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田原 英樹 院長の独自取材記事

たばら医院

(出雲市/直江駅)

最終更新日:2026/05/11

田原英樹院長 たばら医院 main

2026年3月、出雲市斐川町に開業した「たばら医院」。日本消化器外科学会消化器外科専門医であり医学博士でもある田原英樹院長は、島根医科大学(現・島根大学医学部)を卒業後、同大学第二外科で胃がんや大腸がんの手術に従事。「出雲徳洲会病院」では離島での総合診療にも携わり、同病院長も務めた。その経験を生かし、同院では地域のかかりつけ医として内科・外科を掲げて幅広く診療にあたっている。朗らかに語るその姿は、温かみのある院内の雰囲気ともどこか重なる。笑顔と優しさをモットーに、年齢や国籍に関係なく患者を迎える田原院長に、同院の特徴や診療で大切にしていることについて話を聞いた。

(取材日2026年3月28日)

勤務医時代の経験を生かし、内科と外科を総合的に診療

医師をめざしたきっかけをお聞かせください。

田原英樹院長 たばら医院1

小学校4年生の時にブランコで遊んでいて、遠くに飛ぼうとしてバランスを崩したんです。その時に手を見たら曲がってしまっていたんですね。それで、整形外科の先生に手術してもらったことが強く印象に残っていて、自分も医師をめざそうと思うようになりました。あとは外科医を取り上げた有名な漫画ですね。われわれ世代はその漫画を読んで医師になった人が結構多いんですよ。外科を志したのも、その漫画の影響です。島根医科大学(現・島根大学医学部)を卒業し、生体肝移植を専門としている永末直文先生に憧れて、第二外科に入局しました。

勤務医時代にはどのような経験をされたか、お聞かせください。

外科の手術ではかなりハードな面もあって、肉体的にも精神的にも鍛えられました。その後「出雲徳洲会病院」で勤務していた時には、与論島や沖永良部島、奄美諸島などの離島医療にも携わりました。徳洲会のいろいろな医療機関から医師が交代で離島へと出向いて離島医療を継続していくかたちを取っており、私も泊りがけで1週間行って、戻ったらまたこちらで診療するという日々を送っていました。離島には医師が少なく、それぞれの診療科の専門家がいるわけではないので、総合診療科として幅広く対応する必要がありました。その分、さまざまな患者さんとふれあう中で「医」の原点に帰った感じがありましたね。

その経験から、こちらでは内科と外科の両方に対応されているのですね。

田原英樹院長 たばら医院2

はい。総合診療科での経験を基に、内科では高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病の管理や、風邪なども幅広く診ています。特におなか関係は専門的に診ていたので、胃カメラや大腸カメラ、超音波などで詳しく診させていただきます。外科に関しては主に外傷の処置と、腰や肩などの整形外科的な痛みに対する治療を行っています。中でも高齢者の方の体の痛みはなかなか治らない慢性疾患なので、少しでも痛みが和らぐよう配慮しています。リラクゼーションとしてウォーターベッドも導入しています。ほかにも骨密度検査の機器もそろえるなど、町のかかりつけ医として「ご相談いただいたものはできる限り当院で対応したい」という気持ちで取り組んでいます。もちろん自分では難しいこともありますので、そういうときは病院や専門のクリニックを迅速に紹介させていただきます。

笑顔と優しさで、年齢・国籍関係なく患者に寄り添う

クリニックの診療方針についてお聞かせください。

田原英樹院長 たばら医院3

「笑顔」と「優しさ」で、地域の方の健康を守ることをめざしています。体のどこかが痛いと悩んでいる方に対して、クリニックは温かい所でなくてはいけません。笑顔と優しさで迎え入れ、患者さんの気持ちを楽にしていくのが大事ですので、スタッフとも「皆、笑顔で頑張りましょう」と話しています。あと、この辺りは地域的にブラジル出身の方も多いです。遠く離れたブラジルから来て不安も大きいと思うので、すぐにかかれるクリニックがあれば良いなと以前から思っていました。開業するにあたり「出雲徳洲会病院」の時に一緒に働いていた通訳の方が一緒に来てくれて、スムーズにコミュニケーションを取ってくれるので、現在多くのブラジルの方にもお越しいただいています。今週もブラジルから旅行で来ていた方が来院されました。「ここのクリニックはポルトガル語の分かるスタッフがいる」というのが、ブラジルの方のコミュニティーから伝わったんだと思います。

