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苅田 正子 院長の独自取材記事

まさこ女性クリニック

(大阪市北区/天満駅)

最終更新日:2026/03/26

苅田正子院長 まさこ女性クリニック main

大阪環状線天満駅から徒歩1分、活気ある天神橋筋商店街に面したビルの3階に「まさこ女性クリニック」はある。院長の苅田正子先生は日本生殖医学会生殖医療専門医の資格を持ち、大学病院や不妊治療の専門施設で長く研鑽を積んできた婦人科の医師だ。2024年に前院長からクリニックを継承し、乳がん検診への想いも受け継ぎながら、不妊治療から更年期ケア、尿漏れまで女性の悩みをトータルに診る体制を整えている。優しいグリーンを基調にしたぬくもりある院内で、同じ女性として患者の気持ちに共感しながら診療にあたる姿が印象的だ。「しっかり話を聞いて寄り添うことが一番大事」と穏やかに語る苅田先生に、その診療への思いや今後の展望を聞いた。

(取材日2026年2月25日)

前院長の想いとともに、女性のトータルクリニックへ

こちらでクリニックを開業された経緯をお聞かせください。

苅田正子院長 まさこ女性クリニック1

駅近でレディースクリニックの新規開業を考えていたところ、岩井先生のクリニックを引き継ぐご縁に恵まれ、お会いしてからトントンと話が進みました。この辺りは梅田から少し外れた下町の雰囲気がある地域で、お住まいの方の年齢層がとても幅広いんですね。私は不妊治療を専門としており、ホルモンについても深く勉強してきましたので、更年期の治療にもその知識を生かしたいという思いがありました。年齢層の広いこの地域であれば、若い方から年配の方までお力になれるのではないかと思っています。友人にもこの辺りに住んでいる人が何人かいて、街の雰囲気を聞いていましたから、自分が思い描いていた場所だなと感じたことが大きな決め手になりましたね。

前院長の先生から引き継いでいきたいと感じたことはありますか?

中でも特に共感したのが、婦人科のクリニックにマンモグラフィを導入して乳がん検診に力を入れておられた点です。そこまで取り組んでいる婦人科のクリニックはなかなかないのですが、岩井先生は先駆的に取り組んでいらっしゃいました。私も乳がん検診に対しては同じ思いがありますので、ここはしっかり受け継いでいきたいと考えています。女性の検診がすべてここで完結する、いわばトータルクリニックにしたいという思いがありましたので、そのビジョンが重なったことは、私にとってはとても大きいことでした。

クリニックの雰囲気づくりで工夫された点を教えてください。

苅田正子院長 まさこ女性クリニック2

クリニックのロゴにはリースのモチーフを取り入れました。リースはギリシャ語で子宮や卵巣といった婦人科系のものを表すそうで、当院のコンセプトにぴったりだと感じたんです。メインカラーは優しいグリーンにして、かわいらしくやわらかい雰囲気をめざしました。婦人科はそうした親しみやすい雰囲気のほうがいいかなと思って。女性専用待合室は前院長の頃からのインテリアを生かしたゆったりと温かい空間です。患者さんは10歳くらいから90代の方まで本当に幅広く、お母さんが通われて、そのお子さんも、さらにおばあちゃんもという3世代で来てくださる方もいらっしゃいます。岩井先生は約16年にわたりこの地域に根差した診療をされていて、以前から通われていた患者さんが今も引き続き来てくださっているんですよ。地域の方に加えて、お勤め先が近くて会社帰りに寄ってくださる方もいらっしゃいますね。

専門家だからこそ見える、一人ひとりへの治療の道筋

先生がご専門の不妊治療について教えてください。

苅田正子院長 まさこ女性クリニック3

私は生殖医療専門医の資格を持っていて、一般不妊治療から体外受精まで長く経験を積んできました。当院では人工授精までの対応となりますが、体外受精がどういうものかを自分自身が診療してきてわかっていますので、今の段階で体外受精に進んだほうがいいのかの見極めが的確にできると思っています。不妊治療は時間との勝負ですから、お一人お一人の体の状態に合わせてスピード感を持って対応することを心がけています。今の体の状況であれば、こうするほうがお勧めですよという道筋をご提案できるのが、生殖医療専門医としての強み。卵管造影検査や精液検査なども含め、一通りの不妊検査をクリニック内で受けていただけます。

年代ごとに、女性の健康で気をつけるべきことは変わりますか?

