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桑原 裕樹 院長の独自取材記事

三鷹エシカル歯科

(三鷹市/三鷹駅)

最終更新日:2026/07/06

桑原裕樹院長 三鷹エシカル歯科 main

三鷹駅から徒歩2分、四季折々の自然が美しい、風の散歩道沿いに「三鷹エシカル歯科」はある。明るい光がふんだんに差し込む院内はやわらかな色合いで統一され、訪れる人をほっとさせる穏やかな空間だ。院長の桑原裕樹先生は東京医科歯科大学病院(現・東京科学大学病院)でインプラント治療を専門に研鑽を積み、複数の歯科クリニックでの勤務も経て2026年に開業。大学病院と地域密着型のクリニックの両方の良さを兼ね備えた診療を強みとする。同院では予防歯科を軸になるべく歯を削らない治療を掲げ、地域の医療機関と連携しながら包括的な歯科医療をめざす。学生時代から弓道に打ち込んできたという桑原院長。患者と誠実に向き合う熱意がまっすぐに伝わってくるインタビューとなった。

(取材日2026年6月1日)

大学病院で培った専門性を、地域の歯科医療に生かす

まず、クリニックを開業した経緯についてお伺いします。

桑原裕樹院長 三鷹エシカル歯科1

私の中で「ゆくゆくは地域の医療に貢献していきたい」という思いが以前から強くありました。開業の場所を考えた時に、都心の大型駅の近くではなく、郊外にある住宅街のような落ち着いた環境を選びたいと思っていたんです。当院は三鷹駅の近くにありますが、周辺は緑が豊かですし、歩いて井の頭恩賜公園に行くこともできます。目の前の通りは人通りがあって活気に満ちながらも、のどかな雰囲気が感じられる点も気に入っています。利便性が高くて、ここまで自然に囲まれた場所はなかなかありませんから、この地にめぐり合えたのは良かったなと思っています。地元のかかりつけ歯科として頼れる存在になれたらという気持ちで日々の診療に取り組んでいます。

開業前のご経験についてもお聞かせください。

大学を卒業してすぐに一般の歯科に勤務するよりも、まずは自分が究めたいものにしっかり取り組んでからステップアップしたかったこともあり、東京医科歯科大学大学院に進みました。大学院修了後は同校の大学病院で長年インプラント治療を専門に経験を積んできました。医局では多くの同僚や先輩・後輩、指導にあたる教官との出会いがあり、さまざまな人脈を築きながら見識を広げることができたと思います。また、開業前には複数の歯科クリニックでも勤務した経験から、地域に密着したクリニックならではの良さも十分に実感しています。大学病院の高い専門性と地域のクリニックが持つ診療内容の幅広さ、それぞれの優れた点を知ったことは今の診療に生かされていると感じますね。

クリニックに通院されている患者さんの印象はいかがですか?

桑原裕樹院長 三鷹エシカル歯科2

歯が生え始めた生後半年の赤ちゃんから80代の方まで、本当に幅広い年齢層の患者さんが通ってくださっています。歯の健康に対する意識が高い方が多いのが特徴で、痛い箇所だけを治療するのではなく、定期検診やメンテナンスまで継続して通われる方が多いですね。こうした患者さんのニーズにしっかり応えられるよう、予防歯科に重点を置いています。設備面では、院内に段差が一つもない完全バリアフリーの設計になっていて、ベビーカーや車いすのまま待合室から診療室まで移動していただけます。道路に面した1階にあり、入りやすい造りですので、ベビーカーからお子さんを降ろして、抱っこひもを着けてといった大変な思いをしなくて済むのは大きいのではないかと思っています。

予防歯科を軸に、なるべく歯を削らない治療を

患者さんの歯を長く守るために、心がけていることを教えてください。

桑原裕樹院長 三鷹エシカル歯科3

毎日使うお口の中は想像以上に過酷な環境ですから、治療が必要になる前に防ぐ、もしくは口腔内のトラブルを早期に発見して解決するという考え方を診療の基盤にしています。一つの歯で4〜5回治療を繰り返すと抜歯に至るリスクが非常に高くなってしまいますから、なるべく歯を削る前の段階で抑えることがとても大切です。年に4回ほど歯科で定期検診を受けていただくとしても、残りの361日はご自宅でのケアになりますから、クリーニングして終わりではなく、セルフケアを続けられるような方法をお伝えすることを心がけています。虫歯になりやすい方、歯周病になりやすい方など、患者さんの体質や生活環境に合わせた個別の予防プログラムを提供するようにしています。

質の高い診療をめざす上で、どのような取り組みをされていますか?

