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加藤 一希 院長の独自取材記事

東松原歯科

(世田谷区/東松原駅)

最終更新日:2026/04/14

加藤一希院長 東松原歯科 main

東松原駅から徒歩1分、薄いブルーの外壁が目を引く「東松原歯科」。院長の加藤一希先生は日本大学歯学部卒業後、久我山や西永福、永福町と井の頭線沿線の歯科医院での研鑽を長く重ねてきた歯科医師だ。加藤院長が診療の柱に据えるのは、表面麻酔や極細の針を用いた痛みへの徹底した配慮、そして悪くなった箇所を治すだけでなく、虫歯や歯周病を繰り返さない口腔環境そのものを整えていくという考え方だ。また、患者一人ひとりの生活背景に合わせた無理のないセルフケア指導にも力を注ぐ。質問の一つ一つに、誠実に言葉を選びながら答える姿が印象的な加藤院長に、診療にかける思いや地域への展望をじっくりと聞いた。

(取材日2026年3月12日)

痛みに配慮した治療を徹底

まずは、こちらのクリニックの特徴を教えてください。

加藤一希院長 東松原歯科1

当院がもっとも大切にしているのは、痛みへの配慮です。歯科に対して「怖い」「痛い」という先入観をお持ちの方は少なくないと思いますので、そのハードルをできる限り下げたいと考えています。具体的には表面麻酔を丁寧に施し、極力細い針を使用するほか、治療中も患者さんの表情の変化を常に注視しています。痛みがあるとお顔がこわばったり小さな動きが出たりしますので、ご自身から言い出しにくい場面でもすぐに気づけるよう、私自身もスタッフも、その点を強く意識しています。設備面では歯科用CTやマイクロスコープを活用し、根管治療(歯の根の治療)ではすべての症例でラバーダムを装着して高い精度で治療できるよう心がけています。また、院内の滅菌・衛生管理も徹底しています。

先生が歯科医師を志されたきっかけを教えてください。

私の父方の家系には医師が多く、親からは医学部に進んでほしいという思いもあったようです。ただ、身近にいた祖父母をはじめ、家系には歯が弱く苦労している人も多くて、その姿を幼い頃から見ていたんですね。歯をしっかり治せるよう勉強したいという気持ちが芽生え、歯学部への進学を選びました。歯科医師として自分が患者さんと向き合うようになってからは、医師である父の偉大さをあらためて実感しています。患者さんとのコミュニケーションの取り方や気の配り方、周囲にとても慕われている姿に、「自分もきちんとしなければ」と気づかされます。その思いは30代を過ぎてからいっそう深まりました。父の背中は、今も私の指針になっています。

こちらの歯科医院の院長に就任されるまでの歩みをお聞かせください。

加藤一希院長 東松原歯科2

これまでの職場は久我山、西永福、永福町とほとんどが井の頭線沿線にあり、住まいもこの地域です。とりわけ西永福の歯科医院では約5年間、院長として診療にあたりました。その後、現在のクリニックに移り、東松原で新たなスタートを切りました。井の頭線沿線には長くなじみがありますので、この辺りの落ち着いた街の雰囲気には親しみを感じています。当院にはお子さんから高齢の方まで幅広い年齢層の患者さんがいらっしゃいます。見た目の改善やクリーニングを目的に通われる方もいれば、歯を失ってしまい本格的に治療をしたいという方まで、お悩みもさまざまです。どのようなご相談にも対応できるよう、幅広い診療体制を整えています。

虫歯は「結果」にすぎない。大切なのは原因の改善

治療方針として特に重視されていることを教えてください。

加藤一希院長 東松原歯科3

私が診療で最も重視しているのは、目の前の虫歯だけを見ないということです。虫歯というのは、口の中の環境が崩れた「結果」にすぎません。悪くなった箇所を削って詰めれば確かに治療回数は少なく済みますが、虫歯になりやすい環境そのものが変わらなければ、数ヵ月後、数年後にまた別の場所が虫歯になってしまいます。ですから、何が原因で虫歯や歯周病になったのかを見極めた上で、原因の改善と問題が起きた場所の治療を必ず同時に進めることを基本方針にしています。最終的には、治療が終わる頃にはセルフケアの質も向上し、その後はメンテナンスに通うだけで大きな治療が必要ない状態をつくること。それが私のめざすゴールです。

初めて来院された方の診療は、どのような流れで進みますか?

