全国のドクター9,372人の想いを取材
クリニック・病院 160,980件の情報を掲載(2021年1月16日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 横浜市戸塚区
  4. 踊場駅
  5. 戸塚ヒロ眼科
  6. 佐久間 浩史 院長

佐久間 浩史 院長の独自取材記事

戸塚ヒロ眼科

(横浜市戸塚区/踊場駅)

最終更新日:2019/08/28

22665 %e6%88%b8%e5%a1%9a%e3%83%92%e3%83%ad%e7%9c%bc%e7%a7%91

踊場駅から徒歩5分、住宅街の中の医療モールに入っている「戸塚ヒロ眼科」。院長を務める佐久間浩史先生は、長年大学病院に勤務し、数多くの症例を診てきたベテランドクター。その豊富な経験を生かし、高齢者から子どもまで、幅広い年齢層のさまざまな訴えに日々向き合っている。2006年の開業後は、複数の学校で校医を務めたり、地域住民に向けた緑内障や白内障などの勉強会を開いたりと、地域に密着して住民の健康を見守ってきた。そんな佐久間院長に、眼科医師をめざしたきっかけから、現在、力を入れている診療まで、話を聞いた。
(取材日2018年1月9日)

地域でハイレベルな医療を提供するために開業を決意

こちらに開業されたのはどういうご縁でしょうか?

1

私はずっと横浜市立大学の医局に籍を置いていたので、開業するなら土地勘のある横浜市内の住宅街がいいなと思っていました。そして実際に場所を探し始めた時、「空いている」という情報をもらってここを見に来たら、たまたま外勤で勤務していたことのある病院のすぐ近くで、すごくなじみのある場所だったんです。もう一つの決め手は、当時まだ珍しい医療モールだったという点です。住宅街の中でポツンと眼科クリニックをやるよりも、他の診療科の先生と連携がとりやすい医療モールのほうが患者さんにとってメリットが多いのではないかと思いました。例えば、糖尿病網膜症は内科での血糖のコントロールが関係しますし、花粉症などは耳鼻咽喉科と絡む部分が多いので、ワンストップで通院が済むことも多いだろうと考えたんです。

どんな患者さんが多いのですか?

近隣には住宅街が広がり、県営汲沢団地という歴史のある団地がありますが、近年はマンションが建つようになり、長く住み続けるお年寄りから最近引っ越してきた子育て世代のニューファミリーまで、いろいろな方が住んでいます。さらにここは、ターミナル駅の戸塚駅も徒歩圏内。そうした地域性を反映して、あらゆる年代層の患者さんに足を運んでいただいています。症状も、緑内障や白内障のご高齢者から、近視・弱視で来院するお子さんまで幅広いですね。目の健康に対する意識が比較的高いなという印象で、学校の検診で視力低下を指摘されたお子さんや、人間ドックで緑内障の疑いがあると言われた方の精密検査が多く、定期的に糖尿病網膜症の検査を受けに来られる糖尿病の患者さんもこの地域は多いと感じます。

開業されたきっかけをお聞かせください。

2

私は大学の病院勤務が長かったのですが、大学の眼科は非常に混んでいて、2時間待ち3時間待ちが当たり前です。でも実は、すべての患者さんが大学病院の高度医療を必要とするかというと、そうではありません。軽い結膜炎や結膜下出血でも、「大学病院のほうが安心」あるいは、「近所にかかりつけ医がいない」という理由で、何時間待たされても大学病院を選んでしまっています。このままではどんどん予約が取りにくい状況が進み、大学病院もパンクしてしまう。誰かが大学病院の外で一定以上のレベルの地域医療を担わなければならない。そう考え、「町でレベルの高い医療を提供しよう」と、開業を決めました。町のクリニックなら職場の移動も担当の変更もないので、長い治療になる緑内障の患者さんともずっとお付き合いしていけますから。

子どもの近視・弱視の加療と日常生活改善の啓発に注力

先生はどうして眼科医師の道を選ばれたのですか?

3

子どもの頃はあまり体が丈夫ではなくて入院したこともあったんです。その時のドクターがとても頼もしくて、小学校の頃から何となく「自分も人を助ける医者になりたい」と思っていたんです。そのため、大学卒業後は藤沢市民病院に勤務し、研修医としていろいろな診療科を回り経験を積みました。そして、研修の中で特に印象に残ったのが、眼科での手術だったんです。白内障の手術でたくさんの患者さんに喜んでいただけてうれしかったこと、そして、眼球の美しさに惹かれたことで眼科を選びました。直径2センチの眼球を顕微鏡で覗くと、その中は実に多彩で緻密な世界が凝縮されていて、まるで小宇宙のようにきれいなんですよ。

広い診療を行っていますが、こちらならではの治療というと何でしょう?

