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頭が痛い、重い、気持ち悪い
市販の頭痛薬が手放せない人へ

さわらクリニック

(福岡市早良区/室見駅)

最終更新日:2026/06/03

さわらクリニック  頭が痛い、重い、気持ち悪い 市販の頭痛薬が手放せない人へ さわらクリニック  頭が痛い、重い、気持ち悪い 市販の頭痛薬が手放せない人へ
  • 保険診療

頭が痛い、頭が重い、吐き気がする。そんな症状を抱えながらも、「市販の鎮痛薬を飲んで我慢している」「もともと頭痛持ちだから仕方ない」と自己判断で済ませてしまっている人は、決して少なくない。しかも皮肉なことに、頭痛を抑えるために飲むその鎮痛薬自体が、頭痛を悪化させる原因になっているケースもある。生活習慣病などの一般内科診療に加え、頭痛に関する専門的な治療に取り組む「さわらクリニック」の三本木良紀院長は、「安易に市販薬に頼りすぎないで」と呼びかける。近年、頭痛治療の分野は、片頭痛の予防薬が複数登場するなど飛躍的に進化しており、適切な診断と治療によって大きな改善が見込めるケースも多いという。「頭痛を我慢しないで一度相談してほしい」という三本木院長に、頭痛治療の今を聞いた。

(取材日2026年5月8日)

頭痛のタイプを適切に診断、一人ひとりに合ったアプローチを。片頭痛の予防薬も登場し、治療の選択肢は拡大

Q頭痛の原因とは何なのでしょうか?
A
さわらクリニック  患者との会話を大切に、病気の予防に取り組む院長

▲患者との会話を大切に、病気の予防に取り組む院長

頭痛と一口に言っても、脳や体に明確な異常がないにもかかわらず繰り返し起こる「一次性頭痛」から、脳腫瘍や脳出血といった器質的な疾患が原因で引き起こされる緊急性の高い「二次性頭痛」まで、その原因や性質はさまざまです。日常的に頭痛に悩んでいる方の多くは一次性頭痛に該当すると考えられ、例えば、首や肩の筋肉の緊張が原因となる「緊張型頭痛」、ズキズキした強い頭痛が続く「片頭痛」、激烈な痛みを伴う「群発頭痛」などがあります。スマホやパソコンの長時間使用によって、本来後ろに少しカーブしている首の骨の並びがまっすぐになってしまった「ストレートネック」が原因の場合もあります。

Q市販の頭痛薬が手放せなくなっている、という話をよく聞きます。
A
さわらクリニック  丁寧に問診を行い、患者に合わせた適切な検査の提案を実施する

▲丁寧に問診を行い、患者に合わせた適切な検査の提案を実施する

市販薬で、ある程度頭痛を抑えることが見込めるのであれば、それで済ませようという方は多いですね。しかし、頭痛を治そうと思って一生懸命飲んでいるその市販の鎮痛薬自体が、頭痛を悪化させる原因になっているという皮肉なケースがあることをぜひ知っておいていただきたいです。月に10日以上鎮痛薬を服用している方は、この「薬剤の使用過多による頭痛」という病態になっている可能性があります。ぜひ、頭痛に関する専門的な知見を有する脳神経内科などを標榜しているクリニックを受診してください。そもそもの頭痛の原因を探って、それに対する適切なアプローチを行い、常用している鎮痛薬を減らしていく必要があります。

Q頭痛の診療の流れを教えてください。
A
さわらクリニック  MRIをはじめとした検査機器に加え、鍵つきの更衣室も完備

▲MRIをはじめとした検査機器に加え、鍵つきの更衣室も完備

まず、脳出血や脳腫瘍など命に関わる疾患が原因でないか調べるために、頭部MRIの撮影を行います。特に中高年の方は加齢や生活習慣病により二次性頭痛のリスクが高まっている場合があり、画像検査を行っておくことは非常に重要です。当院はMRIを導入しており、基本的に即日検査が可能です。MRI検査にかかる時間は約10分ほどで、すぐに画像ができあがるので、検査を受けていただいたその日に結果を説明しています。MRIで器質的な異常がないことを確認できれば、頭痛の頻度、痛む場所、痛み方の特徴、吐き気などの症状の有無、日常生活への影響度といった情報から、一次性頭痛の中でもどのタイプにあたるかを診断していきます。

Q頭痛の予防薬に注目が集まっているそうですね。
A
さわらクリニック  「これくらいなら」と我慢せず、専門の医師に相談しよう

▲「これくらいなら」と我慢せず、専門の医師に相談しよう

頭痛治療において最近トピックになっているのが、「片頭痛」に対する予防薬です。痛みが出てから薬を飲むという従来の対症療法から、そもそも頭痛が起きないようにするための予防的アプローチへのシフトが、治療の質を変えつつあります。数年前に革新的な変化をもたらした、月1回接種する注射薬のほか、最近は1~2日に1回服用する内服薬のタイプの予防薬も登場し、選択肢が広がっています。片頭痛は激しい痛みの他に吐き気や嘔吐を伴うこともあり、日常生活に支障を来している方も多いです。予防薬は費用面で少しハードルが高いですが、ご自分の現状を鑑みて、予防薬を使うメリットのほうが大きいと考える方も増えてきています。

Q頭痛の治療にあたって大事にされていることは何でしょうか?
A
さわらクリニック  画像を用いて、視覚的にもわかりやすく説明を行う

▲画像を用いて、視覚的にもわかりやすく説明を行う

適切な診断はもちろん、患者さん一人ひとりに合った治療法を選択・調整していくことです。頭痛が起こる頻度や程度、生活環境、経済的な事情も含めて総合的に判断し、個々のケースに応じた治療を進めていくことが重要だと考えています。先ほど予防薬についてお話ししましたが、すべての患者さんにそれが必要なわけではありませんし、以前から使われてきた内服薬の中にも予防効果が見込めるものはあります。さらに治療薬は複数の選択肢があり、今回効果が感じられなかったからといって諦める必要はありません。必ず次の一手を提示し、その方に合う薬が見つかるまで短期間の処方で効果を確認していただくなど、柔軟な対応を心がけています。

ドクターからのメッセージ

三本木 良紀院長

頭痛は我慢するしかないもの、ではありません。適切な診断のもとで、一人ひとりに合った治療の選択肢を探っていくことが、慢性的な頭痛から解放されるための近道だと思います。「頭痛はあるけれど日常生活はどうにか送れている」「市販の鎮痛薬でなんとなく済ませている」「市販薬に頼りすぎている気がする」という方はぜひお気軽にご相談ください。「ずっとこういうものだと思っていた」という頭痛が、治療によって大きな改善が見込めるものだったというケースは珍しくありません。また、予防的な治療によって頭痛そのものの頻度を減らすことも期待できる時代です。頭痛に悩まされない快適な日常を送るために、お手伝いができればと思います。