北山 一樹 院長の独自取材記事
【2026年9月開院予定】あわじ駅前クリニック 耳鼻咽喉科・小児科
(大阪市東淀川区/淡路駅)
最終更新日:2026/05/01
【2026年9月開院予定】※開院前の情報につき、掲載情報が変更になる場合があります。
2026年9月、各線淡路駅から徒歩すぐの好立地に開院する「あわじ駅前クリニック 耳鼻咽喉科・小児科」。北山一樹院長は、大手前病院などの基幹病院を中心に耳鼻咽喉科の一般疾患から悪性腫瘍の手術まで、数多くの症例に向き合ってきた経験豊富な医師だ。「日常生活の質を左右する耳・鼻・喉の不調を、早い段階で適切に診断し、素早く次の治療ステップへつなげたい」との想いから開院を決意。小児科医である妻の北山称(かな)副院長とともに、診療科を横断した治療を提供する体制を整える。「流れ作業ではなく、一人ひとりに寄り添い、笑顔で帰ってもらえる場所にしたい」と語る院長に、診療への想いを聞いた。
(取材日2026年4月21日)
耳鼻咽喉科と小児科が連携。家族の健康を支える体制
開業までのご経歴をお伺いします。
和歌山県立医科大学を卒業後、JCHO大阪病院で初期研修を修了。その後、市立池田病院や関西ろうさい病院を経て、大阪大学医学部附属病院に勤務しながら、同大学院で音声領域の研究に取り組み、医学博士号を取得しました。直近の大手前病院にいたるまで、一般疾患から悪性腫瘍の手術まで幅広く担当し、その中で声や聴こえ、鼻の症状などに悩みを持つ方が、笑顔で病院を後にする姿を数多く目にしました。患者さんの人生の大きな力になれる耳鼻咽喉科の診療に、医師としてやりがいを感じています。
開業に至った理由をお教えください。
開業を決意したのは、基幹病院や大学病院でさまざまな耳鼻咽喉科疾患に向き合う中で、これまで培ってきた専門性を、より身近な地域医療の場で役立てたいと考えるようになったことが大きな理由です。また、勤務医時代には「もっと早く受診してくれていれば」ともどかしく思う場面も多々ありました。命に関わる病気はもちろん、鼻詰まりや喉の不調といった日常生活の質を左右するお悩みに対し、身近なクリニックとして、専門性の高い適切な診断を提供したい。一人ひとりの健康を早い段階で良い方向へ導く架け橋になりたいと考え、地域に根差した診療をスタートすることにしました。
淡路を開業の地に選んだのはなぜでしょうか。
淡路は阪急線に加え、2019年におおさか東線の駅が開業したことで、非常にアクセスが良くなりました。この場所であれば、これまで培ってきた専門的な経験を、広い地域から来院される多くの患者さんに還元できると考えたんです。また、人口に対して耳鼻咽喉科や小児科がまだ少ないこの地域で、適切な診療を求める方々の力になりたいと思ったのも理由の一つ。ビル内には画像検診センターが併設されており、MRIを用いた専門性の高い精密検査もスムーズに行えます。他にも歯科医院や認知症の施設があるため、それらとも連携しながら、ビル内で総合病院に近い医療連携体制を整え、お子さんからご高齢の方まで安心して通える健康づくりの拠点をめざします。
内装や設備についてお聞かせください。
内装は上質さと温かみをテーマに、ブルーグレーを基調とした落ち着きのある空間をめざしています。窓の外に広がる淡路駅前の開放的な景色を眺めながら、リラックスして過ごしていただける造りになる予定です。また、キッズスペースはもちろん、耳鼻咽喉科・小児科それぞれに複数の診察室や隔離室を設けるなど、感染対策やスムーズな診療が行える動線にもこだわりました。設備面では、即日診断を可能にするCTやアレルギー検査機器を導入する他、補聴器診療のための専用スペースも十分に確保しています。ウェブ予約システムの活用により待ち時間の短縮に努め、通いやすさを追求した環境を整えています。
笑顔・丁寧な説明・診療の見える化で、患者に寄り添う
どのような医療を提供する予定でしょうか。
当院では、鼻水や鼻詰まり、聞こえにくさといった日常的な耳鼻咽喉科・小児科の疾患に幅広く対応します。その上で私たち夫婦がそれぞれの研鑽を積んできた専門領域を生かした医療を提供していきたいと考えています。具体的には、耳鼻咽喉科では、私の専門である音声や嚥下の領域に加え、アレルギーや補聴器診療にも力を入れます。特に、認知症の予防にも関わる補聴器診療には、言語聴覚士とともに積極的に取り組んでいきます。小児科では一般診療に加え、副院長が専門とする内分泌領域の知見を生かし、お子さんの低身長に対するホルモン療法など、高度な相談や治療に対応します。
小児科を併設する利点をお聞かせください。
お子さんに鼻水や熱があるとき、「耳鼻咽喉科と小児科、どちらに連れて行けばいいのだろう」と迷われる親御さんは多いです。当院ではその2つの科があり、電子カルテを共有してワンストップで診察できるため、そうした迷いを解消できるのは大きな利点です。小児科的な疾患で来院された際も「鼻水が出ているから耳鼻咽喉科の処置もしてもらおう」といったことが可能です。また、お子さんと一緒にご家族も受診していただける体制を整えます。ご家族全員が「ここに来れば大丈夫」と安心できる場所でありたいと考えています。
話しやすいと言われませんか?

