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小林 雅邦 院長の独自取材記事

東新宿駅前こばやし消化器内科

(新宿区/東新宿駅)

最終更新日:2026/05/18

小林雅邦院長 東新宿駅前こばやし消化器内科 main

東京慈恵会医科大学卒業後、大学病院の内視鏡分野で研鑽を積み、多数のESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を手がけてきた「東新宿駅前こばやし消化器内科」小林雅邦院長。消化器疾患の多くは内視鏡で早期発見・早期治療が望めることから、多忙な働き世代の多い新宿の地で、ビジネスパーソンの健康を守りたいと開業したという。クリニックは、患者視点を重視し、患者が受診しやすく、スタッフにとっても働きやすいシステムや動線を工夫したとのこと。平日は18時半まで、土日も診療を行っている。気さくな笑顔と、ユニークな語り口も印象的な小林院長に、内視鏡を得意とする医師としての歩みや開業の想い、診療の特徴、展望などを聞いた。

(取材日2026年4月13日)

内視鏡の活用で現役世代の健康を守りたいと新宿で開業

受付が無人で、完全なセルフになっているのですね。

小林雅邦院長 東新宿駅前こばやし消化器内科1

そうなんです。保険証や問診票の確認も、診療後の会計もすべてセルフになっています。わかりやすいよう案内表示をしていますが、それでも不明な点があった時にスタッフにつながる呼び鈴も置いています。誰でも迷わず、ストレスなく操作していただけるように、100人の患者さんがいたら100人ともカバーできることをめざしています。クリニック全体として、まず患者さん視点で受診しやすい動線や仕組み、次にスタッフが働きやすい動線を優先しています。

待合室はゆったりとリラックスできる雰囲気ですね。

カフェのように本を読んだり、パソコンで仕事をしたりできるようにと考えました。とにかく受診のハードルを下げることを重視していて、外来診療は予約制にはせず、受診したいと思われたタイミングで受診ができるようにしています。また、院内に血液検査機器を導入し、当日中に検査結果がわかるようにしているのも、そうした思いからです。内視鏡検査についても楽に受けていただけるように工夫していて、大腸カメラ検査の下剤を飲む専用スペースも設けました。更衣室は個室タイプで検査後のリカバリールームとしても利用できます。まだ開院から間もないのでスタッフとともに模索中ではありますが、日々忙しい患者さんが安心して受診できるような環境を整えていきたいと考えています。

先生のプロフィールを教えてください。

小林雅邦院長 東新宿駅前こばやし消化器内科2

祖父が皮膚科の開業医、父は感染症を専門とする勤務医でしたので、物心ついた時から自分も医師になるものだと思っていました。自分でどんどん道を切り開いていく親友の姿に衝撃を受け、一度は与えられたレールのままに進んでいくのが良いのか悩んだ時もありました。しかし、高校生の時に父が病気で倒れて入院し、集中治療室などの医療現場を目の当たりにしたことで、やはり医師の道を志しました。そして「病気を診ずして病人を診よ」という建学の精神に感銘して東京慈恵会医科大学に進みました。消化器内科に進んだのは、内視鏡との出合いが大きかったですね。私の恩師である東京慈恵会医科大学内視鏡講座教授の炭山和毅先生や諸先輩方に恵まれ、母校の内視鏡医学講座で研鑽を積み、内視鏡診断・治療の進歩とともに知識と技術を積み重ね、ESDを中心とした臨床経験を積んできました。

食と関わる診療分野として、食べる力の大切さを伝える

開業されたきっかけや新宿を選んだ背景などを教えてください。

小林雅邦院長 東新宿駅前こばやし消化器内科3

もともと開業したいという思いもありましたし、内視鏡治療の責任者として診療に携わりながら、医局長や現場リーダーとしての役割を果たす中で、マネジメントの面白さも知りました。また、地域の医療連携に難しさも感じていました。大学病院などに患者さんが集中し医療現場が逼迫することで、なかなか検査が受けられず、結果的に患者さん自身の負担が大きくなっているところを見ていました。そのため、病院や健診機関と患者さんを適切につなぐハブのような存在になり、かゆいところに手が届くような連携を実現したいという考えもありました。こうした背景から、受診のハードルを下げ、多忙な方も受診しやすいクリニックとして、健康を守りたいという想いから交通の便が良く、多くの人が行き交う新宿を選びました。「東新宿駅前こばやし消化器内科」の名称で開院し、「内視鏡でみる食道・胃・大腸の疾患と症状」をコンセプトに掲げています。

