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梶浦 康平 院長の独自取材記事

Kクリニック岐阜加納

(岐阜市/岐阜駅)

最終更新日:2026/04/15

梶浦康平院長 Kクリニック岐阜加納 main

加納新本町3交差点近く、飲食店などの店舗が建ち並ぶ広い通り沿いに、シックなたたずまいを見せる「Kクリニック岐阜加納」。内科一般に加え、糖尿病、内分泌疾患といった専門的な治療も行うクリニックだ。梶浦康平院長は日本糖尿病学会糖尿病専門医で、糖尿病の予防や早期治療、根気のいる継続治療に、患者とともに取り組むという姿勢を大切にしている医師だ。2026年3月に開業し、「いつでも気軽に、何でも相談できるクリニックでありたい」とにこにこと抱負を語る姿は、自然体で気取りがない。インタビューを通して、朗らかで誠実さが感じられる人柄に、誰もが安心して受診できそうな印象を持った。

(取材日2026年3月27日)

糖尿病と内分泌疾患を含め幅広く診療

医師をめざされたきっかけやこの場所に開業された理由を教えてください。

梶浦康平院長 Kクリニック岐阜加納1

きっかけは、祖父や親戚が医師で身近な職業だったこと、また小学生の時に「国境なき医師団」の医師の講演を聞いて心を動かされたことでしょうか。近畿大学医学部を卒業後、研修医として朝日大学病院に勤務し、岐阜にご縁ができました。この場所に開業したのは、朝日大学病院に近いこと、またJRの駅からも遠くはなく電車でも車でもアクセスしやすいことが理由です。開院前の内覧会には近隣の方を中心に多くの方が来てくださいました。中には、朝日大学病院の時の患者さんも。「家の近くだから来やすい」「風邪でも来ていいんだね」などのお言葉をいただいてありがたく感じました。実際、病院の外来では糖尿病以外の話をすることが難しかったので、これからはかかりつけ医として、気になることがあれば何でも相談していただけるとうれしいです。

シックなトーンで統一されたすてきなクリニックですね。

ありがとうございます。待ち時間も緊張せず過ごしていただけるように落ち着いた色使いとしました。クリニックというよりおうちのリビングのようなイメージですね。院内は広くバリアフリーとし、発熱患者さんや感染症患者さんのために、動線を別にした待合室もつくりました。トイレも別に設けています。ストレッチャーで寝たままエックス線撮影室に移動できますし、緊急の場合はストレッチャーのまま救急車に搬出できる通路もあります。どなたにも安心して受診していただけると思います。

こちらは「糖尿病内科・内分泌内科・内科」を標榜されています。

梶浦康平院長 Kクリニック岐阜加納2

当院では、内科の一般的な疾患はもちろん、糖尿病や、甲状腺をはじめ下垂体、副腎、すい臓、性ホルモンなどの内分泌疾患全般を診療します。病気の治療は薬だけではなく、患者さんの生活環境までくみ取ることが大事。実は私は当初、外科を志していたのですが、外科は手術がメインであり、患者さんとしっかりお話しをして治療法を見つけたいと思っていた私にとって、外科をライフワークにしていいのか迷う気持ちもありました。そんなとき糖尿病専門の先輩医師が、私が患者さんからの聞き取りを書いたカルテを見て「糖尿病の医師に向いている」とおっしゃったのです。そうしたこともあって糖尿病・内分泌疾患を専門に。病院では、糖尿病から腎症になり透析になった方や、失明に近い状態になった方の診療も他科と連携して行っていました。そのため、もっと早い段階で患者さんと深く関わり、生活や食事の改善をサポートしたいと考えるようになりました。

検査設備を充実させ、迅速な治療に結びつける

ご専門の糖尿病について教えてください。

梶浦康平院長 Kクリニック岐阜加納3

糖尿病の初期は自覚症状がないことが多く、今はその前段階である境界型糖尿病が注目されています。健診などの一般的な血液検査で「疑いあり」とされた方には、ブドウ糖負荷試験と血液検査を行って診断します。糖尿病の治療は食事療法、運動療法、薬物療法の3本柱。良い薬もありますが、食事の改善や運動によって、強い薬が必要でなくなることをめざすのも大切です。そして、境界型糖尿病の方には糖尿病に移行しないように、また糖尿病になってしまった方には悪化しないようにしっかり病気をコントロールし、サポートして差し上げたいです。当院には管理栄養士がおり、病態や生活習慣に合わせた食事の提案を行っています。いずれは「糖尿病教室」を開催したいですね。

