水野 裕太 理事長の独自取材記事
【2026年6月開院予定】SEN Clinic
(大阪市中央区/なんば駅)
最終更新日:2026/04/01
【2026年6月1日予定】※開院前の情報につき、掲載情報が変更になる場合があります。
大阪メトロ御堂筋線・なんば駅から徒歩2分、南海本線・難波駅やJR難波駅からも徒歩4〜5分とアクセスが良く、通院しやすい場所に「SEN Clinic」が開院する。同院は、茨木市で外科、肛門外科、内科など幅広い診療を展開する「じんないクリニック」の分院。複数の医師が在籍し、診療は胃腸科、肛門外科、皮膚科、形成外科に対応するほか、難波エリアで要望が高いと思われる日帰り手術や美容皮膚科、美容形成外科の診療にも積極的に取り組む構えだ。「患者さんのニーズに合わせた診療で、悩んでいる方、困っている方をサポートしたい」と語る水野裕太理事長に、同院の診療の特徴や注力する治療、クリニックのめざす姿について聞いた。
(取材日2026年3月9日)
地域のニーズに合わせた診療を提供する
開院の経緯について教えてください。
もともと、患者さんに選択していただける治療法を増やしたいという思いから、茨木市にある本院でも少しずつ診療の幅を広げてきました。それをさらに拡大して、本院とは地域性も患者さんの層も異なる場所で診療を提供したいと考え、この分院を開院することに決めました。場所選びの条件は、本院で提供している美容系の診療にいっそう注力するのに適した環境であること、訪日観光客にも対応できるよう空港からアクセスしやすいことです。さまざまな物件を検討して、各路線からアクセスしやすいこの難波エリアで、分院を開院する運びとなりました。
どのような層の患者さんを想定していますか?
交通の便が良く、仕事をしている方も通いやすい場所なので、基本的に現役世代の患者さんが中心になると考えています。特に難波の地域性を考えると、10代から40代くらいの若い患者さんが多くなるのではないでしょうか。患者さんの層に見合った診療を提供できるよう、肛門外科のほか、胃腸科、皮膚科・美容皮膚科、形成外科・美容形成外科の診療に対応できる体制を整えているところです。
複数の先生が診療されるのですね。
院長を務めるのは婦人科・産婦人科の領域で、先進的な治療を含めて専門性の高い診療を提供できる医師です。また、皮膚科、形成外科に対応できる男性と女性の医師も在籍し、皮膚疾患に対する保険診療はもちろん、しみのケアなどの自由診療も提供して、お肌のさまざまな悩みにしっかりと対応します。私の専門とする肛門外科、消化器外科については、日帰り手術を含めて提供する予定です。
若い患者さんでもお尻の悩みは多いのですか?
痔は特に女性によく見られますね。出産を経験された方に多いことは、以前から知られていましたが、最近は無理なダイエットによって便通のリズムが乱れて、痔になる若い人が増えています。また、「温水便座症候群」ともいわれていますが、洗いすぎによるバリア機能の低下から痔になるケースも少なくありません。近年、女性の大腸がん患者さんが増えており、がんによる死因の1位になっている状況を考えると、痔が疑われる症状を放置するのはとても危険です。そうした病気に対する危機意識を持ってもらい、受診のきっかけをつくるという点でも、若い人の痔の診療に注力する意義があると考えています。
日帰り手術にもしっかり対応
新しいクリニックはどのような内装にされるのですか?
医療機関の受診経験が少ない若い患者さんも来院しやすいように、清潔感があって、快適に過ごしていただける空間にしようと、今工事をしているところです。デリケートな悩みの患者さんも多くなると思うので、診療室はすべて個室にして、センシティブな診療にも長けたスタッフを配置します。受診のハードルを下げられるようウェブ予約やSNS連携も取り入れますし、ニーズが高い土曜診療も実施します。また、女性医師の診療を希望される患者さんも多いので、診療枠を増やせるように調整中です。その場限りの治療に終わるのではなく、アフターフォローの体制も充実させたいですね。
先生の診療姿勢について聞かせてください。
時間をかけて患者さんを診る眼科医師の父に憧れて医師をめざしたこともあり、患者さんに丁寧に接すること、しっかりとお話を聞くことを常に心がけています。皆さん何らかの困り事があって来院されるのですから、何に悩んでおられるのかを教えていただけるように、患者さんと同じ目線で、話しやすい雰囲気をつくることも大切ですね。本院、分院ともに幅広い訴えに対応できる体制を整えていますが、中にはより専門的な診療が必要な場合もあります。その際は、患者さんが必要な治療を受けられるよう、適切な医療機関への紹介を含めて、アドバイスやフォローの提供にも努めています。
特に注力しようと考えている治療はありますか?
私が専門とする肛門外科の分野では、日帰り手術のニーズにしっかりと対応していきたいですね。難波という地域柄、仕事を持っておられる方が多く、入院が必要となると、治療を控えてしまう可能性が高いからです。内痔核に対する注射による内痔核硬化療法、外痔核の切除など、一通りの手術に日帰りで対応していますので、時間が取れない、仕事が休みづらいという方もご相談いただきたいですね。ただし、中には特別な麻酔や手術後の5〜6時間安静が必要、しっかりとしたアフターフォローが欠かせないといったケースもあります。そういう場合は私がメインで診療を担当しており、より設備の整った本院での対応も考えています。
相談・受診しやすいクリニックをめざす
先生同士の協力・協働も考えていますか?
患者さんの中には、女性特有の悩みと、お尻の悩みの両方で困っておられる方もいらっしゃいます。そうした際、当院なら婦人科の医師と私が協力して診療を進めることで、手術などを一度に行える点は、メリットだと思います。複数の医療機関に相談するとなると、時間的な制約もあって、治療そのものを諦めてしまう方もいらっしゃるかもしれません。一度に行えば、時間的にも体のダメージという面でも、負担がかなり軽減できると考えています。
新しいクリニックの目標を教えてください。
本院は、現在40代から90代まで、どちらかといえば中年期以降の患者さんが中心です。一方、新しく開院する分院のほうは、40代までの若い患者さんにターゲットを絞って、その年代の方が必要とされる診療、ニーズが高い診療の提供に努めていくつもりです。たとえ疾患名は同じでも、患者さんが希望される接し方やサービスなどは年代や性別によって異なると思うので、患者さん目線の対応を大事にしていきたいですね。
最後に、読者にメッセージをお願いします。

私の担当する肛門外科、さらに婦人科、美容皮膚科などは、受診しづらいという方も多いので、そのハードルをできるだけ下げられるように取り組んでいきたいと考えています。お尻のトラブルは、若い方も無縁ではなく、むしろ誰もがかかるリスクがある疾患だと考えてください。気になる症状がある場合は、早めにご相談いただき、必要に応じて大腸内視鏡検査を受けていただくことが、大腸がんの被害を食い止めることにつながります。一方、お肌のトラブルや女性の下半身の悩みも、現代では新しい治療法が開発され、年齢やライフステージに合わせた治療の提供が可能です。当院では、患者さんに寄り添いながら、その方に必要と考えられる治療を継続的に提供できる体制を整えています。一人で悩んでいたり、諦めてしまったりするのではなく、一度私たちにご相談ください。

