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実綿 倫宏 院長の独自取材記事

みわた消化器内科・内視鏡クリニック

(東広島市/西条駅)

最終更新日:2026/06/15

実綿倫宏院長 みわた消化器内科・内視鏡クリニック main

西条インターチェンジから車で約6分、近年ファミリー層を中心に人口が増えているエリアにて、2026年春に誕生した「みわた消化器内科・内視鏡クリニック」。大学時代から東広島に縁があるという実綿倫宏(みわた・ともひろ)先生は、広島県内の中核病院にて大腸がんや胃がん、食道がんなどの診療実績を積んだ、内視鏡のエキスパートだ。勤務医時代にがんなどの早期発見の重要性を実感したことから、患者の痛みや不安に配慮した内視鏡検査の提供に注力している。先端の機器・設備を積極的に取り入れ、診療の質の向上に取り組んでいる同院。吹き抜けから陽光が注ぐ院内の雰囲気にマッチした、明るく爽やかな実綿院長に、クリニックや患者への思い、内視鏡検査へのこだわりなどを聞いた。

(取材日2026年5月18日)

疾患を早期に発見し、患者に安心をもたらす診療を提供

どのような主訴で来院される患者さんが多いのですか?

実綿倫宏院長 みわた消化器内科・内視鏡クリニック1

腹痛や胸やけ、食欲不振、便秘や下痢など、胃腸に関する症状のある方や、健康診断の便潜血で引っかかってしまった方、がんの治療経験のある方が比較的目立ちます。ピロリ菌除菌後の経過観察を希望される方も徐々に増えていくと思います。また、日本内科学会総合内科専門医でもありますので、風邪や生活習慣病などの一般内科疾患も診ています。一口に腹痛といっても、近年増えている潰瘍性大腸炎の症状からストレスまで原因はさまざまです。場合によっては、これまで培ってきた人脈を生かして他院と連携して対応するので、気軽に相談してもらいたいですね。

消化器内科をご専門に選ばれたきっかけがあれば教えてください。

研修医時代にいろいろな診療科を回り、対象の臓器がとても広い点に惹かれました。自分でポリープなどの病巣を発見し、治療まで携わることができることが一番の魅力だと思っています。大学病院や中核病院で、高難度の治療を含め幅広い診療を経験するうちに、自分の判断で責任を持って医療を提供していきたいという気持ちが強くなり、開業を決めました。勤務医時代に消化器内科の診療で印象に残っているのは、検査でがんを早期発見し治療に至った時の、患者さんの喜ぶ姿です。医師を志したのも、子どもの頃から勤務医の父が患者さんからお礼の手紙などをもらう様子を見ていて、尊敬の念を持っていたから。当院でもがんなどの早期発見に尽力し、父のように多くの人から感謝されるような医師でありたいです。

開業への強い思いがあったのですね。クジラのロゴマークも印象的ですね。

実綿倫宏院長 みわた消化器内科・内視鏡クリニック2

長く広島で暮らしてきましたし、大学時代を過ごしたこの東広島に巡り合わせのような縁を感じて、この地で開業しました。ロゴマークは、長寿でがんになりにくい動物なのでクジラをモチーフにしたんです。名字である実綿もデザインされており、当院のイメージにぴったりだと思っています。院内については、患者さんにリラックスして過ごしてもらえるよう、白を基調としたシンプルな雰囲気に仕上げてもらいました。内視鏡室もやや広めなので、穏やかな気持ちで検査に臨むことができると思います。「優しい雰囲気、相談しやすい雰囲気、また来たくなる雰囲気のあるクリニック」をめざしていきたいです。

内視鏡検査の精度と受診のしやすさを患者目線で追求

内視鏡検査について、クリニックならではの強みを教えてください。

実綿倫宏院長 みわた消化器内科・内視鏡クリニック3

まずは受けていただかないことには始まりませんので、受診のハードルを下げることに注力しています。少しでも関心を持たれている患者さんに対しては、不安な点をお聞きし、当院での対処法について丁寧に説明しています。意識して伝えているのは、「みなさんが思っているよりも、気楽に受けてもらえる検査ですよ」ということ。事前の問診を通して鎮静剤の量を調整し、「もう検査が終わったんですか?」と驚かれるレベルまで眠ってもらった状態へと導いていっています。もちろん、一緒にカメラの画像を確認しながらの検査も可能です。嘔吐反射が少ない細径内視鏡を用いているほか、おなかを膨らませる際も空気の代わりに二酸化炭素を送気し、検査後のおなかの張りや痛みの軽減に努めています。