そう言っていただけるとうれしいですね。私は「寄り添う診療で上向きな毎日を」という理念を掲げており、患者さんのお話をしっかり伺うことを診療の起点にしています。クリニックに対して、流れ作業のようで、相談しづらいというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。実際に基幹病院では、ご自身の現状を十分に理解できないまま紹介されてくる方も多く目にしてきました。だからこそ私は、画像や資料を活用した診療の見える化を大切にし、その方に合ったわかりやすい言葉で説明するよう努めています。限られた診察時間であっても、患者さんが納得と安心感を持って治療に臨める雰囲気づくりを、これからも心がけていきたいですね。
患者に集中し、専門的な医療を提供できる環境を整備
副院長である奥さまのお人柄についてお聞かせください。
副院長は小児科医として全幅の信頼を置ける存在です。大阪市立総合医療センターという、難症例が多く集まる現場で8年間研鑽を積み、内分泌領域の研究で医学博士号を取得予定です。専門的な知見はもちろん、長年、遺伝などの非常に繊細で難しい領域において、親御さんへ粘り強く、わかりやすく説明し続けてきた経験を持っています。もともと大の子ども好きで小児科医を志した彼女ですが、現在は3人の子どもを育てる母親でもあります。子育ての喜びも、そして毎日の大変さも身をもって知っているからこそ、お子さんには穏やかに優しく、親御さんには同じ目線で心から寄り添うことができるのだと思います。
3児の父である経験はどのように診療に生かされていますか?
自身が親となったことで、お子さんの不安や喜びといった感情を、より肌で感じ取れるようになりました。それ以上に変化したのは、親御さんの不安に対するまなざしです。「今、何を聞きたいのか」「何が心配なのか」をわが事のように捉え、より丁寧な説明を尽くしたいという想いが強くなりました。お子さんに対しては、威圧感を感じさせないよう、笑顔で接することや、何気ない会話でリラックスしてもらうことを大切にしています。また、治療後には頑張りを評価するご褒美として、小さなお楽しみを用意する予定です。通院が単なる治療の場ではなく、お子さんの成長を感じられる機会になるよう診療に向き合っていきます。
スタッフについて教えてください。

当院の特徴の一つは、言語聴覚士という専門職を複数人配置している点です。高い専門性を持って、各患者さんに寄り添った補聴器診療を提供できるよう、定期的な勉強会への参加など、スタッフがスキルアップできる環境を大切にしたいと考えています。また、私の隣でカルテの入力をするスタッフも配置します。私が患者さんの目を見て、しっかりとお話に集中できる環境をつくるためです。看護師や受付スタッフも含め、幅広い層の患者さんに笑顔で寄り添い、安心感を与えられるようなチームでありたいと願っています。
どのようなクリニックにしていきたいとお考えですか?
地域の方々に世代を超えて愛される「心のよりどころ」となることが一番の目標です。同時に、アクセスの良さを生かし、広域からも専門的な診療を求めていただける医療の拠点をめざしています。鼻詰まりや花粉症、聞こえにくさ、いびき、お子さんの成長のお悩みまで、何でも対応するという気概でお迎えします。些細なことでも気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。

