高亀 美佳 院長の独自取材記事
ラ・ミカ矯正歯科
(芦屋市/芦屋駅)
最終更新日:2026/06/15
2026年5月、芦屋市に開院した「ラ・ミカ矯正歯科」。院長を務める高亀美佳先生は、自身も幼少期に矯正を経験し、その価値を実感してきた矯正歯科を専門とする歯科医師だ。現在は2児の母として子どもたちの成長にも深く寄り添いながら診療にあたっている。「口元から始まる、自分らしい毎日」をモットーに掲げる同院では、歯並びや噛み合わせを整えることをめざすだけでなく、患者が自信を持って笑い、より豊かな人生を歩めるようになることもめざす。丁寧なカウンセリングとわかりやすい説明を徹底し、経過を写真やデータで共有するなど、患者と二人三脚で歩む矯正を実践している。今回はそんな高亀院長に、開院へと至った経緯や、患者との信頼関係を大切にする診療方針、さらに同院ならではのこだわりについて話を聞いた。
(取材日2026年6月3日)
「口元から始まる、自分らしい毎日」がコンセプト
まずは開院までの経緯を教えてください。

私は大阪歯科大学を卒業後、同大学の矯正学講座に入局し、矯正歯科について専門的に学びました。その後は京都市の矯正専門の歯科医院や複数の歯科医院で矯正に携わり、子どもから大人まで幅広い患者さんと向き合いながら研鑽を積みました。勤務医時代はさまざまな症例を経験し、技術だけでなく患者さんとのコミュニケーションの大切さについても学べたと思います。その中で、「もっと一人ひとりの患者さんに丁寧に寄り添いたい」「自分が理想とする矯正を追求したい」という思いが強くなっていきました。結婚を機に芦屋市で暮らすようになり、子育てを通じて地域の方々と交流する中で、歯並びや矯正に関する悩みを抱える方が多いことを実感したこともあり、地域の皆さんが気軽に相談でき、安心して通える矯正歯科専門の歯科医院をつくりたいと考え、この地で開院を決意しました。
美しく整った歯科医院ですね。院内づくりや設備面でこだわった点を教えてください。
ありがとうございます。矯正は数年単位で通院が続くことも多いため、患者さんが来院するたびに心地良く過ごせる空間づくりを大切にしました。院内はグレージュやベージュを基調とした明るく上質なデザインで統一し、初めて来院される方でもリラックスできる落ち着いた雰囲気を意識しています。また、診療の質を追求するため設備面にも力を入れ、歯や顎の状態を立体的に把握できる歯科用CTや、矯正歯科専用の頭部エックス線、精密な診断に役立つ口腔内スキャナーを導入しました。患者さんにとって負担の少ない検査を実現するとともに、精度を追求した矯正計画の立案につなげています。見た目の美しさだけでなく、安心して矯正を受けていただける環境づくりにもこだわっています。
御院のコンセプトについて教えてください。

当院では「口元から始まる、自分らしい毎日」をコンセプトに掲げています。矯正というと歯並びをきれいにするために行うイメージを持たれる方が多いのですが、私はそれだけではないと考えています。もちろん見た目を整えることを図ることで笑顔に自信が持てるようになることは大きな価値ですが、矯正の本質は「噛む」「呼吸する」「発音する」といったお口本来の機能が正しく整った状態をめざすことにあります。そして、それは一生ご自身の歯で健康に過ごしていただくための大切な土台づくりでもあります。私は矯正を通じて、患者さんのお口の健康と豊かな人生の両方を支えていきたいと考えています。一人ひとりの思いやライフスタイルにも寄り添いながら、その方らしい毎日につながる矯正を提供していくことが、私がめざす矯正の形です。
歯列不正の背景にある根本原因にアプローチ
どのような診療に対応されているのでしょうか。