痛みがある方にはまず応急的な処置を優先しますが、痛みのない方の場合は初回にお口全体の検査とクリーニングを行います。その際、普段お使いの歯ブラシを持参していただくか、歯磨き粉の写真を撮ってきていただくようお願いしています。2回目の来院までにエックス線画像や口腔内の写真をもとに治療計画をまとめ、状態やゴール、治療方法をしっかりお話しします。説明にはお写真やアニメーション動画なども活用し、自分が患者として聞いたときに理解できるかどうかを常に基準にしています。ゴールを共有すると通院の見通しが立ち、モチベーションにもつながります。お忙しい方には一回の通院時間を長めに取り、まとめて進めることも可能です。言い出しにくい悩みにも気づけるよう、話しやすい雰囲気づくりを心がけています。

患者さんへのセルフケア指導で工夫されていることはありますか?

加藤一希院長 東松原歯科4

口の中の菌は、たとえクリーニングで一度きれいにしても数日で元の量に戻ってしまいます。だからこそ、毎日のセルフケアが歯を守る上で一番大切です。指導で意識しているのは、患者さんに無理をさせないこと。例えば、お仕事の都合で1日3回磨くのが難しい方には、無理に回数を増やすのではなく、その2回の歯磨きの質をどう上げるかを一緒に考えます。使っている道具や磨く順番など、生活の中で無理なく続けられる改善点を具体的にお伝えするようにしています。定期検診についても、通っていれば安心というわけではありません。検診はあくまで、セルフケアで行き届いていない部分を早めに見つけて軌道修正するための場です。患者さんのリスクに応じて頻度を決め、次の検診まで良い状態を保てるようサポートしています。

頼れるチームとともに、地域に根差す歯科医院へ

スタッフの方々や他院との連携などについてもお聞かせください。

加藤一希院長 東松原歯科5

以前の勤務先で5年間一緒に働いてくれたスタッフの一部が、当院にも来てくれています。治療の技術はもちろん、説明の仕方も丁寧で、私が今どのタイミングで何をしたいか、言葉にしなくてもくみ取って動いてくれる連携力があります。本当にスタッフに恵まれていると思いますので、当院でもスタッフ全員でさらに連携を高めていきたいですね。また、診療面では、難しい症例を無理に抱え込まないことも大切にしています。できる限りの対応を尽くし、それでも改善が難しい場合は、法人内の各専門の歯科医師や大学病院に適切に紹介します。患者さんのためになることが大切ですので、その見極めと橋渡しは常に意識しています。

お忙しい日々かと思いますが、気分転換はどのようにされていますか?

気分転換には料理をよくしています。肉の焼き方などにも凝っていて、事前にキッチンペーパーで肉汁を吸って臭みを取ったり、焼き加減を細かく調整したりと工夫しています。スーパーで手軽に買えるお肉でも、ひと手間かけると驚くほどやわらかく仕上がるんです。そうした工程を楽しむ時間が、良いリフレッシュになっています。

今後の展望をお聞かせください。

加藤一希院長 東松原歯科6

今後の目標は、東松原やその周辺にお住まいの方々に広く知っていただける歯科医院をつくっていくことです。「歯のことで困ったら、取りあえずここに行けばなんとかしてくれる」。そう信頼していただける存在でありたいと思っています。井の頭線沿線にはずっとなじみがありますので、この地域の皆さんの歯の健康を長く支えていけたらうれしいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

当院では痛みに最大限配慮しながら、丁寧な検査・診断をもとに治療を進めています。お口の中の写真やエックス線画像を使って、今の状態や治療の見通しをわかりやすくご説明することを大切にし、患者さんが気になっていることを一つ一つお聞きして、それを治療にきちんと反映していくことを意識しています。虫歯や歯周病は、悪くなった箇所を治して終わりではなく、その原因となる口腔環境そのものを整えてこそ、長期的な健康につながるものです。そのための道筋を患者さんと一緒に考え、日々のセルフケアも含めてお一人お一人に合ったかたちでサポートしていきますので、歯のことでお悩みがありましたらどうぞお気軽にご相談ください。