全国のドクター9,289人の想いを取材
クリニック・病院 158,664件の情報を掲載(2024年4月16日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 横浜市金沢区
  4. 金沢文庫駅
  5. 医療法人財団麗歯会 加藤歯科医院
  6. 加藤 増信 理事長、串田 守 院長

加藤 増信 理事長、串田 守 院長の独自取材記事

加藤歯科医院

(横浜市金沢区/金沢文庫駅)

最終更新日:2022/02/10

加藤増信理事長、串田守院長 加藤歯科医院 main

横浜市金沢区に3院、三浦市に1院を持つ財団医療法人の本院となる「加藤歯科医院」は、80年以上も地域密着の歯科医院として診療を続けている。患者は子どもから高齢者まで幅広く、家族ぐるみの通院も多い同院では「誰もが受診しやすい環境をつくりたい」と話す加藤増信理事長。受診中に子どもを預かるチャイルドルームを設けているのもその一環だという。さらに串田守院長は、「当院は常勤の歯科医師も多く、専門分野も多様で、地域ニーズに応えられる診療体制も強みの一つです」とアピールする。協力して地域医療の充実をめざす2人の先生に、同院の特色や院内環境などを詳しく聞いた。

(取材日2021年11月26日)

地域の幅広い医療ニーズに応える診療体制

こちらの歯科医院の特色をお聞かせください。

加藤増信理事長、串田守院長 加藤歯科医院1

【加藤理事長】当院は80年以上前に開設され、地域に根差した診療を続けてきました。患者さんはお子さんから高齢の方まで幅広く、家族ぐるみで受診されるケースも多いですね。診療内容も虫歯・歯周病の予防や治療、小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科、入れ歯治療、インプラント治療、障害者歯科など多岐にわたります。また、日中は忙しい方、勤務先がこの地域から離れている方などの場合、どうしても夕方以降の受診になると思いますが、当院は毎週月曜日と金曜日は23時まで診療しているため、ご希望の時間に受診しやすいのではないでしょうか。加えて、近隣の高齢者施設を中心に訪問歯科診療も行っており、地域の多様なニーズに対応できる点が当院の大きな特色と考えています。

そうした幅広い診療ができるのはなぜでしょうか?

【串田院長】専門分野が異なる常勤の歯科医師が理事長と私を含め6人おり、うち2人は女性で、矯正歯科が専門の歯科医師も月2回診療を行っています。さらに歯科衛生士も12人、院内の歯科技工所には歯科技工士が2人在籍するなどスタッフも充実しています。こうした診療体制が地域ニーズに対応した歯科医療をご提供できる理由の一つでしょう。ご家族で一緒に受診されるときも、早めのご予約なら全員同じ時間帯に診療して同時にお帰りいただけるなど、ご希望に柔軟に対応することも患者さんを大切にする当院らしさだと思います。ほかの歯科医院に通われている方が、セカンドオピニオン的に受診されることもあります。

子育て世代への対応も充実していると伺いました。

加藤増信理事長、串田守院長 加藤歯科医院2

【加藤理事長】ええ、お子さんと一緒に来院されても安心なよう、当院1階には専任スタッフがお子さんをお預かりするチャイルドルームを設置しています。対象は生後3ヵ月のお子さんから小学生くらいまでで、当院の診療時間のうち9時から19時までオープンしているので、都合のいい時間にご利用いただけると思います。私も子どもが小さいときに、病院に一緒に通う大変さを実感しており、同じようにお困りの方がいるはずと考えて、こうした施設を整備しました。もちろん、お子さんを診療室に一緒に連れて入りたいというご希望にも対応しています。また、当院には14台分の広い駐車場があるので、お子さんと一緒の乗り降りも楽だと思います。

症例や訪問診療にチーム医療で意欲的に取り組む

院内の協力体制について伺えますか?

加藤増信理事長、串田守院長 加藤歯科医院3

【串田院長】常勤の歯科医師6人は定期的に症例検討会を行っています。インプラント治療の中でも難しい症例などは、各自の専門分野の視点から話し合って検討し、適切な治療法を患者さんにご提案できるのも当院の強みとなっています。
【加藤理事長】院内の歯科技工士は私たち歯科医師と直接話して、かぶせ物や入れ歯の形・色味を検討し、必要なときは患者さんの口腔内も確認させていただいています。このように技工物の形や色味にこだわって精度を高めていくことは、患者さんにとってもメリットだと考えています。さらに患者さんの歯型を採ってから、最短翌日には技工物を完成させることもでき、このスピード感は院内に技工所があるからこそです。

