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中野 寿洋 院長の独自取材記事

糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック

(小平市/一橋学園駅)

最終更新日:2026/08/05

中野寿洋院長 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック main

一橋学園駅北口から徒歩約1分、スーパーが入るビルの3階に2026年5月開業の「糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック」がある。院長の中野寿洋先生は腎臓内科を専門とする医師。大学病院や大規模病院での臨床に加え、大学院で腎臓の基礎研究にも取り組み、腎臓を守る視点から糖尿病や高血圧症などの生活習慣病を総合的に診ている。「健診で要再検査・要精密検査と出たら絶対に来るべきです」と力を込める。幼い頃から体が弱く病院に通い続けた経験が、話を聞く医療の原点にあると語る中野院長に、同院の特徴や診療への思いを聞いた。

(取材日2026年7月7日)

患者だったからこそ至った、傾聴を重視する医療

まずは、先生が医師を志されたきっかけをお伺いします。

中野寿洋院長 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック1

もともと体が弱く、子どもの頃から病院に通う機会が人よりずっと多かったんです。生まれた時に心臓に小さな穴が開いていて、その後もよく風邪をひいたり体調を崩したりしていました。ただ、いろんな先生に出会う中で、患者の話を全然聞いてくれないなと、子どもながらに感じることもありました。みんな困って来ているのに、話を聞いてあげなきゃ意味がないんじゃないかって、ずっと引っかかっていたんです。叔父が医師をしていたことも後押しになって、自分も医師の道をめざしてみようと決めました。あの頃に患者として感じた思いが、今も自分の診療の土台になっています。

腎臓内科を専門に選ばれた理由や、開業までの歩みを教えてください。

内科の医師として全身を幅広く診ることができるようになりたい、けれど自分の強みとなる専門の臓器も持ちたい。そう考えていた時に出合ったのが腎臓内科でした。腎臓は他の臓器が悪くなると一緒に悪くなる臓器で、糖尿病や高血圧症、心臓の病気なども含めて総合的に診る力が求められます。卒業後は大学病院の腎臓内科で研鑽し、現場の力をもっとつけたくて高度急性期病院にも出て経験を重ねました。誰かの知識を借りるだけでなく自分自身の手で何かを見つけたいと考え、大学院で腎臓の基礎研究にも取り組みました。その後はクリニックの副院長として幅広い疾患を診る経験にも恵まれ、自分の理想とする医療を自分で形にしたいという気持ちが強くなり、開業を決めました。

クリニックのコンセプトや特徴を教えてください。

中野寿洋院長 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック2

腎臓疾患や生活習慣病の精密な治療を、気軽に受けられるクリニックをめざしています。特徴の一つは、臨床検査技師を雇用して頸動脈や心臓、腹部などの超音波検査を当日実施し、その場で結果をご説明できる体制を整えていることです。大きな病院だと検査の予約に数ヵ月待ち、結果説明でまた後日となることも珍しくありませんので、通院の負担を軽減できると思います。場所は一橋学園駅から徒歩圏内で、スーパーが入るビルの3階にあり、エレベーターで上がればすぐです。腎臓病を専門的に診られるクリニックは多くはないので、少し遠方からいらっしゃる方もいます。院内は北欧風の明るい内装で、待合の座席も視線が合いにくい配置にしていますので、リラックスして過ごしていただける空間です。

腎臓を守ることが、全身の健康を守ることにつながる

生活習慣病の診療で、特に意識されていることを教えてください。

中野寿洋院長 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック3

日本で腎不全になる原因の第1位は糖尿病、第2位は高血圧症です。そのため、糖尿病や高血圧症の治療では、常に「腎臓を守る」という視点を大切にしています。病院勤務時代に、腎臓の数値が悪いのに「年のせいだよ」と言われて放置されていた方が、いよいよどうにもならなくなってから紹介されてくるケースをたくさん見てきました。腎臓は一度悪くなるともとには戻りませんので、早い段階でしっかり現状をお伝えしたいのです。糖尿病と診断される一歩手前の段階でも院内で検査を行い、リスクを把握した上で生活面のアドバイスをしています。食事で悩まれている方には、あれも駄目これも駄目と制限しすぎず、その方の生活に合った改善方法を一緒に整理するようにしています。

更年期の悩みには、どのように対応されていますか?