受診しやすさを重視されているのですね。

内視鏡を専門とする医師として感じてきたのは、病気を早期に発見できるかどうかで、患者さんの負担は大きく変わること。しかし、内視鏡検査に対して心理的なハードルを感じ、受診に至らない方が少なくないということです。単に技術を提供するだけではなく、受診しやすい仕組みを整える必要があると考えたのです。ですから、当院では、忙しい日常の中でも無理なく診察や検査を受けられる環境、検査に対する不安を軽減できる説明、そして診断からその後の方針まで一貫して見通しを持って提示できる体制をめざしています。

診療の際に、大切にされているのはどのような点ですか。

小林雅邦院長 東新宿駅前こばやし消化器内科4

消化器はいずれも食に関わる臓器であり、食べることは大切な生命の源です。しかし、現代ではダイエットなどで食をおろそかにしがちです。そこで、食べる力があることは素晴らしいことだと伝えたくて、「食べる力を、ヨロコビに。」というミッションを掲げました。患者さんに適した食を楽しめるようなお手伝いがしたい、食べる力を失うことのないように、早期発見・早期治療を実現していきたいと考えています。患者さんに対して「あれは駄目、これはやめなさい」と言わないことも心がけています。患者さんに節制を説くことより、正しい知識を理解してもらうことが医師の役割だと思っています。たとえば、禁酒しなければどうなるかを理解したら、その後はその方の人生であり、その方の選択だと考えているからです。避けたいのは「先生に怒られるのが嫌だから」と治療を離脱されてしまうことです。そうなると、医療者として患者さんを救うことはできないからです。

がんを発見したその先の対応にも注力し安心につなげる

クリニックとして「視る・診る・看る」の3つを重視されているそうですね。

小林雅邦院長 東新宿駅前こばやし消化器内科5

そうです。「視る」は患者さん視点で、患者さんが迷わず、ストレスなく受診できる仕組みや環境を整えることです。「診る」は、私の経験を生かした専門的な目で症状や悩みを診て適切に診断し、適切な治療へつなげていくことです。「看る」は、日常生活にも寄り添う看護師の視点です。患者さんが医師に見せる姿と、その後の姿は異なることも多いので、実はご説明に納得しきれていなかったとか、診察室を出た時に不安そうな顔をしていたとか、看護師がそうした患者さんの思いをくみ取り、積極的にお声がけするようにしています。この「視る・診る・看る」を重視し、患者さんが安心して受診へと向かえるクリニックであり続けたいと考えています。

今後に向けて、どのような展望がありますか。

がんが見つかった場合や、より専門性の高い診療が必要な場合に備えて、大学病院などの医師と交流を深め医療連携をしっかり構築していくことと、健診機関との連携にも注力したいですね。健診で異常となったら精密検査が必要となりますが、紹介状をもらったり精密検査を予約したり、患者さんの手間も意外とかかることがあります。ですから、異常を指摘されても放置してしまう人が少なくないという現状があるわけですね。健診で異常が出たら、シームレスに専門のクリニックを受診できるような、そのようなシステムを作りたいと考えています。例えば当院では健診結果をお持ちいただければさまざまな健診異常に対応します。紹介状などは不要です。このように健診機関とのハブの役割も果たしていきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

小林雅邦院長 東新宿駅前こばやし消化器内科6

皆さんの生活の質や働き世代の生産性が低下することのないように、しっかり健康を守るのが私の役目であると思っています。消化器のがんは、胃カメラや大腸カメラで早期発見が望めますが、初期のうちは自覚症状はありません。痛みや違和感があってもがんとは関係ないことがほとんどですが、「虫の知らせ」だと思って受診してみてください。また、何もなくても定期的な健診はぜひ受けましょう。そして、おなかのことで困ったことや悩みがあったら、何でも遠慮なく当院にご相談ください。