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林 陸 院長の独自取材記事

南林間りく整形外科

(大和市/南林間駅)

最終更新日:2026/10/15

林陸院長 南林間りく整形外科 main

南林間駅から徒歩1分の「南林間りく整形外科」。林陸院長は、大和市立病院で整形外科の外科治療に携わった経験から、手術に至る前の保存的治療で地域に貢献したいと考え、2026年に開業した。「地域の皆さんはもちろん、当院を必要とされる方に幅広く来院していただきたいです」との思いのとおり、子どもから中学生・高校生・大学生や社会人、高齢の患者まで幅広い世代が訪れている。「痛みのケアだけでなく、患者さんが生活でどのようにお困りかなども伺って、その改善につながる治療を検討したいと考えています」と語る林院長に、同院の特色や各年代に多い症状やその治療、将来の目標などを詳しく聞いた。

(取材日2026年9月9日)

病院での経験を生かし、保存的治療で地域に貢献を

こちらで開業された経緯をお聞かせください。

林陸院長 南林間りく整形外科1

開業前の5年ほどは大和市立病院の整形外科で診療に従事していました。病院では手術を中心とした外科的治療が主体でしたが、その前段階から保存的治療にしっかり取り組むことで症状の悪化を防ぎ、より長く地域の皆さんの健康を支えられると考えたことが開業のきっかけです。当院では膝痛や腰痛をはじめ、骨粗しょう症、リハビリテーション、スポーツ整形など幅広く対応しています。特に、年齢を重ねるにつれて増える膝や腰の痛みを「年齢のせい」と諦めず、できるだけ長く自分の足で歩き続けられるようサポートしたいと考えています。お子さんからご高齢の方まで幅広い世代にご来院いただき、以前から診ていた患者さんのご紹介でお越しくださることもあり、たいへんありがたく感じています。現在は、非常勤医師として大和市立病院で手術に立ち会っています。ご紹介した患者さんの手術から術後まで継続して見守ることができることがうれしいです。

整形外科の医師をめざしたきっかけやその後のご経験を教えてください。

小・中学校でサッカー部、高校ではラグビー部、大学では両競技に打ち込む中で、高校時代にケガをした際に鍋島整形外科の鍋島和夫先生の診療を受けたことがきっかけです。鍋島先生とお話をすることで、ケガで焦る気持ちに寄り添いながら支えてくださる姿に感銘を受け、スポーツに貢献できる仕事として整形外科医をめざしました。横浜市立大学卒業後は関東労災病院で膝の前十字靱帯の治療に興味を持ち、横浜市立港湾病院(現・横浜市立みなと赤十字病院)でも診療。北海道大学スポーツ医学診療科への国内留学で靱帯の損傷治癒および再建靱帯の促進に関する研究や臨床にも携わり、さらに船橋整形外科では肩と膝の関節の専門治療を臨床で多数経験しました。その後、横浜医療センター、横浜南共済病院を経て、大和市立病院整形外科で科長・部長を務めた後に開業しました。現在もスポーツチームへの帯同を続けており、競技現場での経験を日々の診療に生かしています。

診療の際にはどんなことを心がけていらっしゃいますか。

林陸院長 南林間りく整形外科2

自分や自分の家族が受診したことを想像しながら、一人ひとりの患者さんに丁寧に向き合うことを心がけています。また、痛みの訴えだけでなく、それによって日々の生活でどうお困りなのかをできる限りくみ取り、その解決を図ることも重視しています。痛みを感じる部分だけに原因があるとは限らず、ほかの部位の筋肉の硬さや体の動かし方などが影響していることもあります。そうした隠れた要因にご本人が気づいて改善を意識されるようになると、症状が和らぐことも考えられるのです。私たちが治療ですべての痛みを取り去ることは難しく、ご本人の気づきや行動の変化を促すことも含めて、症状が良くなるためのお手伝いをするという気持ちで診療にあたっています。

患者の希望する生活を聞き、それに応じた治療を検討

診療体制や院内の設備について教えてください。

林陸院長 南林間りく整形外科3

現在は午前中を私と女性医師の2診体制で診療しています。患者さんの待ち時間軽減につながるほか、女性の医師に相談したい患者さんなどは、なるべくご希望に添うように対応しています。院内は患者さんが安心できるように、白を基調とした明るく清潔感のある雰囲気をめざし、リハビリテーション室も広々としたスペースを確保しました。また、高い精度が期待できるDEXA法による骨密度の検査機器で腰椎や大腿骨の骨密度検査も可能です。診察室の超音波診断装置では、筋肉や靱帯、外傷の状態をリアルタイムで観察し、炎症部位の血流の評価や、関節注射、ブロック注射で体内の針先の位置を確認しながら処置するなど、検査・治療の精度および安全性に配慮するために役立てています。

ご高齢の患者さんの痛みなどにはどう対応されていますか?