当院はお子さんの近視・弱視を積極的に診ています。ですから、特に土曜などは小学生たちでいっぱいになりますね。子ども用弱視矯正眼鏡の処方や機械を使った視力訓練などのさまざまな加療はもちろんですが、日常生活改善の啓発にも力を入れています。というのも、後天的な近視は、生活習慣によるところが大きいからです。家でテレビを見続けるのも問題ですが、特に良くないのはタブレット型端末やスマートフォン。テレビなら時間がくれば観たい番組は終わりますが、タブレットやスマートフォンはインターネット環境さえあれば好きなジャンルの動画が好きなだけ観られてしまいます。電車の中で騒がないようにと動画配信サイトでアニメを見せたり、スマートフォンでゲームをやらせたり。そういう積み重ねでも、近視が進む原因になります。

他に力を入れていることがあれば教えてください。

%ef%bc%94

勤務医時代に多くの症例を手がけた、緑内障の検査・治療です。手術になる場合は提携病院をご紹介しますが、その手前まではすべて当院で対応可能です。最初に、眼圧・視野・OCTによる構造解析の3つを中心に、多角的に診た上で診断をつけます。治療は点眼薬ですが、患者さんの年齢や緑内障のステージ、進行スピードなどに合わせて使い分けています。設備面でいえば、見え方を客観的に測る特殊な機械を導入しているのは当院の特徴といえるでしょう。例えば、同じ視力1.2でも、くっきり見えるのか、ぼんやりだけどランドルト環の切れ目がどこを向いているかはわかる程度なのか、視力検査ではわかりません。その「見え方」を客観的なデータとして出し、視力改善に役立てていくのがこの機械です。

話をよく聞き、日常できる改善策を伝えていきたい

診療にあたっては、どのようなことを心がけていらっしゃいますか?

%ef%bc%95

患者さんは何かに困って当院に足を運ぶわけですから、困っている原因を取り除いて差し上げたい。そのために必要なのは、患者さんの話をよく聞くことだと思っています。私は紙のカルテにこだわっていますが、それは患者さんのお顔を見ながら今の気持ちをくみ取った上で会話をしたいからです。話をよく聞くだけでなく、図や絵などを使ってわかりやすく説明することも大切にしています。眼球は三次元なので限界はありますが、ビジュアルを使ってできるだけ理解しやすいようにと心がけています。また、会話の中で、「ドライアイは加湿することでかなり症状が改善する」などといった日常生活でのヒントやアドバイスをお伝えしていきたいですね。

スタッフの方と意思統一していることはありますか?

患者さんとのコミュニケーションを大切にしようということです。「きちんと目を見てあいさつをし、自分の家族を見守る気持ちで接してほしい」と伝えています。特に重要なのはあいさつでしょう。入り口の自動ドアが開いた時や、診察室から待合室に向かう患者さんを見かけた時などは、しっかり声をかけることを徹底しています。私自身、医療機関にかかったときに、スタッフの人にむすっとしながら受け付けされるのが怖いので、そういうクリニックには絶対にしたくないという思いがあります。明るく接し、折々でのあいさつを院内全体で徹底することで、当院を訪れる患者さんに「ここに来てよかった」と思っていただける場所でありたいですね。

目の健康を守るドクターとして、読者にメッセージをお願いします。

6

小さいお子さんをお持ちの方は、テレビに近づいて見る、目つきが気になるなど変わった様子があれば、早めにご相談ください。ものを見る土台ができるのは6歳くらいまでなので、治療のタイミングを逃すと大変です。弱視は治療用眼鏡が必要ですが、一定の要件をクリアすれば保険が適用され自己負担は3割。当院にはベテランの眼鏡業者さんが常駐していますので、細かな調整も可能。安心して受診してください。また40歳以上の方には、年に一度の定期検診をしていただきたい。緑内障や糖尿病網膜症で見えなくなってから駆け込んで来る方がいらっしゃいますが、そうなってからでは改善する方法がほとんどありません。少しでも地域の方々の助けになればと精いっぱい頑張っていますので、そうなる前に、ぜひ気軽にいらしてください。

Access