神谷 文雄 理事長、神谷 聖子 院長の独自取材記事
医療法人社団集GO会 UNクリニック
(さいたま市浦和区/浦和駅)
最終更新日:2026/07/22
浦和駅西口に新たなランドマークとして誕生した大型複合施設「浦和カルエ」内にある「UN(ユー・エヌ)クリニック」は、2026年7月にオープンしたばかり。脳神経疾患に高い専門性を持ちながらも、体の幅広い悩みや不安を相談できるクリニックだ。院内は白と木目調を基本とした、清潔感とナチュラルな温かみが融合した空間で、不安を抱えながら来院する患者の心を和ませてくれる雰囲気となっている。穏やかで優しい語り口の神谷文雄理事長と神谷聖子院長に話を聞いた。
(取材日2026年5月13日 情報更新日2026年7月22日)
2026年7月浦和駅西口「浦和カルエ」にオープン
浦和駅西口の新たなランドマークの中にあるクリニックなのですね。

【文雄理事長】浦和駅西口の大型複合施設「浦和カルエ」は、高層マンションや市民会館、子育て支援センター、大型家電量販店、飲食店などが今後どんどんオープンする予定になっています。当院はほとんど一番乗りといった感じのオープンになります。老若男女たくさんの方が利用できる施設になっていく予定ですので、当院も年齢を問わず、身近なかかりつけ医として小さな悩みでも気軽に立ち寄れる場所になることが目標です。一般内科と脳神経内科が中心になりますが、地域の健康意識をより高めるために、生活習慣病予防の疾患啓発などもお伝えしていきたいと思っています。近年注目されている睡眠に関するご相談にも対応しています。
こちらのクリニックの特徴を教えてください。
【聖子院長】地域のかかりつけ医として、健康に関するお悩み相談の入り口として幅広く対応していますが、中でも得意分野といえるのは、頭痛、認知症、睡眠の3分野ですね。特に脳神経内科疾患に対し専門性の高い医療を提供できますので、頭痛、物忘れなどはもちろん、パーキンソン病などの神経難病に関してもご相談ください。大学病院の脳神経内科で活躍している各専門分野の先生方の診療を受けられることも特徴かと思います。脳血管障害、神経変性疾患、認知症、てんかん、睡眠障害を専門としているスペシャリストたちを迎え、チーム医療を提供していきます。
覚えやすく特徴的な院名です。

【文雄理事長】ユー・エヌとアルファベットを並べた名前はちょっと珍しいかもしれませんね。あえて意味は固定させていないのですが、universal(万能性、普遍性)やutility(有用性、実用性)といった概念を主に思い描いています。ほかにUはunited(団結した)、usability(利便性)、浦和名物のUnagi(うなぎ)なんかの意味もありますし、Nはnaika(内科)、neurology(神経学、脳神経内科)、nice(素晴らしい)などの思いも込めていますが、自由に解釈していただければと思っています。United Nations(国際連合)ではありませんが、世界が平和であるようにという思いもあるんです。
患者の悩みに寄り添い、丁寧な問診で適切な治療へ導く
診療で心がけていることは何でしょうか?

【文雄理事長】患者さまやご家族の視点に寄り添って、診療を進めるように心がけています。病気を正しく理解していただくには丁寧にお話しするだけではなく、時には根気強い説明も必要です。また、認知症の方が何か間違ったことをおっしゃってもすぐに否定はせずに、耳を傾けます。加齢や病状の進行でできなくなってしまったことを悔やむのではなく、今できることの工夫でより明るく安全に過ごしていただくためのサポートも心がけています。
【聖子院長】長い経過をたどる病気も多い脳神経内科は、通いやすく、相談しやすくあるべきだと思っています。提携先とも協力しながら、先進治療をリラックスした環境で提供できる場所をつくっていきたいです。
睡眠に関するお悩みにも対応されていますね。
【文雄理事長】睡眠障害は大きく「不眠」と「過眠」に分けられます。不眠は「眠れない」、過眠は「睡眠時間は確保できているのに日中眠くなる」状態で、特に過眠には睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーといった病気が含まれます。無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が止まるため質の良い睡眠が取れず、日中の傾眠が生じます。メタボリック症候群の特徴である内臓脂肪型肥満の方に多い傾向があります。一方、ナルコレプシーは若い方にも見られ、しっかり寝ているのに強い眠気が出る病気です。当院では睡眠の外来を設置し専門的に診療しています。授業中にどうしても眠ってしまう方、仕事中に強い眠気で困っている方、睡眠に悩みを抱える方は、どうか早めに相談してください。周囲に理解されず、学業やお仕事へ集中できなくなるのは悲しいことです。お困りの方に寄り添い、力になりたいと考えています。
頭痛は長年お悩みの方も多いのではないでしょうか。

