林 家勳 院長の独自取材記事
【2026年5月開院予定】The Arte Clinic
(新宿区/西新宿駅)
最終更新日:2026/04/02
【2026年5月15日開院予定】※開院前の情報につき、掲載情報が変更になる場合があります。
西新宿の十二社通り沿いに、景勝地の面影を残して建てられたザ・パークハウス西新宿タワー60の2階に開院予定の「The Arte Clinic(ジ・アルテクリニック)」。落ち着くぜいたくな空間で、オーダーメイドの「美」を届けたいと考えているのが院長の林家勳(リン・ジャシュン)先生だ。台湾大学、東京大学大学院で学んだ林先生のよどみなく美しい日本語、ホスピタリティーあふれる笑顔に、初めて会った時から親しみを感じる人は多いだろう。しみ、しわなど個々の問題を「点」で解決するだけではなく、その人全体を「面」として捉える美容医療とは。始終、温かく誠実に向き合ってくれた林先生に、診療にかける思いなどを詳しく聞いた。
(取材日2026年3月19日)
台湾と日本で磨いた専門性と世界基準の知見
まず、医師になったきっかけやご経歴を教えてください。
小学生の頃、祖母が大きな病気で入院し、先生方の説明を聞いてもよくわからず、家族中が不安でした。こんなとき、自分が医師だったら役に立てるはずだと思ったのがすべての始まりでした。台湾では小児科の専門知識を身につけましたが、次第に「海外でチャレンジしてみたい」という気持ちが強くなり、日本語を習得し30歳で来日。東京大学大学院医学系研究科で研究に励みながら、日本の医師免許資格を取得しました。東京大学医学部附属病院、東京慈恵会医科大学附属病院での皮膚科診療を専門的に学び、都内のクリニックで自費診療について研鑽を積んできました。この度ご縁に恵まれ、西新宿にて開院することとなりました。
これまでの経験をどう生かしていきたいですか?
これまでの経験にグローバルな知見を融合した診療をしたいと思っています。先進の研究成果の多くは英語圏から発信されますが、英語論文を査読し、国際的な勉強会に参加し、世界基準のトレンドをリアルタイムで日々の診療に役立てることができるのは私の強みです。また、日本という異郷で暮らし始めた当初は、言葉の細かなニュアンスや文化の違いで心細い経験をすることもしばしばでした。それは、期待と不安が入り混じっている患者さまの気持ちにも似ているのではないでしょうか。そのような心もとなさの体験も生かし、一人ひとりの悩みやニーズにしっかりと耳を傾け、納得感のある説明をし、誠実な医療を提供したいと考えています。
こちらではどのような治療を提供する予定ですか?
クリニック名にも使われている「Arte」はイタリア語で「芸術・美術・匠な技」という意味です。一つの悩みを過剰に治療すれば不自然な印象にもなりかねません。しみ、しわへのアプローチだけではなく、顔全体のバランスや表情の動きも考慮して、その方らしい「自然な美しさ」を引き出すトータルなケアを行いたいです。例えば、日本人の肌質に合わせた光治療器(IPL)や、ラジオ波とも呼ばれる高周波を照射するRF機器などを導入。しわへのヒアルロン酸やボツリヌストキシン製剤の注射、更年期障害へのプラセンタ治療なども可能です。
生涯にわたるエイジングケアを提供したい
どのような患者さんを想定していますか?