内分泌疾患についてもお聞かせください。

ホルモンを分泌する臓器を内分泌器官といいます。甲状腺をはじめ下垂体、副甲状腺、副腎、すい臓、卵巣、精巣などにあるもので、これら内分泌器官の障害によりホルモンの分泌や作用の異常が起こる病気を診察します。自覚症状としては、首が腫れる、体重の増減が激しい、疲れやすい、など。更年期障害や他の病気と症状が似通っている部分もありますので、患者さんにきちんと説明した上で血液検査でホルモンの値を調べたり超音波検査をしたりします。当院には専門の職員が常駐していますので、私とのダブルチェックで画像診断を行います。外来診療をしながらしっかり超音波検査を行うことは難しいこともあるので、技師の存在は私にとっても患者さんにもメリットが大きいと思います。

検査設備を充実されていますが、そうされた理由とは?

梶浦康平院長 Kクリニック岐阜加納4

当院には、エックス線撮影装置、超音波装置のほか、血中の糖分を評価するHbA1cをわずか38秒で測定できる機器や、尿中のアルブミンというタンパクをスピーディーに測れる検査機器、神経伝導検査機器、動脈硬化の程度を調べる血圧脈波検査装置などがあります。いずれも結果を当日にお伝えできるため、その日のうちに適切な治療方針を決めることもできます。設備を充実させたのは、患者さんに検査を受けていただきやすくしたかったから。予約が必要な検査や別の医院での検査となると、「まあいいや、また今度」となってしまいがちですが、「待ち時間なく今日この場所で受けられる」ということであれば、ハードルが下がります。必要な検査をして当日に結果がわかれば、すぐに治療に入れます。自覚症状がなく、知らないまま病気が進行することを防ぎたいと考えているのです。

いつでも気軽に相談できるクリニックに

先生は開業前、在宅医療のクリニックに勤務された経験もお持ちですね。

梶浦康平院長 Kクリニック岐阜加納5

はい。在宅医療ではがん末期の患者さんが多く、そうした方々に対して血糖値のコントロールなどを行っていました。その在宅医療クリニックの先生も糖尿病が専門で、私が大きな影響を受けた方です。開業の際も相談に乗ってくださり、今も引き続き応援してくださっています。大学病院では先進の治療に携わり、さまざまな知識、スキルを学びましたが、在宅医療では、家で過ごしたいという患者さんのご希望やご家族との対話を大事にしながら、限られた資源の中で臨機応変に、でき得る最大限の医療を提供するという、医師としての臨床の力を鍛えられたと思います。患者さんの近くで寄り添いたい、何でも相談してもらいたい、という気持ちは、在宅医療に携わったからこそ芽生えたのかもしれません。

診療の際、心がけておられることはありますか?

もともと、医師も看護師などスタッフも患者さんも、対等といいますかチームであり、治療はみんなでしていくものと考えていました。医師は専門知識を持っていますが、それを患者さんに一方的に押しつけるものではありません。特に糖尿病治療はみんなで考えてみんなで一緒に治療していく形が望ましいと思っています。ですから、対話を大切に、「みんなで一緒に」ということを心がけています。人によってはフランクすぎると受け取られるかもしれませんが、私はそうした診療スタイルを大切にしたい。今は開院して間もないので、お話を聞く時間が長くなってしまうこともありますね(笑)。

今後の展望についてお聞かせください。

梶浦康平院長 Kクリニック岐阜加納6

私は京都出身ですが、盆地で夏は暑く冬は寒いという気候も、住んでいる人の特性も岐阜と京都は似ているように思います。そんな過ごしやすい地域にあって、気軽に来られる、何でも相談しやすいクリニックをめざしたいです。最初にお話ししましたが、病院では糖尿病だけ診ていたのが、ここでは風邪でもちょっとした体調不良もまず診ることができます。また、病院では自分の患者さんでも自分の外来日以外は診られなかったのが、ここではいつでも診ることができます。開業して、患者さんと一緒に継続して治療できる、そんな環境ができたことが本当に良かったです。また、患者さんとコミュニケーションを取り、チーム医療を行うためにも、スタッフ採用に際しては、雰囲気の良い人をと考えて面談しました。おかげさまで良いスタッフがそろい、患者さんにも気持ち良く受診していただけるのではないかと思っています。