更年期の症状については、更年期だと思っていたら実は内科的な疾患だったケースもありますので、まずは男女問わず検査で確認するところから始めます。女性については、婦人科のホルモン治療が合わない方や、そこまでではないとお感じの方には、漢方といった選択肢もご提案しています。男性の更年期はご本人に自覚がないことが多く、自覚があったとしても、相談できる場所がなかなか見つからないのが現状です。当院でも対応の準備を進めているところです。

患者さんと接する際に、心がけていることはありますか?

中野寿洋院長 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック4

患者さんご本人の考えをできるだけ尊重するようにしています。例えばお薬を減らしたいというご希望があれば、頭ごなしに否定するのではなく、まずはお薬を減らしたい理由をお伺いしています。それから、実際にお薬をどのように減らしていくかなどのお話をさせていただきます。結局お薬を飲むのはご本人ですから、納得していただくことが何より大切だと思っているのです。もう一つ心がけているのが、診察の最後に「他に気になることはありませんか?」と必ずお聞きすることです。患者さんが言いそびれていた情報の中に、思わぬ手がかりが隠れていることがあるんです。また、緊張をほぐすために診察の中で一度は笑いが生まれるような雰囲気づくりも意識しています。何でも話していただける関係性を大切にしたいですね。

気になることがあれば、悩む前にまず相談を

健康診断で気になる結果が出た方に、伝えたいことはありますか?

中野寿洋院長 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック5

健診で「要再検査」や「要精密検査」と書かれたら、絶対に医療機関を受診していただきたいです。実際に2年、3年と放置してからいらっしゃる方もいるのですが、例えば血圧が高いと、痛みなどの自覚症状がなくても静かに血管を傷めます。治療をしないと、脳梗塞や腎臓の病気につながるリスクが高まっていくのです。動脈硬化は一度進んでしまうと元に戻すことができません。ご家族に糖尿病や高血圧症の方がいる場合は、ご自身のリスクも高い傾向がありますので特にご注意ください。来院されたからといってすぐにお薬を出すわけではありませんので、まずは現状を把握するための相談だと思っていただければ十分です。「要注意」が何年も続いている方も、一度確認するだけで気持ちがすっきりすることがありますよ。

クリニックの雰囲気や、今後の展望を教えてください。

今一緒に働いてくれているスタッフは人当たりがとても良くて、患者さんからも「対応が良かった」と声をいただくことが多いんです。当院のスタッフに大切にしてもらっていることは、自分で考えて行動できることです。患者さんは皆さん何らかの問題で困って来院しているわけですから、その困り事に寄り添えるような対応を心がけてもらっています。今後の展望としては、何か困った時に取りあえずあそこに相談すれば大丈夫だなと思ってもらえるクリニックをめざしたいですね。私の診療はテキパキ進めるほうなので、待ち時間は比較的少なくできていると思います。男性の更年期の外来も開設に向けて準備を進めていますので、相談先がなくてお困りの方の受け皿にもなれたらと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

中野寿洋院長 糖尿病・腎・高血圧の内科クリニック6

健診の結果がちょっと気になるとか、体のことで不安があるという方は、一人で悩む前に一度相談に来ていただけたらと思います。その方が考えている方向性に沿って、今後どうしていけばいいかを一緒に考えることができます。すでにどこかに通院中の方で、お薬がずっと変わらないとか、本当にこのままでいいのかなとお感じの方は、通院先はそのままで構いませんので、相談だけでもいらしてください。こんなことを聞いていいのかなと悩まれる方は多いのですが、遠慮はまったく必要ありません。採血の結果で気になることでも、インターネットで調べた情報の真偽でも、何でも聞いていただいて大丈夫です。気軽に頼れる場所でありたいと思っています。