上野 大輔 院長の独自取材記事
広島駅前クレセント歯科
(広島市東区/広島駅)
最終更新日:2026/07/09
広島駅北口から徒歩約5分。再開発が進むエリアのオフィスビル内に位置する「広島駅前クレセント歯科」。院長を務める上野大輔先生の専門分野であるインプラント治療を中心に、歯科、歯科口腔外科、小児歯科など、専門性の高い診療を幅広く行っている。院内は上質なホテルラウンジを思わせる、開放的で落ち着いた雰囲気。内装に用いた素材や調度品などは上野院長自ら選定したというこだわりようだ。「患者さん一人ひとりにとって何が最適かを考えたい」。開業前は大学病院や海外留学で研鑽を積み、臨床・研究・教育に携わってきたという上野院長に、診療への思いやクリニックづくりについて話を聞いた。
(取材日2026年5月12日)
海外研鑽で磨いたインプラント治療の技術
まずは歯科医師を志したきっかけと、インプラント治療に興味を持った経緯を教えてください。

歯科医師をめざした当初から、明確にこの分野へ進みたいという強い思いがあったわけではありません。ただ、実際に臨床に携わる中で、少しずつ自分の興味のある分野が見えてきました。インプラント治療に惹かれたのは、勤務していたクリニックで治療にふれたことがきっかけです。入れ歯のようにグラグラと動いてしまう歯が、しっかり固定されて噛めるようになれば、患者さんのQOL(生活の質)が大きく改善する。そのための治療法として、インプラント治療に大きな可能性を感じました。当時はまだ限られた歯科医師しか行えない治療でもあり、「インプラントを自分の専門として深く学んでいきたい」と考えるようになりました。
海外留学では、どのような経験を積まれたのでしょうか?
大学卒業後は、歯科クリニックでの勤務を経て「鶴見大学歯学部附属病院」に入局し、インプラント治療に取り組みました。当時は、インプラント治療に関するエビデンスや情報量は海外のほうが進んでおり、早い段階から留学を意識していました。幸運も重なり、2009年からはITIというインプラントの学術団体から給付型奨学金を得て、アメリカのコネチカット大学へ留学することができました。帰国後は鶴見大学に復職し、米国で学んだことを臨床や研究にフィードバックしていきました。その後はドイツのフライブルグ大学への留学を経て、神奈川歯科大学講師に赴任。「骨量が不足した難症例」、「他院でのトラブル症例」などへの対応を重ねながら、「骨造成、顎骨再建」など「従来インプラント治療が難しいと考えられた患者に対しての治療の最適化」に邁進していきました。それらの一部は国際的な学術誌に論文という形で掲載されています。
長く大学病院で研鑽を積まれた後、広島で開業された理由を教えてください。

開業については5年ほど前から考えていましたが、自分の理想とする環境に合う場所がなかなか見つからなかったのです。私は空間設計やインテリアにも強いこだわりがあって、まず自分自身が気持ち良く働ける環境であることを大切にしています。その点、この場所は天井高もあり、空間的な心地良さを十分につくれると感じました。広島駅周辺は再開発が進み、昔からお住まいの方に加えて、周辺企業に勤務されるビジネスパーソンや、広島支社への長期赴任の方など、さまざまな方が集まる地域です。そうした多様な背景を持つ患者さんに丁寧に対応していきたいと考えています。
美意識を徹底した上質な診療空間
クリニックづくりで、特にこだわられたことはありますか?

一番こだわったのは、空間としての心地良さですね。天井は3.7mありますので、圧迫感が少なく広がりを感じます。内装についても、タイルや照明、机、観葉植物の鉢やフラワーベースに至るまで、基本的には自分で選びました。自分の中では「あるべきものが、あるべき場所にある」という感覚がすごく大切なのです。配置や素材のバランスが整っていないと、どうしても気になってしまうので、かなり細かいところまで考えて空間をつくりました。
設備面でこだわりのポイントを教えてください。
最もこだわったのはオペ室です。手術機材の配置やスタッフの動線を考慮し十分なスペースを取っています。ピント調節が可能で自然光に近い大型LED無影灯も導入しました。大画面モニターを複数設置することにより、CT画像、パノラマエックス線画像、インプラントシミュレーション画像など複数の画像を同時に表示しながら手術を行うことができます。その他、生体管理モニター、超音波切削器具、ガイドシステム、静脈内鎮静法のシリンジポンプ、マイクロなど、インプラント関連手術に必要な機材が揃っています。CTも広範囲の撮像範囲(FOV)に対応可能ですので、1回で上顎下顎全て撮影が可能です。
さまざまなこだわりが垣間見えますが、ここまで設備にこだわられているのはなぜですか?

患者さんが治療に不安を感じるのには、大きく3つの要因があると思っています。それは「医師の技術」「設備」、そして「説明」です。私自身、これまで留学や難症例の治療を数多く経験してきたからこそ、技術を磨くことの大切さを実感しています。しかし、患者さんの安心は技術だけで生まれるものではありません。特に設備や治療環境は、患者さんご自身で選んだり整えたりすることが難しい部分です。だからこそ、その環境については私が責任を持って整えなければならないと考え、設備にもこだわっています。また、どれだけ良い治療や設備があっても、患者さんが内容を理解し納得できなければ不安は残ります。そのため、丁寧な説明も大切にしています。技術、設備、説明。この3つがそろって初めて、患者さんが安心して治療を受けられる環境になると思っています。そのため、設備への投資はもちろん、私自身も常に最新の治療知識を学び続けるよう心がけています。
丁寧な説明と納得を重視する診療
どのようなインプラント治療に力を入れているのでしょうか?

インプラント治療の中でも、骨が足りない、手術が難しいなど難症例への対応には力を入れていきたいと考えています。大学病院や海外留学を含め、さまざまな症例を経験してきましたので、他院で治療が難しいと言われたケースについても、まずは一度、気軽にご相談いただければと思っています。実際、開業してまだ間もないですが、既に多くのご相談をいただいています。インプラントは、一度治療を受けたらその後も長く付き合っていくものですので、患者さんも慎重に歯科医院を選ばれると思います。自分がこれまで積み重ねてきた経験や実績を信頼して来院してくださる方に、しっかり応えていきたいと考えています。
診療の際に大切にされていることを教えてください。
一番大切にしているのは、時間をかけて丁寧に説明することです。通常、治療には複数の選択肢があり、それぞれのメリット・デメリットがあります。私たちはそれらについて十分に説明を行い、患者さんと一緒に治療法を決めていく体制をとっています。費用面についても、できるだけ不安なく治療を受けていただきたいと考えていて、ホームページには料金表も明示しています。インプラント治療のような自由診療では、患者さんそれぞれで背景や価値観、ご予算も違います。歯科医師として考えるベストな治療と、その方にとっての最適な選択が必ずしも一致するとは限りませんので、こちらから一方的に治療を押しつけるのではなく、しっかりお話を伺いながら提案することを大切にしています。
今後、どのようなクリニックにしていきたいですか?

これまでの経験を生かし、インプラント治療や審美治療などを中心に高度な医療を提供していきたいと考えています。他院で断られても「クレセント歯科に行けばなんとかなる」と思っていただけるようなクリニックにしていきたいです。歯科治療に不安を感じている方も多いと思いますが、まずは相談していただいて、何が一番良い選択なのかを一緒に考えていければと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療(1本)/27万5000円~、セラミックインレー/5万5000円~、セラミッククラウン/15万4000円~、オフィスホワイトニング+ホームホワイトニング(上下デュアル)/4万9500円