まだ結婚や妊娠を考えていない10代・20代の方には、プレコンセプションケアといって、将来妊娠を考えたときによりいい状態で臨めるよう今から備えておくことの大切さをお伝えしています。若い方に多い生理痛の背景に子宮内膜症などが隠れていることがあり、ピルなどで早めに治療することで将来の妊娠もスムーズに進むことが期待できるんです。治療が妊娠に不利益になることはないと考えています。30代~50代の方にはホルモン治療や避妊リングなど、その方に合った選択肢をご提案しますし、更年期の治療については、私自身も同じ世代に入ってきて実感を持って共感できることが多いですね。漢方も好きなので、合う方には積極的にお勧めしています。

人に相談しにくい尿漏れの悩みもケアされているとか。

苅田正子院長 まさこ女性クリニック4

実は尿漏れに悩みながら、言えないでいる方がとても多いんです。女性に多いのは腹圧性尿失禁といって、くしゃみをしたときや立ち上がった瞬間など、おなかに力がかかった時に起こるタイプ。骨盤を支えている筋肉は年齢とともに衰えていきますし、出産時に筋肉が伸びて元に戻りにくくなることでも起こります。ご自身でできるケーゲル体操などもありますが、続けていくのは難しいもの。声に出せずにいる方の悩みにも寄り添っていきたいと思っています。

話せなくても大丈夫、少しずつ信頼を重ねる診療

日々の診療で大切にされていることを教えてください。

苅田正子院長 まさこ女性クリニック5

患者さんに寄り添うことが一番大事だと思っていて、まずはしっかりお話を聞くことから始めています。「他にないですか?」と何度もお声がけして、気になっていることを丁寧に聞き出すようにしていますね。なかなかうまく伝えられないという方もいらっしゃいますが、初診で全部を話せなくても構いません。2回目にはだいぶ打ち解けて話してくださる方も多いんですよ。人間関係と一緒で、少しずつ信頼を築いていくことで安心して言いたいことを話してもらえるようになると感じています。その上で、ここで解決できることはこの場でしっかり解決してお帰りいただく。一つでも不安が軽くなった状態で帰っていただけるよう心がけています。

マンモグラフィの検査体制やスタッフの皆さんについて教えてください。

マンモグラフィの読影は乳腺を専門とする先生がクリニックまで来て担当してくださっており、撮影も専門の検査技師が行う体制を整えています。私自身は乳腺エコーを担当していますので、婦人科の診察と乳がん検診をここで一緒に受けていただけます。スタッフについては、看護師がどの年代の患者さんにも分け隔てなく優しく接してくれますし、受付もにこやかに対応してくれています。みんな患者さんのことを考えて動いてくれていると日々感じていますね。今後も女性の悩みをここで解決できるトータルクリニックをめざして、患者さんが求めていることに応えられるものがあれば、どんどん取り入れていきたいと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

苅田正子院長 まさこ女性クリニック6

婦人科はちょっとハードルが高い、なかなか来にくいと感じている方もいらっしゃると思います。でも、恥ずかしがらずに気になることや悩んでいることを何でも言っていただきたいんです。最初は緊張されていても、しっかりお話を聞かせていただいて、一つでも悩みを解決してお帰りいただけるよう努めています。どんな小さなことでも遠慮なくおっしゃっていただければ、きちんと対応させていただきますので、気軽に相談していただけるとうれしいです。通いやすい、相談しやすいクリニックをめざして、日々の診療に取り組んでまいります。