朝の7時半から診療されていると伺いました。なかなか珍しいですね。

患者さんの利便性を考えると自然とこうなりました。例えば、会社勤めの方で慢性疾患で症状があまりない場合に、わざわざ仕事を休んで医院に行くというのはなかなか大変かなと思うんです。仕事前に診察できてお薬も出せれば、そういった方のお役に立てますよね。学校前にちょっと診てもらいたいという子どもさんや朝が早い高齢者の方にも良いかと。それもあって、当院の患者さんは午前中に来られる方が多いですね。特別なことをしている意識はなくて、私も年齢を重ねて朝早いのは苦じゃないですし、病院勤めの時から朝は早かったので、生活リズムはあまり変わっていないんですよ。

診療で心がけていることはありますか?

田原英樹院長 たばら医院4

やはり笑顔ですね。先ほどと重複しますが、患者さんは何か困って来られているわけです。そこをしっかりと受けとめて、温かく迎えるというのを、スタッフとの共通認識として心がけています。結構笑い声の絶えないにぎやかなクリニックだと思いますよ。通訳の方もすごく明るくて、しかもポルトガル語とスペイン語、英語、そして日本語の4ヵ国語を話せるんですよ。すごくしっかりと通訳されて、患者さんとも信頼関係が築けているので、国籍や年齢など分け隔てなく寄り添った医療が提供できていると思います。

デジタル活用で待ち時間を最小限に、診察時間を有効に

スムーズな受診にも力を入れているそうですね。

田原英樹院長 たばら医院5

患者さんにとって一番嫌なのは待ち時間が長いことだと思います。特に発熱の方をずっと待たせるのは良くないですから、発熱専用の外来を用意しました。通常の診察でも簡便に会計ができるよう、クレジット決済や電子マネー決済対応のセルフレジを導入しています。また、デジタル診察券のアプリを入れていただくと、オンライン予約や事前の問診入力のほか、診療後にはアプリ内でクレジット自動決済ができ、処方箋もご自身で印刷していただけるので、診察前後の待ち時間を大幅に短縮できます。その分、しっかりと診療に時間をかけることができ、今はおかげさまで混雑する月曜日を除いてあまりお待たせすることなく進んでいます。もちろん電話での予約も可能ですし、使い方などわからないことはスタッフから丁寧に説明させていただきます。若い方や忙しい方にはデジタルの力で便利に、機械操作が苦手な方にはマンパワーで丁寧に、その両方ができればと思っています。

開業された経緯と、建物やロゴについても教えてください。

「出雲徳洲会病院」を辞める際、実家のある益田へ戻ろうと考えていました。ただこちらにも20年近くいましたから、病院の患者さんから「ぜひこっちでやってほしい」と言っていただいて。また、もともとここでかかりつけ医をされていた「樋野医院」が閉まってから1年ほどたっており、周辺の方からも再開してほしいという声が上がっていたことから、開業を決めました。開業後は勤務医時代の患者さんや以前「樋野医院」に通われていた方にもお越しいただいています。結構高齢者の方が多いかと思っていましたが、もっと幅広い世代やいろいろな国籍の方が来られています。クリニックのロゴは平和と希望の象徴である鳩とオリーブを入れたいという妻の想いを、デザイナーさんが形にしてくれました。内装や色合いも温かみに重点を置き、妻とカラーコーディネーターの方と一緒に考えてもらいました。

最後に、地域の方にメッセージをお願いします。

田原英樹院長 たばら医院6

病院に行くことに緊張される方が多いので、誰でも気軽に相談できるようなクリニックをめざしています。オープンしたばかりで不慣れなところもあり、ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、スタッフ皆で笑顔で迎えますので気軽に来てもらえたらと思います。困ったことがあっても「こんなことで受診して良いのかな」と悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そういうときこそ相談しにきてもらえたら、それが安心につながると思います。2026年4月1日からは北側隣に薬局もオープンし、当院の診察時間に合わせて7時半から18時半まで開けてくれることになっています。行き来の妨げになっている電柱の工事も4月中には終える予定ですので、そうなるともっと利便性が上がるかと思います。どうぞ気軽に何でもご相談ください。