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近藤 辰磨 院長の独自取材記事

桜花クリニック

(豊明市/中京競馬場前駅)

最終更新日:2026/06/02

近藤辰磨院長 桜花クリニック main

桜花学園大学の敷地内に、2026年4月「桜花クリニック」が誕生した。白い外壁に桜の花の透かしが映える2階建ての建物には、1階に脳神経内科・脳神経外科・内科・小児科、2階に婦人科を備え、MRIやCTなどの精密検査にも対応。近藤辰磨院長は医学部を卒業後、脳神経外科医として研鑽を重ねてきた。木目調のカフェのような院内は、ゆったりとした待合スペースが印象的だ。企業健診への対応やリハビリテーション室の設置に加え、豊明市初の病児保育も併設。「この地域の社会インフラのような存在になりたい」と語る背景には、自身の共働き経験から生まれた働き盛りの世代を応援したいという強い思いがある。明るく気さくな近藤院長に、開業の経緯や診療への思いを聞いた。

(取材日2026年5月12日)

祖父の背中を追い、全世代を支えるクリニックへ

まずは、こちらのクリニック開業の背景とコンセプトを教えてください。

近藤辰磨院長 桜花クリニック1

桜花学園大学の学長とのご縁があり、同大学の敷地内に2026年4月にオープンしました。開業にあたって一番大切にしたのは、小さいお子さんから高齢の方まで全世代をカバーできるクリニックにすることです。小児科から脳神経外科や内科まで、幅広い年齢の患者さんを受け入れられるよう診療科を整えました。私自身がずっと「働き盛りの世代を応援したい」という思いを持っていましたので、お父さんお母さんが気持ち良く仕事とプライベートを両立できるよう医療面で支えたいと考えています。桜花学園大学との連携も大切にしており、職員や学生の健診をすべて担当している他、市民公開講座への出演も予定しています。健康面にとどまらずアカデミックな活動でも地域とつながっていきたいと思っています。

先生が医師を志し、脳神経外科を選ばれたきっかけは何でしょうか?

もともと祖父が医師で、患者さんから「ありがとう」「先生」と声をかけられている姿を幼い頃から見ていました。人に感謝される仕事なんだと憧れたのが、医師を志した原点です。専門を選ぶ際はもともと外科系を考えており、臨床研修で回った際に脳という臓器に興味を引かれ、脳神経外科に進みました。卒業後は約6年間手術に打ち込み、その後は外来を担当しながら、名古屋大学でiPS細胞を用いた脳の研究にも取り組みました。まだ解明されていないことが非常に多い分野で、今もやりがいを感じています。研究を続ける中で、自分の人生で何を大切にしたいかを改めて考えたとき、外来で患者さんと直接向き合う道を選びたいという気持ちが強くなり、開業を決意しました。

院内の造りや雰囲気について教えてください。

近藤辰磨院長 桜花クリニック2

建物は鉄骨2階建てで、1階に脳神経内科・脳神経外科・内科・小児科、2階に婦人科を配置しています。内装はカフェのような雰囲気をめざし、木目調にくすんだピンクを添えた落ち着いた色合いにまとめました。1階と2階で木目の色味を少し変えているので、フロアの違いもわかりやすいかと思います。待合スペースは各診察室の前にそれぞれ設けており、受付だけは1つに集約しました。広々としたスペースを意識していて、小児科にはキッズルームも用意しています。当院は豊明市と名古屋市緑区のちょうど境目に位置しており、周囲にはマンションや一戸建てが並ぶ住宅地が広がっています。実際に0歳から90歳代まで幅広い年齢の方に来ていただいており、この立地だからこそ多くの世代に届けられるのだと感じています。

脳神経の専門性を軸に、設備と診療科を充実させて対応

脳神経のクリニックには、どのような症状の方が多いのですか?

近藤辰磨院長 桜花クリニック3

来院される方の中で最も多いのは頭痛です。脳神経内科と脳神経外科の両方を専門的に診られる医師がいるクリニックということで、長年頭痛に悩んできた方が遠方から足を運んでくださることもあり、この分野に対するニーズの高さを日々実感しています。頭痛の他にも、物忘れや認知症に関するご相談、めまいや手足のしびれといった症状も日常的に診ています。こうした症状はまさに私たちが強みとする領域です。当院ではMRIやCTなどの検査設備を備えていますので、気になる症状があればしっかりと原因を調べることができます。健康管理の観点からも、きちんと検査を受けていただける体制を整えておくことが大切だと考えています。

診療科をまたいだ紹介や連携はどのように行われていますか?

