加藤 莉加 院長の独自取材記事
Plum板橋駅前皮膚科
(板橋区/板橋駅)
最終更新日:2026/09/28
JR埼京線板橋駅西口から徒歩1分のビル5階にある「Plum板橋駅前皮膚科」。院長の加藤莉加先生は、大学病院で皮膚腫瘍を専門に研鑽を積んだ日本専門医機構皮膚科専門医だ。保険診療をメインとしつつ、粉瘤やほくろなどの日帰り手術、美容皮膚科の診療にも対応し、幅広い肌の悩みに応えている。白を基調とした院内は落ち着いた上質感があり、リラックスして診察や施術を受けられる空間だ。「行き過ぎた診療をしない」を信条に、患者のニーズやライフスタイルに合わせて1つずつ丁寧に提案していくスタイルが持ち味。等身大の明るい笑顔で、訪れる人が自然と話しやすい雰囲気をつくり出す加藤院長に、診療への思いやクリニックの特徴について話を聞いた。
(取材日2026年8月18日)
皮膚科専門医として、保険診療から美容皮膚科まで対応
まずは、開業に至るまでの経緯をお聞かせください。

東京医科大学を卒業後、大学病院の皮膚科に入局し、皮膚腫瘍を専門に研鑽を積みました。手術や抗がん剤治療に携わりながら、さまざまな皮膚疾患と向き合う日々でしたね。皮膚科専門医を取得してからは、自分の働き方を改めて見つめ直す機会があり、目の前の患者さんの診療に集中できる環境のほうが自分には合っていると感じたことが、開業を決意したきっかけです。板橋には以前1年ほど住んでいたことがあり、ご縁を感じていた土地でした。再開発で人口が増えているエリアで、駅のすぐ近くに物件が見つかったことも決め手になりましたね。地域の皆さんが気軽に立ち寄れる場所にしたいと考えていたので、立地にも恵まれたと感じています。
先生が医師をめざされたきっかけや、皮膚科を選ばれた理由を教えてください。
叔父や叔母、いとこに医師が多く、幼い頃から医師という仕事は身近な存在でした。加えて、母がよく入院していたので、子どもの頃から病院に行く機会が自然と多く、医師の仕事に触れる環境の中で育ちました。そうした経験が、医師をめざす道につながったのだと思います。数ある診療科の中から皮膚科を選んだのは、「見てわかる」ところに惹かれたからですね。内科などではさまざまな検査を経て診断に至ることが多いですが、皮膚科はダーモスコピーや顕微鏡を使いながらも、基本的にはその場で自分の目で見て判断し、患者さんにすぐお伝えできます。一人で診断まで完結できるスピード感と明快さが、自分に合っていると感じました。
どのようなクリニックをめざして開業されたのですか。

幅広い肌の悩みに1つのクリニックでお応えできる体制をめざしました。保険診療をメインとしつつ、保険診療だけではカバーしきれない部分は、自由診療の美容皮膚科でさらに進んだ選択肢を用意しています。粉瘤やほくろなどの除去を行う皮膚外科にも対応しています。大きな特徴は、皮膚科専門医が保険診療も美容皮膚科の自由診療も一貫して診ていることで、例えば美容目的でほくろ除去のご相談をいただいた場合にも、悪性のものでないかの診断までしっかり行えます。システム面では、ウェブ予約やウェブ問診、自動精算機を導入して待ち時間をできるだけ減らす工夫をしています。土曜の午後と日曜の午前も診療していますので、平日お忙しい方にも通いやすいのではないかと思います。
「行き過ぎた診療はしない」ニーズに合わせた提案を
診療において大切にされていることを教えてください。

