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山城 紘子 院長の独自取材記事

祖師ヶ谷内視鏡肝臓 やましろ内科クリニック

(世田谷区/祖師ヶ谷大蔵駅)

最終更新日:2026/09/02

山城紘子院長 祖師ヶ谷内視鏡肝臓 やましろ内科クリニック main

祖師ヶ谷大蔵駅南口から徒歩1分、スタイリッシュなクリニックモールの2階に「祖師ヶ谷内視鏡肝臓 やましろ内科クリニック」はある。明るい木目と丸みのある造形が印象的な院内は、医療機関にいることを忘れてしまいそうなほど温かな空間だ。院長の山城紘子先生は、東京医科歯科大学卒業後、関連病院で急性期医療に従事し、大学病院では肝臓分野の研究と外来診療を担ってきた消化器内科のスペシャリスト。「患者一人ひとりのすべての悩みに応えていきたい」という思いから開業を決意し、内視鏡検査と肝臓に特化した外来を2本柱に、女性医師ならではのこまやかな配慮を施した診療に努める。気品の中に温かさをにじませる山城院長に、開業の経緯や診療へのこだわりを聞いた。

(取材日2026年8月6日)

すべての悩みに応えるため、かかりつけ医の道へ

先生が医師を志し、消化器内科を専門にされた経緯を教えてください。

山城紘子院長 祖師ヶ谷内視鏡肝臓 やましろ内科クリニック1

父が薬剤師だったこともあり、幼い頃から医療にふれる機会が多く、自然と医師を志すようになりました。消化器内科を選んだのは、食道・胃・十二指腸・大腸から肝臓・胆嚢・膵臓まで非常に広い範囲の臓器を扱う点に惹かれたからです。がんのように生命に関わる疾患から過敏性腸症候群のような日常生活に関わる疾患まで幅広く診察する点や、内視鏡で直接診断や診療ができるという点にも大きな魅力を感じました。卒業後は東京医科歯科大学の医局に入り、関連病院で急性期の患者さんの対応やがんの治療に携わりました。大学病院に戻ってからは肝臓分野の臨床研究や基礎研究、肝臓に特化した外来を中心に担い、日本内科学会総合内科専門医、日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本肝臓学会肝臓専門医の資格も取得しています。

大学病院でのご経験を経て、開業を決意されたのはどのような思いからですか。

大学病院での経験は医師としての成長に大きく役立ちましたが、専門性が高い分、限られた疾患の患者さんに対して専門治療をしていくという側面がどうしても多くなります。一般的な生活習慣病のようなよくある病気は、かかりつけの先生にお願いせざるを得ない状況でした。そうした中で、私としては特定の疾患だけを診るのではなく、患者さん一人ひとりのすべてのお悩みに応えていきたいという思いが次第に強くなっていきました。かかりつけ医として患者さんに寄り添う診療をしたいと考えるようになり、開業を決意しました。もともと実家が世田谷区にありましたので、地元の近くでという思いから祖師ヶ谷大蔵を選びました。

明るく温かな院内ですね。クリニックづくりでこだわった点を教えてください。

山城紘子院長 祖師ヶ谷内視鏡肝臓 やましろ内科クリニック2

設計の段階から看護師などスタッフと一緒に動線を考え、デザイナーさんとも相談しながら、患者さんが心地良く過ごせる空間をつくりました。来院された際にほっとしていただけるよう、明るい木目や丸みのある造形を取り入れています。おかげさまで祖師ヶ谷大蔵周辺にお住まいの方を中心に来ていただいていて、「肝臓専門医がいるから」「女性の先生だから」といった理由で世田谷区内の他の地域から足を運んでくださる方もいらっしゃいます。受診される患者さんの年齢層もお若い方からご高齢の方まで幅広く、風邪や発熱などの一般的な内科症状から、内視鏡検査や肝臓まで多岐にわたるご相談をいただいています。

内視鏡検査と肝臓に特化した外来を柱に

内視鏡検査について、こちらならではの特徴を教えてください。

山城紘子院長 祖師ヶ谷内視鏡肝臓 やましろ内科クリニック3

当院の大きな柱は、内視鏡検査と肝臓の専門診療の2つです。内視鏡検査については、「怖い」「恥ずかしい」といった理由から、検査をためらわれる患者さんは少なくありません。特に女性の患者さんは女性の医師による検査を希望される方も多く、その点は安心して受診していただけるのではないかと思います。うとうとした状態で検査を受けていただけるよう鎮静剤を使用することもできますし、胃と大腸の検査を同じ日にまとめて行うことも可能です。検査中にポリープが見つかれば、可能な場合はその場で切除を行います。大腸カメラの前処置薬についても、ご希望があれば院内で飲んでいただけるスペースをご用意していますので、ご自宅での準備が不安な方にも対応可能です。「楽だった」「安心して受けられた」と感じていただければうれしく思います。

