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松澤 依子 院長の独自取材記事

hugくむこどもクリニック

(岐阜市/西岐阜駅)

最終更新日:2026/04/02

松澤依子院長 hugくむこどもクリニック main

JR東海道本線・西岐阜駅から車で約5分の場所にある「hugくむこどもクリニック」。院長を務める松澤依子先生は、長年医師として地域に貢献してきた母の姿を見て医療の道を歩み始めた。愛知医科大学を卒業後、愛知や岐阜の医療機関で研鑽。そして母のクリニックが移転した後、その跡地に同院を開業した。自身を含め、スタッフ全員が子育て中の女性。同じ母親として患者親子の不安に寄り添う診療が特徴だ。「本当にハグするように、子どもたちを育んでいきたい」と、明るくはつらつとした笑顔を見せる松澤院長に、チーム一丸となって取り組む同院の診療について語ってもらった。

(取材日2026年2月20日)

医師である母と同じ道へ、患者の立場を重視した診療

院名が特徴的ですね。名前に込めた思いをお聞かせください。

松澤依子院長 hugくむこどもクリニック1

実は最初、自分の名前を入れたクリニック名にしようと思っていたんです。でも、この場所で開業しようと決めた原点は何だろうと考えた時、母の存在に思い至りました。もともと母は36年間、この地域の方々を診てきた医師なんです。その姿を見て育った私も、同じ思いを引き継ぎたいと思うようになりました。母の名前は「育子」と書くのですが、その「育」をいただいて「育む」という言葉を使おうと。そして「育む」と「ハグする」をかけ合わせて「hugくむこどもクリニック」と名づけました。子どもたちを抱きしめるように見守り、育んでいきたい。そんな思いと、母への感謝を込めています。

院内はやわらかな色合いで、かわいらしいキャラクターも印象的ですね。

ありがとうございます。お子さんを連れてくるのはお母さんが多いだろうと考えていたので、お母さんたちの気分が上がるような、かわいらしい雰囲気にしたいなと思いました。ビビッドな色は避けて、白と淡いピンクを基調にした落ち着いた空間を意識しています。クマのキャラクターは、やわらかい印象で子どもに親しまれるようデザイナーさんに依頼しました。真ん中にいる大きなクマが「ハグ先生」で、両脇にいる小さな子グマ2匹は、実は私の息子と娘の名前にちなんで名前をつけているんです。せっかくなら自分の子どもたちとのつながりも感じられるようにしたいなと思って。お母さんもお子さんも「ここに来るとホッとできる」、そんな場所になればうれしいですね。

ご自身も子育て中とのことですが、以前と比べて診療への向き合い方に変化はありましたか?

松澤依子院長 hugくむこどもクリニック2

大きく違いますね。子どもを産んでから、お母さんたちと話していて「あ、わかるわかる」と思うことが本当に増えました。今でも覚えているのですが、1人目を出産したとき、大学病院時代の先輩から「小児科医にとって子どもを産むことは絶対にマイナスにならないから大丈夫」とメールをいただいて、その言葉にすごく勇気づけられましたし、実際そのとおりでした。私自身、子どもが風邪をひくとどうしようと心配になりますし、夜中の看病で寝不足になる大変さも身をもって知っています。だからこそ、お母さんたちの気持ちに自然と共感できるようになりました。同時に、医者人生で今が一番楽しい、と心から感じています。

わが子を抱きしめるように、不安に寄り添う

日々の診療で心がけていることや、大切にされている考えはありますか?

