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端 孝樹 院長の独自取材記事

福木中央クリニック 内科・循環器内科

(広島市東区/安芸矢口駅)

最終更新日:2026/06/08

端孝樹院長 福木中央クリニック 内科・循環器内科 main

広島バス29号線登石バス停目の前、広島高速1号線の馬木インターチェンジから車で3分の場所にある「福木中央クリニック 内科・循環器内科」は、今年4月に開院したばかり。院長の端孝樹先生は広島大学医学部を卒業後、循環器疾患を専門とする医師として20年以上の病院勤務で研鑽を積んできた。高齢化が進んで通院が難しい患者を多数目にしたことから、福木地区での開院を決めたという。診療科目は内科と循環器内科だが、地域住民の「かかりつけ医」として幅広く対応し、患者一人ひとりに寄り添った診療を提供していくことをモットーに掲げる。「日常的な体調不良から生活習慣病、認知症の早期発見、訪問診療まで、地域の方々が住み慣れた場所で安心して暮らせるような医療を提供していきたいと思っています」という端院長に、詳しい話を聞いた。

(取材日2026年5月13日)

患者の受け皿となる地域密着型医療をめざして開院

開院までの経緯を教えてください。

端孝樹院長 福木中央クリニック 内科・循環器内科1

医師の家系ではないのですが、両親から「人の役に立つ仕事につきなさい」と常々言われてきたので、医師をめざして広島大学の医学部に進学しました。卒業後は広島市民病院の救命救急センター、循環器内科で臨床を学び、広島大学病院の循環器内科に勤務しながら同大学の医歯薬総合研究科展開医科学専攻で博士号を取得しました。その後、医療法人たかまさ会山崎病院の循環器内科に約20年間勤務し、2026年4月に当院を開院しました。

なぜこの地域に開院されたのでしょう?

どの地域にもいえることですが、この福田・馬木地区も高齢化が進んでいて、身近に相談できる医療機関の必要性を強く感じていました。この場所で開院を決めたのは、地域住民の方が体調の変化を早めに相談できて最初に頼っていただける「かかりつけクリニック」をつくりたいと思ったからです。患者さん一人ひとりに寄り添った地域密着型の医療を実践できる環境だと感じたことも大きな理由です。今後は通院が難しい方のための訪問診療や、生活習慣病の管理など、地域で長く安心して暮らしていただくための医療にも力を入れていきたいと考えています。開院して間もないですが、若い世代から高齢の方まで幅広い年齢層の方が来院してくださってやりがいを感じています。

院内づくりやロゴマークにも工夫されたそうですね。

端孝樹院長 福木中央クリニック 内科・循環器内科2

意識したのは、患者さんが少しでも安心して受診できる空間づくりです。実は、必要な間取りも方眼紙を使って自分で設計しました。あまり広くできませんでしたが、ほぼ希望どおりの間取りになったと満足しています。患者さん目線を大切に、待合の動線や座席の配置、院内の明るさなどを細かく調整しています。また、スタッフ同士が連携しやすく、患者さんをお待たせしにくい動線にもこだわりました。発熱に特化した外来専用の出入り口、診察室、点滴室を用意して、スタッフが院外に出なくても対応できる動線も確立しています。クリニックのロゴマークや看板、あとはホームページも自分で作成したんですよ。福田・馬木地区(福木地区)の「F」と馬木の「木」、循環器のイメージの「ハート」の形を組み合わせ、地域に長く根づくクリニックとなるよう思いを込めました。安心感や信頼感を持って地域の皆さんに自然と覚えていただけることを意識しています。

日常的な体調不良から循環器の専門分野まで幅広く対応

こちらではどのような診療を受けられるのでしょうか?