設備など院内環境のこだわりをお聞かせください。

【加藤理事長】当院は3階建てで、1階は車いすやベビーカーを押したまま診療室に入れるスペースが設けてあり、車いすのままで治療を受けることも可能です。2階と3階の診療ユニットの多くはパーティションで仕切ったタイプですが、1階と3階には個室タイプの診療室も設置しています。もちろん院内の衛生管理を徹底し、患者さんに触れる治療器具や検査機器は薬液消毒の後、可能なものは高温・高圧の滅菌器で滅菌しています。治療などの処置で発生する粉末や液体は、口腔外バキュームを使って飛沫の拡散を防いでいます。またAED、救急蘇生キット、血中酸素濃度測定器、吸入用酸素なども常備し、医科との連携により、緊急時には横浜南共済病院のほか近隣の病院に搬送する体制も整っています。これらの根底には「患者さんに安心して治療を受けていただきたい」との思いがあるのです。

訪問歯科診療について詳しく教えてください。

加藤増信理事長、串田守院長 加藤歯科医院4

【加藤理事長】現在は訪問診療を専門とする歯科医師が2人、歯科衛生士2人がチームを編成し、訪問用の車2台でご契約いただいた施設などに伺っています。高齢の方の口腔ケアは誤嚥性肺炎の防止や栄養状態の改善など、患者さんの全身の健康に大きく影響することから、地域医療を充実させるためにも力を入れたい分野です。訪問先では歯磨き指導や入れ歯の調整のほか、神経の処置や入れ歯の作製なども行っていますが、設備の違いなどもあって歯科医院で行う診療とは勝手が違います。それでも当院では院内と同等の処置をめざして、事前にご家族や施設のスタッフ、ケアマネジャーさんと密接に連絡をとり、「今回の訪問で必要になりそうな処置」を把握し、念入りに準備して診療にあたっています。

地域に根差した歯科医院として多様な患者を受け入れる

こちらの地域での役割を教えてください。

加藤増信理事長、串田守院長 加藤歯科医院5

【加藤理事長】当院の開設は1937年で、すでに80年以上がたちました。初代院長は私の祖父で、その頃から通われている患者さんもいらっしゃいましたね。現在は財団医療法人となり、「加藤歯科医院」を含め4つの歯科医院を持つまでに至りました。地域の中では、できる限り多様な患者さんを受け入れ、一人ひとりが安心して受診できる歯科医院でありたいと考えています。障害者歯科に対応するのもその一環で、障害がある患者さんは受診のハードルが高く、口腔内のケアが難しいのが実情です。しかし、当院のように身近な歯科医院で診ていければ、ご家族も安心していただけると思います。このほか高血圧、糖尿病などの持病がある方にも対応できるよう、院内に患者さんの体調を測定する機器を準備し、私自身もさまざまな講習会に参加するなど情報収集に努めています。

串田先生が診療時に心がけていることは何でしょうか?

【串田院長】自分が患者さんの立場だったらどうだろう、と診療に対する自分の態度を見直すことです。ときには「自分の親だったら」「自分の子どもだったら」と置き換え、患者さんの考えや気持ちを尊重した対応ができるよう心がけています。さらにしっかりコミュニケーションをとることで、目の前にいる患者さんの生活習慣や生活背景などがわかってくると、もっとその方に合った治療を提案できるだろうと考えています。このときも、私からの提案を押しつけるのでなく、いくつかの治療プランをご提示して、ご自分が納得できる方法を選んでいただくようにしています。そのためには、私自身ができるだけ多くの治療法を学ぶことが必要だと考えています。

最後に地域の方にメッセージをお願いします。

加藤増信理事長、串田守院長 加藤歯科医院6

【加藤理事長】当院では幅広い分野に対応し、患者さんがあちこちの病院を回らずに済むよう、当院で可能な限り診療を完結できる体制を整えるのが目標です。そのため常勤の歯科医師が6人在籍し、それぞれの専門性を生かした診療を行っています。何か口の中のことでご不安や疑問点があれば、「こんなことも聞いていいのかな」と遠慮せず、気軽にご受診してください。
【串田院長】私は大学病院で専門にしていた虫歯予防を念頭に置きつつ、当院の治療では、なるべく歯を削らずに天然の歯を残す「ミニマルインターベンション」に取り組んでいます。加えて、しっかり噛めるなど機能面を重視される方、審美的な面も気にされる方など、一人ひとりのご要望に応える治療をめざしていますから、一度ご相談いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正歯科/33万円~、インプラント治療/16万円~、入れ歯治療/11万円~

Access