最初に膝や腰などに負担をかけにくい体の動かし方や、痛みに関与しがちな姿勢・呼吸の改善に向けたアドバイスから始めることが多いと思います。ただ、年齢を重ねると姿勢を保つこと自体が難しくなる方も増えますから、あまり無理をせず、痛み止めや湿布などのお薬、痛み止めの注射などでも対応していきます。またご高齢の方に限りませんが、関節の痛みや障害にはなるべく関節を温存する治療で検討することを大切にしています。人工関節は優れた治療法ですが、膝に衝撃を与えるようなスポーツを続けたい方、山登りなどが趣味の方などは、活動に制約が出ることも考えられます。普段の散歩や外出を楽にしたいという方とでは、治療の方向性も変わってきますので、治療後の生活イメージまで詳しく伺って、病院にご紹介したほうがいいのかを検討しています。患者さんの生活のご希望を踏まえて治療を検討する方針は、病院勤務時代から変わらず一貫して行っています。

お子さんや中学生・高校生はどのような症状が多いのでしょうか?

林陸院長 南林間りく整形外科4

お子さんの場合は打ち身や骨折、捻挫といった外傷が中心で、多くは保存的治療で対応可能ですが、手術適応と考えられる場合は病院にご紹介しています。中学生・高校生になるとスポーツに関連した障害のご相談も増えます。練習の頻度や内容も関連しますが、同じことをやっていても痛みが出る方とそうでない方がいて、体の使い方が適切かどうかで違いが出ていることが少なくありません。実際に診療室で体を動かしてもらって動きを確認し、より適切な体の動きに気づいていただくような指導も行っています。私は高校時代にラグビー部で活動し、小学生の頃からつい最近までサッカーを続けてきました。また、一医師になってからは膝関節や肩関節の専門的な治療にも携わってきたため、そうした自分の経験も生かして診療にあたっています。

「ここに来れば安心」と感じてもらえるクリニックに

リハビリテーションについて教えてください。

林陸院長 南林間りく整形外科5

物理療法ではウォーターベッドや温熱療法を行うマイクロ波治療器、低周波治療器といった機器を使い、筋肉の緊張をほぐして動きの改善や、痛みの緩和を図っています。さらに筋力トレーニングやストレッチ、そして「体の動かし方を学びたい」「もう少し積極的に体を動かして良くしたい」という方には、保険診療の範囲内で理学療法士による運動療法もご提案しています。理学療法士やリハビリテーション助手は、患者さん一人ひとりに親身になって寄り添い、また理学療法士は患者さんの状態を私と常に共有してくれます。症状の経過や治療への反応を踏まえてリハビリテーションの強度を調整し、通院の頻度を検討するなど、患者さんの治り具合に合わせた対応ができるように、密な連携を心がけています。

よろしければお休みの日の過ごし方も教えてください。

自分の体力と相談しながらですが、休みの日や診療後にジムでのワークアウトを続けています。診療ではよく患者さんの体の使い方を診るのですが、やはり自分でも体を使っていないとわからないことが多く、自分の体を鍛えるだけでなく、体の動かし方を確認する機会と捉えています。実際に診療の際にも、姿勢や呼吸、足の接地の仕方や膝の向き、腹圧のかかり具合などを確認し、必要に応じて私も自分の体を使って動作の指導をすることなどもあります。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

林陸院長 南林間りく整形外科6

微力ながら、地域の皆さんが「ここに来れば安心」と感じていただけるクリニックになれるように、整形外科の医師として地域に長く貢献することを目標にしています。患者さんにお困り事などを気兼ねなく話していただき、解決策の方向を見つけてご提案できるようになれたらと考えておりますので、ご自身のことでもご家族のことでも気軽にご相談ください。