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加藤 良佑 院長の独自取材記事

原木中山腎泌尿器科クリニック

(船橋市/原木中山駅)

最終更新日:2026/05/13

加藤良佑院長 原木中山腎泌尿器科クリニック main

2026年4月、原木中山駅北口から徒歩1分の新築ビルに「原木中山腎泌尿器科クリニック」が開業した。加藤良佑院長は山梨大学を卒業後、昭和医科大学の泌尿器科で研鑽を積み、日本泌尿器科学会泌尿器科専門医の資格を取得。地域の病院では救急医療などにも携わってきた。「泌尿器科の受診は、勇気を持って来ていただいている方もいると思う。そういう方のお話をしっかり聞きたい」。爽やかな笑顔の中に、患者に寄り添う誠実さがにじむ。地域医療の入り口としての役割を担う加藤院長に、開業の経緯や診療への想いを聞いた。

(取材日2026年4月14日)

患者と長く向き合いたい、その想いから地元での開業へ

まずは、クリニック開業に至った経緯をお聞かせください。

加藤良佑院長 原木中山腎泌尿器科クリニック1

大学病院に勤務していた頃、外来の担当は週に1日ほどで、もっと患者さんと直接向き合いたいという想いがありました。手術の経験もたくさん積んできましたが「患者さんと向き合いたいという自分の気持ちを大事にしたほうが、意欲的に長く仕事ができるし、結果的に患者さんのためになるんじゃないか」と考えるようになり、外来中心の開業を選びました。自分が責任を持って患者さんを診ていきたいという想いは、医局で働く中で次第に強くなっていったものです。縁あってこの場所を紹介していただいたのですが、この辺りは私の地元ですので、暮らしている方たちの雰囲気もイメージでき、地域の人に対して親近感を持ちやすく、自然な気持ちで開業に踏み出すことができました。

泌尿器科の医師として、どのような経験を積んでこられましたか?

山梨大学を卒業後、昭和医科大学の医局に入局し、旗の台にある「昭和医科大学病院」で一般泌尿器科の診療からスタートしました。その後、救急科へ約2年間出向し、発熱や腹部症状など泌尿器科以外の幅広い症例にも対応する経験をしてきました。腎移植センターや地方の病院、「昭和医科大学江東豊洲病院」と、さまざまな現場で研鑽を積んできました。泌尿器科専門医の資格を取得しておりますが、現在は性感染症や性機能の分野でも、さらに専門性を高めるべく取り組んでいるところです。医局でのカンファレンスをはじめ、多くの先生方から教えていただいたことが今の自分の土台になっています。こうした経験を地域のクリニックでの診療に生かし、幅広い症状に対応していきたいと考えています。

地域のクリニックとして、どのような役割を担っていきたいですか?

加藤良佑院長 原木中山腎泌尿器科クリニック2

当院では腎臓・膀胱・前立腺といった泌尿器科疾患に加え、性感染症や男性ホルモン、男性の更年期なども幅広く診療しています。この地域は総合病院や大学病院から少し距離がありますので、まずは駅前のクリニックに来ていただき、必要に応じて病院にご紹介する。そういう地域医療の入り口としての役割を果たしたいと考えています。病院での治療を終えて、病状が安定された方の経過フォローもお引き受けできるよう設備を整えました。近隣の総合病院はどこも混雑していると伺っていますので、当院でできることを増やし、地域の他のクリニックとも協力しながら地域医療を支えていきたいです。この辺りは若い世代からご高齢の方まで暮らしている地域ですので、世代を問わず頼っていただけるクリニックをめざします。

発熱患者への対応から前立腺がんの検査まで

内科と泌尿器科の両方を診療できることの強みを教えてください。

加藤良佑院長 原木中山腎泌尿器科クリニック3

日々の暮らしの中で、急な発熱のときに受診先に困るというのは身近で直面する医療問題だと思いますので、発熱患者のための外来は当然やるべきだと考えていました。院内は発熱患者さんとそれ以外の方を分けてお待ちいただける設計にしてあります。診察時間帯を別にして分けることなく、診療時間中ならいつでも受け入れられる体制です。もう一つの強みは、糖尿病や高血圧といった生活習慣病と泌尿器科の疾患を併せて診られる点です。持病として何かしらの生活習慣病のある方は、腎臓の機能が低下したり、尿に異常が表れたりすることがあります。一つのクリニックで内科的な治療と泌尿器科的な治療の両方に対応できるのは、患者さんにとっても通院の負担が少なくて済むのではないかと思います。