【聖子院長】市販薬で我慢している方も多いと思いますが、実はまれに脳腫瘍や緊急性を要する脳疾患が見つかるケースもあり「頭痛持ちだから」と放置しているのは危険です。深刻な病気ではなかったとしても、片頭痛や緊張型頭痛、それらの複合型頭痛など、一言で頭痛といってもさまざまなタイプがあります。当院では頭のどこが痛いのか、どれくらいの時間続くのか、拍動感や吐き気を伴うのか、頻度や前兆の有無、天気との関係、女性なら生理周期との関連などを詳しく伺います。そうして頭痛のタイプを判別して適切な治療へと結びつけます。きちんと治療を行うことはQOLを良い状態に保つ上でも重要です。まずはどのタイプの頭痛なのか診断を受けてみてください。近年は片頭痛の新薬が続々と誕生しています。自己判断で適切ではない市販薬を選んでいる例も多いので、薬を飲んでもなかなか改善しない場合などは早めにご相談ください。
近隣病院とも連携し専門性の高い治療も提供
認知症にも力を入れているそうですね。

【文雄理事長】認知症に関しても丁寧な診療を行っていきたいと考えています。ご本人よりもご家族や周囲の知人が心配されていることも多いでしょうから、ぜひご一緒にご来院ください。また、アルツハイマー型認知症の軽度認知障害(MCI)に対するアミロイドベータ除去治療も、まず基幹病院でアミロイドPET検査や脳脊髄液検査と初期治療を受けていただいた上で、当院で継続治療をすることも可能です。そのほか、パーキンソン病を代表とする神経変性疾患や多発性硬化症、視神経脊髄炎などの脱髄疾患、重症筋無力症などの神経難病に対する抗体医薬を用いた先進的な治療も、病院との連携のネットワークを生かして取り組んでいきます。
近隣の病院との連携体制について伺います。
【聖子院長】院内のエックス線などの基本的な検査機器だけでは見つけられない脳神経内科の疾患もありますので、より詳細な情報を入手できるMRI検査、脳血流の分布を調べるSPECT検査やパーキンソン病の診断に使うイオフルパン検査、MIBG心筋シンチグラフィ検査、てんかんの検査である脳波検査などは、連携している医療機関で迅速に受けられる体制を整えています。当院の提携先医療機関は多く、埼玉メディカルセンター、さいたま赤十字病院、さいたま市立病院、埼玉精神神経センター、三愛病院、戸田中央総合病院、埼玉県済生会川口総合病院、川口市立医療センター、埼玉協同病院、川口工業総合病院、かわぐち心臓呼吸器病院、益子病院などをご紹介できます。また、私が週1回外来を担当している獨協医科大学埼玉医療センターをはじめ、日本医科大学、帝京大学、順天堂大学、東京大学など都内の大学病院にもご紹介可能です。
読者へのメッセージをお願いします。

【文雄理事長】地域の皆さまのお役に立てるようしっかり努めてまいります。「脳神経内科ってどんなところ?」という方も多いかもしれませんが、頭痛やしびれ、手足の震え、歩きにくさ、感覚の異常など、少しでも気になる症状があれば気軽に相談できる場所です。どうぞお気軽にご相談ください。
【聖子院長】ご高齢の方はもちろん、お子さん連れのご家族などもぜひ気軽にいらしていただければと思っています。地域の医療・介護施設の方々とも力を合わせ、地域の健康を守るための一翼を担えたら幸いです。お体に関する不安や疑問があればいつでもお越しください。

