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金子 友紀 院長の独自取材記事

Kデンタルオフィス

(京都市右京区/西院駅)

最終更新日:2026/08/13

金子友紀院長 Kデンタルオフィス main

阪急京都本線の西院駅から徒歩約2分、改札を上がるとすぐ目に飛び込んでくる場所に「Kデンタルオフィス」はある。2026年2月に開院した同院は、デザイナーが設計したカフェのようなくつろぎの空間と広いキッズスペースを備え、歯科医院特有の緊張を和らげる工夫が随所に施されている。院長の金子友紀先生が診療の核に据えるのは、口腔全体を一つのまとまりとして捉える「一口腔単位」の考え方。子育てや介護といった患者の生活背景にまで耳を傾け、複数の選択肢を示した上で納得のいく治療を本人が選べるよう導いていく。小児歯科では「治す」より「育てる」予防に重きを置き、親子で通いやすい環境づくりにも力を注ぐ。何げない会話から本音を引き出す気さくな人柄が印象的な金子院長に、診療にかける思いを聞いた。

(取材日2026年7月8日)

「口腔全体を診る」を原点に、くつろげる歯科医院へ

まず、先生が歯科医師をめざされたきっかけからお聞かせください。

金子友紀院長 Kデンタルオフィス1

幼い頃にお世話になっていた歯科医師の先生がとても親切で、もともと手先が器用だったこともあり、自然と歯科の道に進みました。奥羽大学を卒業後、宇都宮の歯科医院で研鑽を積んだのですが、そこで出会った先生が私の原点になっています。技術面でも人間性でも目標となる方で、今も親しくさせてもらっています。その先生のもとで最初にたたき込まれたのが「一口腔単位」、つまりお口全体を一つのまとまりとして診るという考え方でした。1本の歯だけを診るのではなく、全体の状態からどうアプローチしていくか。治療計画を何度も立てさせられ、毎晩遅くまで残って練習し、先生に模型を見てもらいながら学ぶ日々でした。厳しくも充実した時間で、約20年たった今もあの時の学びが診療の核になっています。

開業を決意された経緯と、この地域を選ばれた理由を教えてください。

40代後半を迎え、体が動くうちに挑戦したいという思いから開業を決意し、2026年2月に当院を開業しました。開業地にこの西院を選んだのは、京都府全体では人口が減少傾向にある中、この地域は増加傾向にあり、お子さんの数も多いからです。小児歯科や小児矯正に力を入れていきたいと考えていましたので、ぴったりの環境だと感じました。私自身は大阪の茨木市出身ですが、父方の実家が京都にあり、学生時代からなじみのある街でした。卒業後は京都の歯科医院で勤務を続けてきましたので、この土地には自然と愛着があります。阪急京都本線の西院駅から徒歩約2分で、駅を出てすぐに見える場所にあり、バス路線も充実していますので通いやすい立地だと思います。

クリニックの内装や空間づくりへのこだわりをお聞かせください。

金子友紀院長 Kデンタルオフィス2

デザイナーさんと何度も打ち合わせを重ねて、カフェのようにくつろげる空間をめざしました。歯科医院に来る時点で緊張される方がほとんどですから、少しでもリラックスしていただきたかったんです。入り口のR型のモザイクタイルは特に気に入っていて、仕上がりを見た時はうれしかったですね。広いキッズスペースも設けましたので、お子さん連れの方にも気兼ねなく通っていただけると思います。クリニックのロゴは私自身が考えたもので、女性の横顔をモチーフに優しく寄り添うというメッセージを込めました。もちろん女性の方だけでなく、年齢や性別を問わずどなたでも気軽にご相談いただける場所でありたいと考えています。

対話で一人ひとりに寄り添い、育てる口腔づくり

日々の診療で、大切にされていることを教えてください。

金子友紀院長 Kデンタルオフィス3

診療で一番大切にしているのは、患者さんとの対話です。会話を重ねるごとに、徐々に信頼関係を築き、何げない会話からちょこちょこっと入っていって、本当に望んでいることを引き出すようにしています。もう一つ意識しているのが生活背景の理解です。例えば、子育てや介護で忙しい方に歯磨き指導をする際も、事情をわかった上でお伝えするのと何も知らずに言うのではアプローチが変わります。保険や自費の枠にとらわれず、現状と選択肢をすべてお伝えし、最終的には、患者さんご自身に納得して選んでいただくことを大切にしています。

お子さんの歯科診療には、どのように取り組まれていますか?