クリニックの検査体制について教えてください。

尿検査は即日で結果をお伝えでき、血液検査ではCRP(C反応性蛋白)の値がすぐに判明しますので、炎症の有無を迅速に判断できます。エコー検査で膀胱の状態や前立腺の大きさや腎臓結石の有無なども確認でき、さらに詳しい検査が必要な場合には膀胱鏡で対応します。緊急性が高い場合にはその場で紹介状をお書きすることも可能です。この4つの検査で泌尿器科疾患の初期スクリーニングとしては十分ですが、近隣のクリニックでCT検査やMRI検査を受けてもらうこともできます。この地域の中で大学病院の外来と同等の検査を受けられる体制をめざしています。お住まいの近くで、小一時間ほどで検査を終えられますから、患者さんご本人にも付き添いのご家族にも負担が少なくて済むのではないでしょうか。

地域の皆さんに、ぜひ知っておいてもらいたいことはありますか?

加藤良佑院長 原木中山腎泌尿器科クリニック4

まず知っていただきたいのは前立腺がんの検査についてです。40代50代くらいになったら、一度は血液検査を受けていただきたいと思っています。血液検査だけで前立腺がんの疑いがあるかどうか、ほぼほぼわかります。お父さんやおじいさんに前立腺がんの方がいらっしゃる場合は特に受けてもらいたいです。検査の機会がないまま過ごしてしまう方もいらっしゃるので、頭の片隅に入れておいてもらえたらと思います。また、頻尿や尿漏れ、尿が出にくいといったお悩みも我慢なさらずに、まずはご相談ください。性感染症は無症状のこともありますので、必要なタイミングで検査を利用していただければと思います。

勇気を出して来てくれた人の話を、しっかり聞きたい

受診しやすい環境づくりで工夫されていることはありますか?

加藤良佑院長 原木中山腎泌尿器科クリニック5

受診に際して、人目を気にされる方もいらっしゃるかと思いますが、院内ではお名前ではなく番号でお呼びしますので、他の患者さんに知られる心配はほとんどありません。当院が入っているビルには他のテナントも入居していますし、泌尿器科の入り口だと、外からはわかりにくい構造になっています。中に入ってしまえばプライバシーはしっかり守られます。看護師をはじめスタッフは全員女性で、補助的な処置は女性看護師がサポートに入ってくれます。待ち時間が出ないように調整も行っています。院内は木目調のデザインを取り入れました。大きな窓から光が差し込む、明るく落ち着いた雰囲気の院内で、リラックスして過ごせるよう心がけていますので、安心して来院してください。

診療において大切にされていることを教えてください。

泌尿器科を受診される方の中には、勇気を持って来ていただいている方が多いと思います。そういう方のお話をしっかり聞かせていただき、わかりにくい症状もかみ砕いてお伝えした上で、改善に向けた方法を提案していきたいと思っています。なんとなく調子が悪いまま過ごすのではなく、一度受診していただき、よくわからなかったことがわかるようになれば、安心にもつながると思います。診療の質を高めるために日々の学びも大切にしています。勉強は自分のためでもあり、患者さんのためでもあるという想いで、新たな専門医資格の取得にも取り組んでいます。良い診療を長く続けるにはリフレッシュも欠かせませんので、休日はテニスで体を動かしています。学生時代に打ち込んでいた仲間との交流が今も続いていて、日々の励みになっています。

最後に、読者の皆さんへメッセージをお願いします。

加藤良佑院長 原木中山腎泌尿器科クリニック6

大きな病院に比べると、駅前のクリニックのほうが気軽に足を運んでいただけるのではないかと思います。当院ではプライバシーに配慮した環境を整えていますので、泌尿器科だからと身構えずに受診していただけたらうれしいです。内科と泌尿器科のどちらに相談すべきかわからないという場合も、あまり意識しすぎなくて大丈夫ですので、まずは体調で気になることを伝えてください。必要な検査や治療を提案させていただきます。地域の皆さんの健康を長く支えていくことが、このクリニックを開いた私の一番の願いです。ちょっとしたお悩みでも構いませんので、どうぞ気軽にご相談ください。