内視鏡検査を受ける大切さについても教えていただけますか。

大腸がんは日本人の死因の中でもトップクラスで、この状況は残念ながらまだ変わっていません。ところが便の検査で異常が出ても、その先の精密検査を受けない方がまだ非常に多くいらっしゃるのが現状です。せっかく体が発しているサインを見過ごしてしまうと、早期発見の大切な機会を逃してしまうことにもなりかねません。大腸がんはポリープの段階で見つけることができれば、治癒が期待できる疾患です。そのため、早期発見・早期治療が何より重要で、それが内視鏡検査を受けていただく大きな意義でもあります。まだ受けたことがないという方には、ぜひ一度ご検討いただければと思います。

肝臓に特化した外来ではどのような診療をされていますか。

山城紘子院長 祖師ヶ谷内視鏡肝臓 やましろ内科クリニック4

健康診査で肝臓の数値が高いと指摘を受けた方は、放置せずにぜひご相談いただきたいと思います。「沈黙の臓器」といわれるように、肝臓は自覚症状がないまま、病状が進行することがあります。気づいたときには肝硬変まで進行しているケースもあるため、早めに状態を把握しておくことがとても大切です。脂肪肝と聞くと深刻に感じないかもしれませんが、進行すると肝硬変になる方もいますので放置せず受診をしていただきたいです。当院では、クリニックではまだ導入の少ない検査装置を用い、特殊な超音波によって肝臓の硬さと内部の脂肪量を10分程度でほとんど負担なく調べられます。また、お酒を減らすのがお一人では難しいという方に向けて、アプリを活用したアプローチも行っています。医師と飲酒量を共有しながら目標を決め、飲酒量を減らしていくためのプログラムです。

対話で信頼を育み、地域の健康を守り続けたい

患者さんとの向き合い方で大切にしていることを教えてください。

山城紘子院長 祖師ヶ谷内視鏡肝臓 やましろ内科クリニック5

たとえ同じご病気であっても、患者さんの背景や考え方は一人ひとり異なります。ですから、まずは丁寧にお話を伺い、その方がどのようなお考えをお持ちなのかを理解することから始めるようにしています。その上でわかりやすく説明をさせていただいて、信頼関係を築きながら、その方にとって最適な治療をご提案できるよう心がけています。大学病院では個別の疾患に対する治療や研究が中心でしたが、クリニックでは患者さん一人ひとりを全体で見られるようになり、そこに大きなやりがいを感じています。

今後、地域の中で力を入れていきたいことはありますか。

内視鏡検査や肝臓の分野で培ってきた専門性を生かした診療を、今後も地域の中で続けていきたいと思っています。ありがたいことに、近隣の病院から患者さんの肝臓の検査をお願いしたいという連携のご依頼もいただいており、そうした形で当院の強みを生かしていければと考えています。一方で、風邪や発熱といった一般的な内科症状への対応、健康診査やワクチン接種といった予防医療にもしっかり力を入れていきたいです。何かあればまず相談してみよう、そう思っていただけるクリニックをめざしています。専門性と身近さの両方を大切にしながら、地域の皆さまの健康をお守りしていくのが私の役割だと思っています。

最後に、読者へメッセージをお願いいたします。

山城紘子院長 祖師ヶ谷内視鏡肝臓 やましろ内科クリニック6

内視鏡検査のことや肝臓のことなど、受診をためらってしまうケースもあるかと思います。そのお気持ちはとてもよくわかるのですが、多くのご病気において早期発見・早期治療は非常に大切です。「こんなことでも相談してよいのだろうか」と思われるような些細なことでも、ぜひ一度ご相談いただければと思います。お話を伺った上で、今後の方針について一緒に考えさせていただきますので、どうか一人で抱え込まないでください。専門的な検査から日常のちょっとした体調の変化まで、どんなことでもお力になりたいと思っています。皆さまの健康を一緒に守っていけるよう努めてまいりますので、気軽に受診していただければうれしいです。