年齢、性別、国籍を問わず「短期的な修正」ではなく、ご自身の「未来への価値ある投資」をしたい方に来ていただければ幸いです。西新宿という場所柄、近隣にお住まいの方、ビジネスパーソン、インバウンド観光客など多種多様な患者さまを想定しています。日本語、英語、中国語に対応できますので、最も使い慣れた言語で、何を心配していてどのような理想を抱いているのか、心ゆくまでお話しください。一度きりの診療で終わる関係ではなく、数年、数十年と長いスパンで患者さまに寄り添い、美しく年齢を重ねるためのサポートをする「美の主治医」になれたらと思っています。
美しさを維持するには定期的な通院が大切なのですね。
できれば1〜2ヵ月に1回の通院を目安にしていただきたいですね。1回あたり30分から1時間、コストも高額な基礎化粧品やサプリメントをあれこれと購入するより抑えられたらと考えています。患者さまが費やした時間と費用に対して、皮膚科学という科学的根拠に基づく治療を行い、必ず満足していただけるようにしたいです。また、クリニックの中での治療だけではなく、ライフスタイルをよく伺って、日常生活で改善すべき点などもお伝えする予定です。保湿、紫外線対策、最低でも6時間以上の睡眠、運動習慣、栄養バランスの整った食事などは気をつけたいところですね。定期的なエイジングケアは始めるのが早いほど大きなリターンも期待できるので、20代からのご相談もお待ちしています。
診療で大切にしていることは何ですか?
目の前にある症状だけではなく、全体的に人間を診ることを大切にしています。そのためには、患者さま一人ひとりのバックグラウンドを理解し、最適と思われる治療の提案をめざしています。人種特有の肌質や加齢の現れ方、多様な価値観にも対応する、真に個別化されたエイジングケアを提供したいと思っています。また、医療において、医師の独走は許されないと考えています。常に患者さまと並走しながら対等な立場で話し合い、ともに治療方針を決める共同意思決定を何よりも重んじています。メリットだけではなくダウンタイムやリスク、費用面も含めて透明性の高い情報提供を行う「誠実な医療」を貫き、患者さまに安心して受けられる治療を提供し続けたいです。
男女を問わず気軽に美と健康の悩みを相談できる場所に
今後の展望についてお聞かせください。
世界標準の美容医療のトレンドを積極的に取り入れていきたいと考えています。例えば、かつては1回の治療で多少の痛みは伴っても強い効果を追い求める潮流がありました。しかし、現在は、痛みはより少なく短時間で済む、ダウンタイムもほぼない予防的な治療をコツコツと続けることが推奨されています。忙しい人でも治療を受けやすくなっているともいえるでしょう。そのような時代の中で、仕事の合間などにも受診しやすいクリニックをつくっていきたいと思っています。また、お肌以外のことでも気軽に相談できる場所にしていきたいです。祖母の病気に不安でいっぱいだったかつての私のように、家族の病気についての悩みを打ち明けてくださる患者さまもいますが、少しでも理解を促し、心の支えになれていたらうれしいですね。
開院を控えお忙しい毎日だと思いますが、リフレッシュ法はありますか?
旅行が良いリフレッシュになっています。温泉については日本の方より少し詳しいかもしれません(笑)。実は海外で働こうと検討していた時、欧米ではなく日本を選んだのは温泉の影響もあります。これまで200以上の温泉を訪れましたが、車で行けるところまで行き、山道を歩いて40分、というような名もない秘湯に心惹かれます。温泉は美肌にもいいですしね。また、海外旅行も好きで、キューバ、パレスチナ、ウズベキスタン、オマーン、バーレーン、ザンビア、イスラエルなども旅しました。どこも誰もが選択する国ではないかもしれませんが、未知の世界を体験したいという気持ちが強いのかもしれません。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

美容というと女性のためのものというイメージが強いかもしれませんが、男性もためらわずに来てほしいです。営業職など印象が大切な職業もありますが、それだけではなく、「20代のままの美しさを保てたら」という願いに性差はありませんよね。20代、30代からのエイジングケアが50代の印象に大きく影響することは、男性も女性も変わりません。当院では、男女を問わず、体の内側からの「美容内科」ともいうべきアプローチも行っていきます。めざしているのは、外見が整うだけではなく心がパッと明るく前向きになれるような、「次にここに来るのが楽しみ」と思っていただけるような幸福感に満ちた場所です。西新宿から、性別・年齢・人種問わずさまざまな方の健康と美を支えられるクリニックをめざしていきたいと思っています。