歯科はカバーする領域が広いため、すべての診療を私一人で抱え込むのではなく、各分野の専門家の意見を踏まえた上で患者さんを診ていくという姿勢を大切にしています。当院には歯科口腔外科と専門とする福田修平先生、根管治療を専門とする名取健太郎先生が在籍しておりますし、必要に応じて私が責任を持って地域の歯科クリニックをご紹介するようにしています。また、糖尿病などの基礎疾患のある方やお薬を服用されているご高齢の方は、内科の先生と連携して全身状態を確認した上で処置を進めます。日頃から歯科・医科を含めたネットワークを構築して、患者さんが精密な診断と治療につながることができる、それがかかりつけとしての重要な役割だと考えています。

どのようなプロセスで治療の方針を決めていくのですか?

桑原裕樹院長 三鷹エシカル歯科4

治療が必要になった場合には、できるだけ長持ちする方法を患者さんに提案します。どの治療法にも利点と欠点がありますから、現在の状況を偽りなくお伝えした上で、患者さんご自身の決定を尊重するようにしています。こうしたインフォームドコンセントはかなり意識しているところで、こちらから治療法を無理に押しつけることはしません。治療の前には必ず患者さんから同意をいただくことはもちろん、治療した後にも丁寧に説明を行います。患者さんが治療に納得して治療に臨むためには、お一人お一人の要望をしっかりとくみ上げることが欠かせません。「ここに通って良かった」と心から感じていただけるよう、患者さんをサポートしていくことを大切にしています。

スタッフと力を合わせ、地域のかかりつけクリニックへ

一緒に働くスタッフの方々について教えてください。

桑原裕樹院長 三鷹エシカル歯科5

当院では、歯科衛生士から患者さんのライフスタイルに合わせたケアの方法をお伝えするようにしています。その中で「丁寧なお人柄ですね」というお声を頂くことがよくあるので、安心して任せられるスタッフがそろっていると感じますね。また、当院には保育士が在籍しており、親御さんが診療を受けている間、保育士がキッズスペースのある診療室でお子さんを見守ります。親御さんの診療のついでにお子さんの歯をチェックすることもできますので、当院をぜひご活用いただきたいですね。ファミリー層が多い地域でもありますので、親子連れで気兼ねなく通っていただける環境づくりにスタッフ全員で力を入れています。

桑原先生の診療におけるモットーは何でしょうか?

大学時代に新しいことにチャレンジしてみたくなって始めた弓道ですが、5段に昇段するほど打ち込みました。弓道と向き合ってきたことは、私の精神面でプラスになっています。他の武道と異なり、弓道は自分と対峙するのは的です。緊張した時に自分の気持ちをコントロールして集中することや、何かに挑むときの心の持ちようを学びました。もう一つ、道具を大切に扱う姿勢も弓道で身につけたものです。どんな道具でも丹念に手入れしながら丁寧に扱うということが私の性格にも合っているのでしょうね。歯科の治療は器具なしに成立しませんし、院内の管理にも通じる部分があります。弓道から得た経験が、日々の診療を支える土台になっていると感じます。

最後に、今後の展望と読者の方へメッセージをお願いします。

桑原裕樹院長 三鷹エシカル歯科6

地域のかかりつけとして、通ってくださる方に信頼していただけるクリニックを確立していきたいと考えています。当院は予防歯科に重点を置いていますので、定期的な検診やセルフケアの方法をお伝えすることを通して、歯の健康を末永く守っていくためのお手伝いをしたいと考えています。また、赤ちゃんからご高齢の方までどなたにとっても入りやすいクリニックであることは、この地域で診療を続けていく上でとても大切です。お口のことで気がかりなことがあったとき、まず相談してみようと思い浮かべていただける存在でありたいですね。患者さんのお話にしっかり耳を傾け、一人ひとりに誠実に寄り添い続けること。それがクリニック名の「エシカル」に込めた思いです。