秋山 昇士 院長の独自取材記事
【2026年7月開院予定】溝の口駅前あきやま整形外科・リハビリテーション科 川崎高津区院
(川崎市高津区/溝の口駅)
最終更新日:2026/04/28
【2026年7月開院予定】※開院前の情報につき、掲載情報が変更になる場合があります。
2026年7月1日、溝の口駅徒歩30秒の地に開院する「溝の口駅前あきやま整形外科・リハビリテーション科 川崎高津区院」。秋山昇士院長は背骨を専門に研鑽を重ね、背骨や関節の痛み、骨折や脱臼、スポーツ障害まで幅広く対応する。画像診断や保存治療に加え、約100平米のリハビリテーションスペースを生かした機能回復支援にも力を入れ、子どもから高齢者までが安心して通える体制を整える。全面バリアフリーの院内や駅前の立地も生かしながら、年齢のせいと我慢せず相談できる場をめざし、病気だけでなく患者の生活背景まで見据えて診療からリハビリまで支える同院の診療方針と今後の展望について聞いた。
(取材日2026年4月13日)
整形外科の一般診療から脊柱・脊椎の専門診療まで対応
どのようなクリニックをめざして開院されるのですか。
当院の診療の軸は、整形外科診療と、その後のリハビリです。整形外科では、背骨や関節の病気が大きな柱となりますが、実際には小児から高齢者まで幅広い年代の患者さんが受診されます。とりわけ川崎市は、高齢の方が多い一方で、働き世代やそのお子さんも多く、スポーツに取り組む方も少なくありません。そうした地域性を踏まえ、当院では特定の疾患に限らず、背骨や関節の不調、骨折や脱臼、日常生活で生じる痛み、スポーツによるけがまで、幅広く相談していただける整形外科をめざしています。「年齢のせいだから仕方がない」「そのうち良くなるだろう」と我慢している方にも、まずは受診してみようと思っていただけるような、新しい地域の受け皿でありたいと考えています。
その中でも、特に強みとしている診療は何でしょうか。
整形外科全般に幅広く対応しますが、私は背骨を専門にしてきたため、首から腰までの脊椎疾患をはじめ、坐骨神経痛、足の痛み、股関節痛、膝痛では特に強みを発揮できると考えています。患者さんは「腰が痛い」と感じていても、実際には股関節や膝が原因のこともあれば、その逆もあります。そうした痛みの背景を見極めながら診られることは私の専門性の一つです。また痛みの軽減をめざすブロック注射や骨折・脱臼治療にはエックス線透視装置を用い、専門性の高い処置が可能です。整形外科というと手術のイメージを持たれがちですが、まずは保存治療でどこまで改善をめざせるかが重要です。当院は保存治療に強みを持つクリニックをめざし、体外衝撃波治療も取り入れながら、靱帯損傷や筋腱移行部の障害などスポーツ障害の早期回復と復帰も支えていきます。
そうした専門性は、これまでどのような経験の中で培われてきたのでしょうか。
整形外科を選んだ背景には、学生時代にアメリカンフットボール部に所属し、自身もけがを経験していたことがあります。整形外科は身近な存在であり、画像で病態を把握しやすく、経過が患者さんの反応として返ってきやすい点にも魅力を感じました。中でも背骨を専門にしたのは、患者数の多さに加え、自身にヘルニアがあったこと、また学生時代に頸椎損傷を目の当たりにした経験が大きかったからです。脊椎診療と手術に取り組む中で、側湾症、脊髄損傷、神経診断を学び、開業前には脊椎手術に力を入れている施設で、内視鏡手術を含めた専門性の高い脊椎治療に携わってきました。そうした中で、外傷や椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など幅広い病態を経験し、骨粗しょう症診断の重要性についても理解を深めてきました。
自分が受けたい、患者に寄り添う「人を診る」診療を
設備や検査体制について教えてください。
診療放射線技師が在籍しているため、一般エックス線撮影やエックス線透視を院内で迅速に行える体制が整っています。医師はその画像情報をもとに状態を適切に把握し、骨折や脱臼の治療、ブロック注射などを進めることができます。整形外科では画像を見ながら判断することが非常に重要であり、開院にあたってはその体制をしっかり整えました。骨粗しょう症についても、腰椎と大腿骨で評価する骨密度検査機器を導入しています。早い時間に来院された方には、その日のうちに検査を受けていただける体制を整え、常勤看護師による採血にもすぐ対応できるようにしています。骨粗しょう症は、骨折してから気づくのでは遅いこともあります。骨が弱くなって生活機能を落としてしまう前にしっかり評価し、必要な治療につなげることで、元気に長く暮らしていただくための支えとなれたらと考えています。
診療にあたって大切にしている考えを教えてください。
私が大学時代から大切にしているのは、母校である東京慈恵会医科大学の建学の精神「病気を診ずして病人を診よ」です。私はこの言葉を、病名や画像所見だけを追うのではなく、その背後にある患者さんの生活や、言葉にしにくい困り事まで含めて見ていくことだと受け止めています。もう一つ大切にしているのは、「自分が受けたい治療を実践する」ということです。自分が患者だったらどのような説明や治療を望むのか、どのように向き合ってもらえたら安心できるのか。そうした感覚を忘れずに診療にあたることが、患者さんの安心や納得につながると考えています。患者さんに喜んでいただき、笑顔が見られることは、私たち医療者にとっても大きな励みです。
日々の診療では、患者さんとどのように向き合っていきますか?
