えました。診療では保険診療のみでは患者さんの症状やお悩みに十分応えきれず、有用な治療法があっても選択肢として提示できない場面を経験してきました。そうした経験から、保険・自費の枠にとらわれず、より多くの選択肢の中から一人ひとりに最適な治療を提案できる医療を実現したいとの思いが強くなりました。また、育児と仕事を両立しながら理想とする医療を継続的に提供したいと考え、開業を決意しました。

「お肌のクリニック」という名前には、どのような思いがあるのでしょうか。

「皮膚科」という漢字は少し堅い印象がありますが、「お肌」であれば小さなお子さんからご高齢の方まで、どなたにも身近に感じていただけるのではないかと考えました。美容を前面に出す目的でつけた名前ではなく、保険診療から自費診療まで幅広く対応できる皮膚科として、お肌のことで気になることがあればまず相談してほしいという思いを込めています。実際に来院される方の人数でいえば、保険診療の患者さんのほうが多いんですよ。落ち着いた内装を見て「来院するクリニックを間違えたかな」と恐縮される方もいらっしゃいますが、そんなことはまったくありません。赤ちゃんからお年寄りまで、お肌のことならどなたでも安心して通える皮膚科ですので、気兼ねなく受診していただけたらうれしいです。

院内を拝見して、広々とした落ち着いた空間が印象的でした。設計で意識された点はありますか?

田中真百合院長 青山お肌のクリニック2

お悩みを抱えて来院される方にとって、周囲の目が気になるのは自然なことだと思います。特に素顔を見られることに抵抗がある方も多いので、保険診療と美容診療の待合スペースを分け、美容側はカーテンで仕切って隣の方と顔を合わせずに済むようにしました。洗顔後、そのまま個室へ移動できる動線を整え、施術後に人目を気にせずメイクができるパウダールームもご用意しています。また、車いすやベビーカーでも通りやすいバリアフリー設計にもこだわりました。車社会の新潟で郊外にある分、駐車場の使いやすさを喜んでいただくことが多いですね。

皮膚科専門医の目で見極める、一人ひとりに適切な治療

保険診療と自費診療、治療の方針はどのように決めていますか?

田中真百合院長 青山お肌のクリニック3

保険と自費のどちらから始めるのが適切か、フラットな目で見極めるようにしています。例えば自費の施術を希望されて来院した方でも、まず湿疹の治療を保険で行ったほうが良い状態であれば、迷わずそちらをお勧めしますし、保険診療を続ける中で改善が頭打ちになれば、自費の選択肢を丁寧にご説明します。高い施術を無理にお勧めすることは決してありません。ご希望の内容を伺い医師の立場から治療経過の見通しを率直に伝えた上で、十分にご理解・ご納得いただきながら一緒に治療法を考えていく流れを大切にしています。「今まで保険診療のことしか知りませんでしたが、そんな方法があったんですね」と感謝していただけたら、やりがいを感じます。

診療の面で、こちらのクリニックならではの強みはありますか?

自費診療で使う医療機器を、台数も種類もかなり充実させています。幅広いお悩みに対応できるよう必要最低限のつもりでそろえたのですが、結果的に、設備が充実していると喜んでいただくこともありますね。その分、保険診療では十分な改善が得られなかった方にも別のアプローチをご提案できるのは、大きな強みだと感じています。皮膚科専門医としてさまざまな皮膚トラブルを広く診てきた経験があるからこそ、先にお話ししたように、保険と自費を見極めた適切な選択ができるという自負もあります。アトピー性皮膚炎などの基礎疾患をお持ちの方の美容ケアにも対応しており、万が一何かが起きた際にも皮膚科の知識をもとに迅速に対応できる体制を整えています。

診察の際に大切にされていることを教えてください。

田中真百合院長 青山お肌のクリニック4

私自身、患者として病院を受診した際に症状をうまく伝えられず、もどかしい思いで帰った経験が何度かあります。だからこそ、患者さんの話にはしっかり耳を傾けたいですし、診察の最後には「追加で聞きたいことはないですか」とお声がけするように心がけています。当院ではできるだけ私が最初から直接ご説明する体制を取っており、個室での一対一の診察が基本です。周囲に人がいない空間だからこそ打ち明けやすいこともあると思うので、お悩みをまとめてお話しいただいて構いません。デリケートな部位を診る際にはカーテンで仕切りを設けるなど、プライバシーに配慮することも忘れません。当院には女性医師を探して来院される方も多く、安心していただける環境づくりを心がけています。

赤ちゃんから高齢者まで、地域の肌のかかりつけに

どのような患者さんが来院されていますか?

田中真百合院長 青山お肌のクリニック5

赤ちゃんから90代の方まで本当に幅広く、平均すると40代くらいでしょうか。保険診療では湿疹が圧倒的に多く、ご高齢の方は乾燥性の湿疹、若い方はニキビの相談が中心です。近くに学校もあるので小中学生の相談も多いですし、夏場は虫刺されやあせも、とびひなどお子さんの来院も増えます。自費診療は40代から50代の女性が多いですが、最近は男性のしみやニキビのご相談も増えてきました。保険で湿疹の治療に通ううちに「しみも気になって」と美容ケアを希望される方もいらっしゃいますね。美容だけで通っている方のほうがむしろ少なく、世間話も交えながら気軽にご相談いただける、そんな距離感を大切にしています。

クリニックを支えるスタッフの皆さんについても教えてください。

看護師4人と受付3人の計7人で、20代から40代の、全員が女性スタッフという体制です。子育て中のメンバーが多く、小さなお子さんや赤ちゃんの扱いにも慣れていますので、子ども連れでも安心して来ていただけると思います。お子さんも赤ちゃんも本当にウエルカムで、スタッフみんなが心から歓迎しています。チームとしては、朝と終業時に必ず申し送りの時間を設けて情報を共有し、気づいたことを誰でも気兼ねなく言い合えるフラットな環境を大切にしています。開院前には接遇の講師をお招きして勉強会も行いましたので、共通の接遇基盤もできました。本当に仲が良く温かい雰囲気の中で日々の診療にあたっています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

田中真百合院長 青山お肌のクリニック6

今後も保険診療と自費診療の両方を軸に、患者さんのお悩みにできるだけ幅広く応えていきたいと考えています。現在の医療機器でも対応しきれないケースがまだありますので、新しい機器の導入も視野に入れながら、より多くの方の治療をこの場所で完結できるよう準備を進めているところです。めざしているのは、赤ちゃんからお年寄りまで、皆さんがお肌や皮膚のことで何か相談したいなと思ったときに、まず思い浮かべていただけるような身近な皮膚科です。地域の皆さんにとって頼れる存在でありたいと願っています。お肌のことで少しでも気になることがあれば、気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ボツリヌストキシン製剤によるしわケア/1万1000円~、しみ取りスポットレーザー/1ミリあたり1100円~
詳しくはクリニックのホームページをご確認ください。