当院には脳神経内科・脳神経外科・内科・婦人科・小児科がそろっているので、科をまたいだ紹介がとてもスムーズです。例えば、内科を受診された方には検査の結果から婦人科の受診をお勧めすることもありますし、婦人科から内科への紹介もあります。婦人科では子宮がん検診や月経困難症に対応しており、思春期の方から閉経後の方まで幅広い年代の患者さんに来ていただいています。小児科ではお子さんの風邪や予防接種にも対応していますので、お子さんの受診のついでに親御さんご自身も診察を受けるという使い方も可能です。当院と同じ敷地の桜花学園大学の学生さんも風邪の症状や婦人科の受診のために来院されており、年齢を問わず幅広く頼っていただいています。

健診やリハビリにも対応されていると伺いました。

近藤辰磨院長 桜花クリニック4

当院では桜花学園大学の職員・学生併せて約1500人分の健診を担えるよう、システムを整えています。市の健診はもちろん、企業の健診にも対応できる準備を進めているところです。法定健診に対応できる検査機器はすべてそろえていますし、オプションでMRIなどの精密検査を追加することも可能です。また、リハビリ室も設けており、脳血管疾患に伴う手足の麻痺などの慢性期リハビリに対応しています。理学療法士が在籍し、訓練などを行っている他、脳神経外科の立場から首や腰の痛みも診察できますので、幅広いお悩みを受け止められる環境です。私は診療理念の一つとして「『治療する』では遅すぎる」と掲げており、病気になる前にしっかりと健康管理をして予防していくことが大切だと考えています。患者さんには、ぜひ当院を積極的に利用していただきたいですね。

病児保育も併設、地域のインフラをめざして

病児保育の開設にはどのような思いがあったのでしょうか?

近藤辰磨院長 桜花クリニック5

私自身、妻と共働きでずっとやってきた中で、子どもが熱を出したときに預けるところがなくて本当に困ったことがあります。仕事と育児の板挟みになる大変さは、身をもって経験してきました。だからこそ「開業するなら病児保育は絶対に実現したい」「地域の方に病児保育を届けたい」と思うようになり、開設に至りました。対象は豊明市と名古屋市にお住まいの方で、事前の登録は一切不要です。夜中にウェブで予約していただくこともできますし、朝の飛び込みにも対応しています。まず朝に小児科で診察を行い、お子さんの状態を確認してから病児保育施設と連携します。豊明市の事業としてご支援もいただいています。

スタッフの体制や日々の運営について教えてください。

医師は常勤3人と非常勤5人の計8人体制で担当しています。医師のうち、4人は女性です。看護師は常時5人、理学療法士と放射線技師が各1人おり、保育士を含めると総勢約23人のチームです。ミーティングは昼の休憩時間にまとめて行い、朝早くや夜遅くまでスタッフが残ることのないよう心がけています。スタッフにもお子さんのいる方が多いので、無理のない働き方ができる環境を大切にしたいんです。今後の展望としては、まず地に足をつけてしっかり診療を続けながら、高齢者の方への対応やまだ届いていない分野にも少しずつ目を向けていきたいと考えています。この地域の社会インフラのような存在になること、それが私のめざすところです。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

近藤辰磨院長 桜花クリニック6

当院ではさまざまな症状に対応できますし、検査の設備も整えていますので、体のことで少しでも気になることがあれば気軽に相談していただきたいと思います。日常生活で困っていることは病気だけではないと思うんです。子育てのことも含めて、皆さんの暮らしをトータルでケアできるクリニックでありたいと考えています。私がめざしているのは「このクリニックがあって良かったよね、あって助かっているよね」と思っていただけるような存在となることです。世代を問わず、来てくださった方が明日に希望を持って生活できるような環境をつくりたいと考えています。お子さんの予防接種から、頭痛や物忘れのご相談、婦人科の受診まで、ご家族みんなのかかりつけとして頼っていただければうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

精密検査(MRI)/3万3000円~