設備面にもこだわりがあると伺いました。

AIを活用した画像診断補助システムを搭載した大腸カメラを導入しています。カメラが映し出す画像に映った病変が疑われる箇所を検出してくれるので、ひだに隠れているポリープなど肉眼では気づきにくい部分の見落とし防止になるんです。指摘箇所が良性か悪性かは自分で判断しています。医師とAIの両方の目で入念に検査できるので、精密さを高める点で役に立っていると思います。「変わることを恐れない」が当院のモットー。内視鏡以外の設備・機器も積極的にアップデートしていくつもりでいます。スタッフは大変かもしれませんが、同じ機器を使い続けるのではなく定期的に替えていくことは開業時に伝えているので、この先も柔軟に対応してくれると期待しています。

検査の受けやすさにも配慮されているそうですね。

実綿倫宏院長 みわた消化器内科・内視鏡クリニック4

はい。無線LANとタブレット端末、完全個室の前処置室を3室設けています。全室お手洗いがあるので、特に初めての方には安心だと思います。また、検査中に発見したポリープの日帰り切除手術や、大腸カメラと胃カメラの同日検査も行っています。大腸カメラに関しては、下剤や鎮静剤の調整のためにあらかじめ診察が必要ですが、検査自体は胃カメラとまとめて一日で終わります。内視鏡検査の予約枠については、予約を取りやすいようにできるだけゆとりをもたせて多めに設定しています。ウェブ予約システムについても、最初に日程を選択できる仕様やSNSとの連携など、多岐にわたるニーズに対応しています。これからも、患者さんの通院ストレスを減らす工夫を取り入れていきたいですね。

内視鏡検査の推進を通して東広島のがん患者減少に尽力

診療ではどのようなことを心がけておられるのですか。

実綿倫宏院長 みわた消化器内科・内視鏡クリニック5

とにかく全力を尽くすのが大前提です。さらに、診察ではスタッフにカルテの入力補助をしてもらい、患者さんとの会話にじっくり時間を使うように心がけています。カルテを見ながらお話を伺うと、どうしても患者さんから目を逸らす瞬間があり、患者さんを不安にさせてしまうと思うんです。患者さんの目を見て話すことで、言葉の節々や表情の小さな変化にも気づくことができますし、患者さんには「話をきちんと聞いてくれている」と信頼してもらえます。診察の最後には必ず「他に何か気になることはありますか?」と質問しているので、症状とはあまり関係のないことやちょっとしたことでも気軽に話してくれたらうれしいです。

スタッフの皆さんも大きな役割を担っておられるのですね。

もちろんです。先ほどお話しした電子カルテの入力も、すべてのスタッフにマスターしてもらっています。現在は5人の看護師さんと3人の事務スタッフが日々頑張ってくれていて、内視鏡検査に携わった経験のある人もいるので頼りになりますね。自主的に動いてくれる方ばかりですが、患者さんに見られていることを意識してほしいということと、患者さんに丁寧に説明するように常に伝えています。毎朝必ず確認事項を共有しているほか、業務の中でうまくできなかったことや患者さんからの意見などはアプリにアップして、時間を見つけて皆で解決策を練るようにしています。アプリに残しておけば、後で振り返りができるだけでなく、蓄積されたものはマニュアルとして今後も活用できると考えています。

最後に、今後の目標と意気込みを教えてください。

実綿倫宏院長 みわた消化器内科・内視鏡クリニック6

「東広島における進行がんの患者さんを減らしたい」、その一心で診療にあたっています。近隣で内視鏡の診療に携わられている先生方とも連携して、早期発見・早期治療をめざしていきたいですね。そのためには、一人でも多くの方に内視鏡検査を受けてもらうことが重要です。遅くとも50歳頃までには受けることをお勧めします。まずは相談に来てもらい、検査の具体的な流れや痛みなど、検査に対する不安をクリアにしてほしいです。実際、説明後に患者さんから「思っていたよりも大変ではなさそう」と言われることは少なくありません。細かい点まで納得してもらった上で進めていくので、内視鏡検査を受けた経験のない方、そして以前の検査がトラウマになっている方もぜひ、思いきって来院してみてください。