大切にしているのは「行き過ぎた診療をしない」ということです。美容だと一度の来院であれもこれもと提案されがちですが、当院ではニーズに合ったものだけを1つずつご案内しています。保険診療でも同じで、例えば患者さんに「塗り薬は1個なら続けられそうですが、2個になると難しそうです」と言われたら、そのライフスタイルに合った範囲で始められる治療をご提案します。治療のメリット・デメリットをお伝えした上で、選択肢の中からご自身で選んでいただくのが基本の流れです。「この治療が合わなければ、次はこういう方法もありますよ」と事前にお話しすることで、患者さんに心の準備をして安心していただけるよう心がけています。まず1つ試していただき、その方に合うかどうかを確かめてから次のステップを一緒に考えていく形ですね。
来院される患者さんはどのような方が多いですか。
患者さんの男女比は、男性4割、女性6割くらいです。保険診療がメインのクリニックなので、美容専門のクリニックだと女性ばかりで入りづらいと感じる方や、いろいろ勧められるのではと不安に思う方にも、比較的受診のハードルが低いのだと思います。実際に「水虫を診てもらいに来たんだけど、ついでにこのしみも見てほしい」とご相談にいらっしゃった男性や、AGAの相談で来られる方も多いですよ。また、日曜日にご家族みんなで来てくださるケースもあって、0歳のお子さんからご高齢の方まで幅広い年齢の方が来院されます。例えば、お子さんに多い水イボの治療には、塗り薬も用意していますので、なるべく痛みを抑えた治療をしたいという保護者の方のご希望にもお応えできます。
粉瘤やほくろの相談で来院される方も多いのでしょうか。

はい、粉瘤やほくろ、イボなどの除去で日帰り手術を行っています。この辺りには日帰り手術に対応している皮膚科が少ないこともあり、当院の特徴の1つになっていますね。最初から「取りたい」と決めて来られるというよりも、ご相談の中で、除去を希望され、手術へと進むケースが多いです。保険適用の手術の場合は事前に血液検査などの準備が必要になりますので、一度ご相談いただいた上で手術の日程を決める流れが基本です。除去の対象の状態によっては短い時間で終わり、当日対応できる場合もあります。保険診療だけでなく美容目的でのほくろの除去にも対応していますので、気になるものがあれば気軽にご相談いただければと思います。
診療の幅を広げ、気軽に頼れる皮膚科をめざして
今後、力を入れていきたいことはありますか。

開業して半年ほどがたち、オペレーションが整ってきたので、最近はアトピー性皮膚炎に対する生物学的製剤を用いた注射による治療も取り入れ始めました。今後はじんましんの新しい薬なども出てきますので、これまでの治療ではなかなかコントロールがつかなかった方にも、次の選択肢をご提供できるようにしていきたいですね。美容の分野でも新しいデバイスの導入を検討しているところです。駅から近く通っていただきやすい立地ですし、困ったときにすぐかかってもらえるクリニックとして、地域に位置づけていただけたらうれしいなと思います。お子さんからご年配の方まで、この地域の幅広い世代の方の肌の悩みに寄り添っていきたいです。
日々の診療で、やりがいを感じるのはどんなときですか。
やはり患者さんに喜んでいただけたときですね。美容皮膚科の施術は患者さんのお悩みの解決につながると思いますし、保険診療と自由診療の両方でいろんな選択肢をご提案できることにやりがいを感じます。当院は副院長との2人体制で、曜日ごとに交代で診察にあたっています。実は2人とも0歳児を育てている最中でして、子育てと診療を両立できるようにこの体制を選びました。休みの日は子どもにいろんなところを見せてあげたくて、月に1回くらい1泊2日で近場の温泉に出かけています。小さな旅行ですが、いいリフレッシュになっていますね。仕事も子育ても大切にしながら、等身大で患者さんと向き合い続けていきたいと思っています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

受診のハードルが高いと思わずに、ぜひ気軽に受診してください。実際に「美容皮膚科ではなく皮膚科を受診したいのですが、行っていいですか?」というお電話をいただくこともあるのですが、虫刺されでもニキビでも、皮膚に何か気になるものが見えていれば遠慮なくいらしてください。やけどや擦り傷なども早めに診せていただいたほうが適切な治療につながる場合が多く、ご自身でケアされていたけれど方法が合っていなくて悪化してしまった、というケースは少なくありません。1日2日様子を見ても良くならなければ、早めに受診していただけると安心です。多汗症のように、皮膚科の対象だと気づかれていない症状もありますので、「こんなことで行っていいのかな」と迷われたときこそ、気軽にご相談していただけたらうれしいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とはニキビ治療/1100円~、AGA治療/30日分:5500円~、ほくろの除去/1個:9350円~、しみのケア/全顔:1万6500円~ ※症例により異なりますので、詳しくはクリニックへお問い合わせください