端孝樹院長 福木中央クリニック 内科・循環器内科3

風邪や発熱などの日常的な体調不良から、高血圧症・脂質異常症・糖尿病といった生活習慣病、睡眠時無呼吸症候群など幅広い内科診療に対応しています。また、認知症の早期発見をめざして、心理検査も行っています。標榜している循環器内科では、心電図や超音波検査を活用しながら動悸や息切れ、胸痛といった症状に対する専門的な診療のほか、足の血管が詰まって生じる下肢動脈閉塞、足のむくみの原因となる下肢静脈瘤のエコー検査、エコノミークラス症候群とも呼ばれる急性肺血栓塞栓症の診療も可能です。また、通院が難しい方への訪問診療にも注力しています。皆さんが住み慣れた場所で安心して生活を続けられるよう、日常の体調管理から急な体調変化まで、地域の中で幅広く支えていきたいと考えています。

先生の専門分野を教えてください。

専門は循環器内科です。勤務医時代には数多くの重症心不全の診察と治療を経験させていただきました。高齢化が進む中、心不全の患者さんは全国的に増えており、「心不全パンデミック」ともいわれています。しかし、早い段階で異変に気づき、生活習慣病を中心とした疾患に適切にアプローチすることで、重症化や入院を減らすことは十分可能だと考えています。地域の中で少しでも心不全で苦しむ方を減らせたらうれしいですね。

ペースメーカーや狭心症検査にも対応されていると伺いました。

端孝樹院長 福木中央クリニック 内科・循環器内科4

近年、ペースメーカーの植え込み手術は病院、通常の管理は地域のクリニックで行うという流れが強まっているようです。ただ広島では、ペースメーカーの植え込み術後の管理は中核病院が担うことが多いようで、そうなると福木地区も含めて患者さんの通院負担が大きくなってしまいます。そのため、当院のような地域のクリニックで専門的なフォローを受けられることは、患者さんやご家族の安心につながると考えて、ペースメーカーの管理も行うことにしました。また当院では、負荷心電図による狭心症の発見のための検査も行っています。従来は予約して受ける検査ですが、当院では診療にいらした際に受けることも可能なため、皆さんにぜひ受けていただきたい検査です。

患者や家族の背景も考慮した診療を心がける

診療の際に心がけていることはありますか?

端孝樹院長 福木中央クリニック 内科・循環器内科5

当院では「患者さん一人ひとりに寄り添った親切丁寧な診療」をモットーに掲げています。患者さんの症状やご病気はもちろん、日常生活、背景、不安やつらい気持ちにも共感し、ご自身やご家族の希望にも寄り添い、一緒に病気に向き合っていく姿勢を大切にしています。また、治療方針も患者さんやご家族のお話をしっかりと伺った上で決めていくことを心がけています。患者さんにとって必要だと判断した場合は、介護サービスをご提案する場合もあります。また「大きな病院に行く前にまず相談できる場所」として、早期発見・早期治療につなげることも意識しています。

内科や循環器内科以外のことでも受診して良いでしょうか?

もちろんです。内科や循環器の症状に限らず、どこに相談したらいいかわからないという段階でも、まずはお気軽に来院していただければと思っています。体の不調には複数の原因が関係していることも多いため、最初の相談窓口があることはとても大切です。診察の中でさらに専門的な検査や治療が必要と判断した場合には、適切な医療機関と連携しながら対応していきますので、安心してご相談いただければと思います。また当院では、10歳以上のお子さんの診療にも対応しており、発熱や風邪症状など日常生活でよく見られる症状について相談できる環境も整えています。治療薬については、あらかじめ決められた対応方針に沿って治療を行うなど安全面を重視し、必要時には専門の小児医療機関と連携します。

今後の目標や展望を教えてください。

端孝樹院長 福木中央クリニック 内科・循環器内科6

将来的には心理カウンセリングや知能検査を含めた心理検査が行える環境を整え、医療的な管理だけでなく心理的なサポートも行えるよう、心療内科や精神科を標榜している医療機関と連携していきたいと考えています。まだまだスタートしたばかりのクリニックですが、新たな分野に一つ一つ取り組んでいきたいですね。そのためには、スタッフが安心して働ける環境づくりも大切です。心身ともに余裕を持って働けることが、患者さんへの気配りや丁寧な対応につながると思っています。当院はSNSやホームページから診療の予約も受けつけていますので、ぜひ気軽にご来院ください。