松井 正格 院長の独自取材記事
松井歯科医院
(桜井市/桜井駅)
最終更新日:2026/06/10
全国から参拝者が訪れる大神神社とその御神体である三輪山を望み、中和幹線に面する好立地に、2026年4月22日に開院した「松井歯科医院」。桜井市の産業である材木業にちなみ、奈良県産の木材を使用して建てたクリニックは、ふんわりと漂う木の香りが気持ちを落ち着かせてくれる。温かみにあふれた内装も印象的だ。院長の松井正格(まつい・まさのり)先生は、歯周病一筋に長年研鑽を積んできた歯科医師。歯科医師の家系に育ち、なるべくして歯科医師になった。「歯科から健康寿命の延伸に貢献する」を理念に掲げ、歯周病の管理が全身の健康につながるという考えから、歯周病治療と予防歯科を中心に地域への貢献をめざす。爽やかな笑顔と優しい口調が安心感を与える松井院長に、開院までの経緯やクリニックの理念、目標について語ってもらった。
(取材日2026年5月13日)
歯周病専門のクリニックで培った経験を生かす
先生が歯科医師をめざした理由やきっかけは何でしたか?

ここ桜井市が地元なのですが、曽祖父の頃から代々歯科医師の家系でして、両親も歯科医師なんですね。自宅の向かいにクリニックがあり、そういった環境で育ったので、歯科医師になるべくしてなったという感じです。母は桜井高校の前にある実家のクリニックを継いで今でも診療しています。
開院に至った経緯をお聞かせください。
学生時代から歯周病に興味があったので、大学卒業後は京都の歯周病専門のクリニックに10年勤務し、歯周病とインプラントを中心に勉強しました。その頃から、いずれは地元の桜井市で開院しようと思っていました。タイミングとしては、10年が一つの節目といいますか、周りも35歳くらいで開院する人が多いように思ったのと、日本歯周病学会歯周病専門医の資格を取得してから2年ほどたったのでそろそろだと思ったからです。実家のクリニックは、昔から通い続けてくださっている患者さんも多く、高齢者が多い地域でクリニックの場所を変えると通えなくなる方もいらっしゃるので母が続けています。それで、こちらは車で通いやすく駐車スペースを確保できる場所をと考えて、中和幹線沿いで探し、ここに決めました。
クリニックを開院するにあたり、どんなことにこだわりましたか?

歯科のクリニックというのは、怖いイメージもありできれば通いたくない場所だと思うので、無機質な雰囲気だと余計に怖く感じると思うんですね。それと、桜井市は「木の街」といわれており、製材業が多いところなんです。そういったことから、木の温かみを感じられるクリニックにしたいと思い、すべて奈良県産の木材を使うことにこだわりました。あとは、バリアフリー設計にして、車いすや段差が気になる方、ベビーカーなど、スムーズに移動できるようにしています。キッズスペースも用意していますので、お子さん連れでも安心して受診していただけるかと思います。
健康寿命の延伸に貢献したい
クリニックの目標や理念を教えていただけますか?

クリニックの理念は「歯科から健康寿命の延伸に貢献する」ということです。歯を失う原因で最も多いのが歯周病なので、そこをしっかり管理することは全身の健康にもつながると思っています。できるだけ歯を残せるようにして健康な方を増やしていきたい、健康寿命を延ばしたい、というのがありますね。来ていただく患者さんにはもちろんのことですが、地域の方々にそういった話をして、地域全体に健康な状態を維持できる方を増やしていくことを目標に活動していきたいと考えています。
幅広い診療科目を掲げていらっしゃいますね。
ご家族皆さんで通っていただけるクリニックをつくりたいという思いがあったので、幅広く診療できるようにしようと意識し、診療内容を決めました。歯周病が専門ですが、小児歯科や入れ歯、審美歯科、ホワイトニング、範囲は限定的ですが矯正歯科も診ています。矯正歯科については、いずれは矯正専門の先生に来ていただきたいなと考えていますね。実際には、やはり歯周病の治療や一度検査してほしいということで来られる患者さんが多く、ほかには定期検診を希望される方が多い印象です。
力を入れていきたい治療はやはり歯周病でしょうか?

歯周病は、発症させないように予防することが一番大事だと思っています。ですので、歯周病になる前に来ていただいて予防していくことに力を入れたいですね。歯周病は、糖尿病のほかにも高血圧症やリウマチなど、いろいろな病気との関連が深いと思っています。特に、歯周病と糖尿病は相互に深く関連しており、歯周病の改善を図ることは、糖尿病の改善にも有用だといわれています。これまで歯周病というのは、歯周ポケットの深さを測ることはできましたが、炎症の度合いなどを数値化することが難しかったんです。それが最近になって、PISAという歯周ポケット炎症面積を評価する指標が使われるようになってきました。その数値と糖尿病の指標であるヘモグロビンA1cの数値を照らし合わせながら治療を進める方法がこれからの主流になってくると思います。歯周病は全身の健康に関わるということを積極的に皆さんに伝えていきたいですね。
歯周病治療と予防なら間違いないというクリニックに
これまでに忘れられない患者さんとのエピソードはありますか?

はい。歯周病専門のクリニックに勤務していた頃の話なのですが、知的障害のある患者さんがいらっしゃったんですね。お母さんが歯周病の改善を望まれて連れてこられたのですが、最初は恐怖心が強くて治療を進められませんでした。その時に、その方とのコミュニケーションに注力したことでだんだん治療ができるようになり、歯周病治療の後にはインプラントの治療も行うことができたのです。この経験は、なかなか学び得ないことを学ばせてもらった症例で、患者さんとの信頼関係を構築して治療を進める大切さを実感しました。歯周病の治療というのは長期におよぶケースが多く、歯科医師だけではなく患者さんの協力も必要で、歯科衛生士も含めチーム全体で取り組んでいかなければならないと思っています。患者さんと関わりながら治療を進めていくことが大事だとあらためて学んだ機会でしたね。
休日の過ごし方やご自身の健康維持についてなど、プライベートについても少しお伺いできますか?
4歳ともうすぐ2歳になる娘が2人いまして、虫捕りが好きなので、休みの日には藤原京とか近くの公園に虫を捕りに行っています。娘たちのお気に入りはテントウムシとダンゴムシで、最近はそれを捕まえることにはまっていますね(笑)。健康に関しては、マンションの4階に住んでいるのですが、階段を上り下りしています。子どもを抱っこしていることもあるので、運動になっていると思いますね。
最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

地域の方にどれだけ信頼していただけるかが、クリニックを運営するにあたってとても重要になってくると思っています。「歯周病と予防なら松井歯科医院に行けば大丈夫!」と思ってもらえるようなクリニックにしたいですね。そして、理念でもある「歯科から健康寿命の延伸に貢献する」ため、歯周病と全身の健康の関わり、その予防の大切さについて、地域に発信していきたいと思います。一人ひとりの患者さんに、どうすれば最善の治療を届けられるかを常に考え、親身になって寄り添う診療に努めています。丁寧なカウンセリングとわかりやすい説明を心がけていますので、どんなことでも気軽に相談してください。地域に根差した親しみのあるクリニックをめざしてまいります。
自由診療費用の目安
自由診療とはアライナー型装置を用いた矯正/70万円、セラミック治療/8万円~、ホワイトニング/3万円