お子さんの診療では「治す」より「育てる」ことを大切にしています。就学前のお子さんに矯正器具を使うのは現実的に難しいので、まずは家庭でできるケアをご提案しています。例えばお口周りの筋肉を鍛えて鼻呼吸を促すトレーニングは、器具を使わず遊びの延長でお母さんと一緒に取り組めます。哺乳瓶の選び方や離乳食の食べ方など、0歳からのアドバイスも行っています。実際には親御さんがご自身の治療で来院された際に「ついでにこの子も」と気軽にご相談いただくケースが多いですね。定期検診でお口の機能バランスを整えていけば、将来矯正を始める際にも進めやすくなります。歯を直すのではなく、治療が必要にならないよう健やかな発達を支えることが目標です。

治療の質を高めるために意識されていることはありますか?

金子友紀院長 Kデンタルオフィス4

治療しなくて済むなら、それが一番だと思っています。定期検診に通っていただき、クリーニングをして「問題ありませんね」とお伝えできるのが理想のかたちです。歯が痛くなってから来る場所ではなく、痛くならないために通える場所でありたいですね。治療が必要になった場合には、科学的根拠に基づく再現性のある方法を大切にしています。「たまたまうまくいった」ではなく、なぜうまくいったのかを理論的に説明できる治療をめざしています。どの患者さんにも同じ水準の結果につなげられるよう、日々の研鑽は欠かせません。その上で、医学的に正しいかどうかだけでなく、その方の気持ちや暮らしに合っているかも含めて、一緒にベストな方法を考えていきたいと思っています。

「動機善なりや、私心なかりしか」を胸に

患者さんの安心のために、心がけていることを教えてください。

金子友紀院長 Kデンタルオフィス5

スタッフには「患者さん目線で仕事をしよう」と日頃から伝えています。患者さんの見えない場所も清潔に保っていますが、特に受付や待合室、治療用の椅子周り、うがいをする場所まで、患者さんの目にふれるところは特に清潔で整った状態を保つよう徹底しています。ちょっとした声かけや気配りも欠かせません。衛生面では、欧州基準に準拠したクラスB滅菌器を導入し、すべての器具を患者さんごとに滅菌・交換しています。診療中の飛沫に対応する口腔外バキュームも備えました。また歯科用デジタルCTで歯や顎の状態を立体的に把握し、精度の高い診断と無理のない治療計画をご提案できるようにしています。お悩みをじっくり伺えるカウンセリングルームや完全個室の診療室もあり、周囲を気にせずご相談いただける環境です。

今後、どのようなクリニックにしていきたいとお考えですか?

歯や口に関することで少しでも気になることがあれば、気軽に相談していただける「お口のパートナー」でありたいと考えています。虫歯の治療から矯正、予防まで幅広く対応していますので、お口のことならまず相談してみようと思っていただけるとうれしいですね。おかげさまで開院から半年ほどがたち、地元の方の来院が着実に増えてきました。少しずつこの地域に根づいてきた手応えを感じており、ありがたい限りです。今後もお子さんからご年配の方まで、どなたにも安心して通っていただけるクリニックをめざしていきます。1本の歯の向こうには、おいしく食べる喜びや大切な人との会話、自分らしく笑える日常がありますので、そうした毎日をお口の健康から支えていきたいと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

金子友紀院長 Kデンタルオフィス6

私が大切にしているのは、その経営哲学で多くの人を今もなお魅了する実業家の「動機善なりや、私心なかりしか」という言葉です。何かを始めるときにその動機は善いか、私利私欲はないかと自らに問いかけなさいという教えです。セミナーで初めて聞いたとき、深く心に響きました。この人にとってこの治療は本当に適切なのか、自分は誠心誠意やれているのか。そう常に問いかけ続けることが、歯科医師としての誠実さにつながると信じています。お口の悩みは人それぞれですが、医学的な正しさとその方のお気持ちの両方を大切にしながら、一人ひとりに寄り添った診療を続けていきたいと考えています。地域の皆さまにとって身近で頼れる存在になれるよう、心を込めて取り組んでまいります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

成人矯正/92万4000円、小児矯正(I期)/55万円、インプラント(埋入)/27万5000円~
※詳細はHPをご確認ください。