歩き方を見れば、どのあたりに問題があるのかある程度想像がつきますし、表情からその日のつらさや痛みの強さも伝わってくるからこそ、診察は患者さんが診察室に入った瞬間から始まっていると考えています。その上で、どこが痛いのか、どのようなときに痛むのかを丁寧に聞き、言葉にしにくい不調も診察を通してくみ取ることを大切にしています。違和感があれば必要な検査を行い、原因を突き詰めた上で、どこが悪いのかを患者さんにもわかりやすくお伝えし、納得して治療を受けていただくよう心がけていきます。説明では専門用語をできるだけ避け、高齢の方にはゆっくり話し、模型や絵、パンフレットも使いながら理解に応じて伝え方を工夫していきます。
スポーツ整形にも注力。幅広い世代に寄り添う
リハビリについては、どのような体制を整えているのでしょうか。
当院では、診察だけでなくリハビリまで含めて支えられる体制を重視し、約100平米の広いリハビリスペースを確保しました。整形外科では、診断や処置だけでなく、その後にどう機能を回復していくかが重要だからです。骨折治癒を促すための超音波治療のほか、電気治療機器などを備え、理学療法士は常勤3人、パート1人の体制です。それぞれの専門性を生かし、患者さんの状態や目的に応じて対応していきます。私自身、術後リハビリも見てきましたので、処置で終わらせず、回復の過程まで支えることを大切にしています。
お子さんをはじめスポーツに取り組む方の悩みにも力を入れていきたいそうですね。
川崎はスポーツが盛んな地域で、働き世代やそのお子さんの中にも日常的に競技に取り組む方が多くいらっしゃいます。当院の理学療法士にはスポーツに親しんできたスタッフがそろい、サッカーや野球、バスケットボールなどの競技特性も踏まえた対応が期待できます。私自身も学生時代にアメリカンフットボールをしており、チームドクターとして関わってきた経験があります。背骨を専門にしてきた立場から、部活動でけがをしたお子さんや成長期の体の不調、学校検診で指摘された側湾症、高齢の方に見られる背骨の変化まで、年齢を問わず幅広く向き合っていきたいと思っています。
今後、地域の中でどのような役割を担っていきたいですか。

開業地に川崎を選んだのは、勤務経験があり地域をよく知っていたことに加え、大学の先輩とのご縁があったからです。新しく地域に根差すクリニックとして、院内は全面バリアフリーとし、駅前という立地を生かして土日もできるだけ診療し、困ったときに受診しやすい体制を整えたいと思っています。必要に応じて周辺の医療機関と連携しながら、まずは開院したばかりのクリニックとして地域の患者さんに誠実に向き合い、信頼を積み重ねていくことが大切だと考えています。腰や膝、肩の痛み、神経痛、スポーツでのけが、慢性的な違和感などを年齢のせいと諦めず、無理のない治療とリハビリを通じて、できることを少しずつ増やしていくお手伝いをしたいですね。子どもから高齢者まで安心して通え、「ここへ来て良かった」と思っていただけるクリニックをめざしていきます。