松澤依子院長 hugくむこどもクリニック3

私のモットーは、来院された時に10の不安を抱えていたとしたら、私が診察で7割を軽減して、残りの3割をスタッフが補ってくれれば良い、というものです。私一人で全部を解決できるわけではありませんから、まさにクリニック名のとおり、皆で本当にハグして育んでいきたいと思っています。それと、子育ては十人十色だと考えているので、お母さんたちの考えを否定しないことを大切にしています。お母さんたちが取っている行動は、自分の子どもを守りたいという思いから来ていますよね。だからこそ寄り添いながら、情報は適切に丁寧にお伝えするようにしています。私たちが患者さんにできることもあれば、患者さんから学ぶこともある。そんな対等な関係でありたいですね。

力を入れている治療や、対応できる相談内容について教えてください。

得意なのは肌の治療や便秘の治療ですね。一般的な風邪はもちろん、発達に関する相談も勤務医時代から経験を積んできましたので、幅広く対応できると思います。予防接種については、スタッフ全員がスケジュールを把握していて「そろそろ打てますよ」と声かけするようにしています。また、小児経験豊富な常勤看護師をはじめ、助産師、保健指導を行っている看護師も在籍し、いろんな経験を持ったスタッフがそろっています。母乳のことや乳児検診についてなど、何でも気軽にご相談いただければ、それぞれの得意分野を生かしながら対応できると思います。

やはり、お母さんがお子さんを連れてくるケースが多いですか?

松澤依子院長 hugくむこどもクリニック4

朝一番に、お父さんがお子さんをお連れになるケースは意外と多いですね。我が家も同様ですが、今の時代共働きの親御さんが多い時代ですから、おばあさんが連れてきてくださることもあります。そんな時は、診察しながら親御さんに電話で経過をお話しすることも。また当院は他院に比べ診療時間は限られていますが、かかりつけの患者さんが不安なときはSNSでメッセージをいただければ「この日に来てね」「心配なら病院に行ってください」といったアドバイスもできるのでご安心ください。

子育て中のスタッフとともに気軽で温かいクリニックへ

スタッフの皆さんについてお聞かせいただけますか?

松澤依子院長 hugくむこどもクリニック5

私を含めて、スタッフは全員子育て中の女性なんです。意図したわけではないのですが、診療時間がお母さん世代にとって働きやすい時間帯だったこともあり、同じように子どもがいるけれど働きたいという方が集まってくださいました。だからこそ、患者さんへの声かけが自然とできるんだと思います。例えば湿疹の治療で塗り薬を処方したら、次の診察で「お母さん、頑張って塗ってくれたんだね」とサラッと声をかけてくれたり、「夜、眠れないですよね」と共感してくれたり。子どもに薬を塗る大変さも、夜中の看病のつらさも、皆わかっているからこその言葉だと感じています。

クリニック全体の連携やチームワークについてはいかがですか?

開業してまだ間もないのですが、まるで部活のような一体感があります。私が開業前からスタッフに伝えてきたのは「事務だから」「看護師だから」と線を引かず、誰かが困っていたら助け合おうということ。先月も、事務スタッフのお子さんが入院して欠員が出た時に、看護師が自然と受付業務を手伝ってくれました。負担とも思わず、さらっとやってくれるんです。私自身も院長だからといって座っているのではなく、患者さんを呼びに行ったり、できることは何でも手伝います。スタッフからも「すごく働きやすい」「ここに出勤するのは楽しい」と言ってもらえるのがうれしいですね。皆で支え合って、良い雰囲気をつくれているのかなと思います。

今後の展望と、地域の皆さんへのメッセージをお願いします。

松澤依子院長 hugくむこどもクリニック6

「ちょっと心配だな、hugくむ行こう」と、気軽に思い出してもらえるクリニックでありたいですね。ハードルは低くありたいと思っています。お子さんにとっても、お母さんお父さんにとっても、ここが身近で安心できる場所になるのが理想です。以前、母のクリニックだった頃に通っていた患者さんが、お子さんを連れて来てくださったことがありました。「診察室を開けたら、見た目は違うけれど、お母さんと同じあったかい雰囲気で感動しました」と言っていただいて、本当にうれしかったです。まだ母のようにはなれませんが、長年この地で診療を続けてきた母の姿を見てきたからこそ、私も常に初心を忘れず、患者さんに寄り添い続けたいと思っています。地元に根づいた温かいクリニックをつくっていきたいですね。