当院は矯正歯科専門の歯科医院として、子どもから大人まで幅広い世代の矯正に対応しています。お子さんの成長発育を見ながら行う小児矯正をはじめ、成人のワイヤー矯正やマウスピース型装置を用いた矯正など、さまざまな選択肢をご用意しています。中には「どの方法が自分に合っているのだろう」と迷われる方もいらっしゃいますので、それぞれのメリット・デメリットを丁寧にご説明し、十分にご納得いただいた上で矯正の方法を選んでいただくことを大切にしています。矯正はお子さんのためのものというイメージを持たれることもありますが、近年は大人になってから矯正を始める方も増えています。年齢を問わず、それぞれのライフステージに合わせた矯正をご提案していますので、歯並びや噛み合わせが気になる方はぜひ一度ご相談ください。
診療で大切にしていることを教えてください。
最も大切にしているのは「診断」です。矯正は歯を動かすこと自体が目的ではなく、その背景にある原因を正しく見極め、アプローチすることが重要だと考えています。そのため当院では、少し面倒だと思われるかもしれませんが、詳しい問診を行って、日常生活の癖や生活習慣、アレルギーについても丁寧にお聞きします。口呼吸や舌の使い方、頬づえなど、日々の習慣が歯並びに影響しているケースは少なくありませんので、原因をしっかりと把握した上で矯正計画を立てています。同時に、正しい習慣の獲得や癖の改善に取り組むことが、長期的に安定した結果につながると考えています。もちろん、患者さんの理解を大切にしながら矯正を進めることも重視しています。
患者さんの理解を大切にされているのですね。

矯正は数回では終わらないため、内容や進め方についてはわかりやすく丁寧に説明し、ご納得いただいた上で進めることを基本としています。矯正中の変化は写真で共有したり、ご希望に応じてメッセージアプリなどを活用しながら経過をご確認いただける体制を整えています。長い期間がかかるからこそ、不安を減らし、安心して続けていただける関係づくりを心がけています。また当院には審美歯科で経験を積んだ歯科衛生士も在籍しており、日々のクリーニングや口腔ケアに加え、歯肉のマッサージなどのデンタルエステにも対応しています。矯正をきっかけに、ご自身のお口への意識を高めていただけることは、私たちにとっても大きな喜びです。
矯正を身近に感じ、変化を感じながら取り組んでほしい
小児矯正についてはいかがですか?

お子さんの矯正は、単に歯並びを整えることをめざすだけでなく、顎やお口の機能を正しく育てていくという重要な目的があります。成長期という限られた時期にしかできないアプローチも多く、将来的な歯並びや噛み合わせの安定にも大きく関わってきます。そのため、気になることがあれば一度ご相談いただきたいですし、お子さんの発育に合わせて矯正を始める適切なタイミングについてもアドバイスできます。また、私自身も2児の母として日々子どもと向き合う中で、成長過程における小さな変化や生活習慣の影響の大きさを実感しています。そのため診療でも、お子さんの気持ちや保護者の方の不安に寄り添いながら、無理のない形で矯正を進めること、そしてお子さん自身が前向きに取り組めるように関わることを意識しています。
先生自身も矯正を経験されたそうですね。
私自身も幼少期に矯正を経験しています。装置の違和感や見た目への不安など、当時は子どもながらにいろいろな思いがあったはずですが、不思議と「つらかった」という記憶はあまり残っていません。それよりも、矯正を終えたことで、気持ちの面でもポジティブな変化があったことをよく覚えています。歯の機能性や口元の印象がもたらす価値の重要性について、年齢を重ねるほどに理解が深まっています。さらに母親になり、わが子に健康に成長してほしいと願う気持ちも痛いほどわかるようになりました。自分自身が矯正を経験しているからこそ、お子さんや保護者の方の不安や戸惑いにも寄り添いながら、一緒に矯正を進めていきたいという思いが強くあります。
最後に、今後の展望や地域の皆さんへのメッセージをお願いします。

矯正を身近に感じ、変化を感じながら取り組んでいただけるような歯科医院をめざしています。矯正は長い期間をかけて行うからこそ、不安や疑問を解消し、納得して始めていただきたい。そのためにも、一人ひとりの患者さんと丁寧に向き合い、わかりやすい説明と寄り添った診療を徹底していきたいです。また、地域の皆さんが、歯並びのことに興味を持っていただけるような発信もしていきたいと考えています。口元を整えることをめざすことで、自信が生まれたり、笑顔が増えたり、その方の毎日がより豊かになったりすることにつながるよう、これからも矯正を通じてサポートしていきたいです。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正/33万円~、成人ワイヤー矯正/71万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/88万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

