健康診断で「要再検査」となったら?
放置せず受診することが大切
みうらクリニック
(新潟市西区/寺尾駅)
最終更新日:2026/04/08
- 保険診療
誰もが職場や市区町村での健康診断を一度は受けたことがあるだろう。何も問題がなければ安心できるが、「要再検査」と記された結果が届くと、戸惑いを覚える人も少なくない。深刻な病気かもしれないと不安な気持ちを抱えたまま再検査に行かない人、仕事や家事の忙しさに追われてつい忘れてしまう人、あるいは自覚症状がないから大丈夫だろうと放置してしまう人もいるようだ。しかし、そうした患者を数多く診察してきた「みうらクリニック」の三浦理院長は、こうした対応に警鐘を鳴らす。「要再検査はこれまでの生活や習慣を見直す絶好の機会です。病気が見つかっても、早期治療が可能です」と話す三浦院長に、再検査にどう向き合うべきか、その重要性について聞いた。
(取材日2026年3月17日)
目次
再検査はこれまでの生活を見直す好機。早期発見・早期治療にもつながり明るい未来の生活をめざせる
- Q健診の異常を放置してしまうのにはどんな理由が考えられますか?
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A
▲健診後放置せずに相談をしてほしいと話す三浦院長
健診で指摘を受けた段階では、多くの場合、自覚症状はほとんどありません。「重大な病気ではないだろう」と思い込み、そのまま放置してしまうケースが少なくないようです。特に若い世代では「忙しい」ことが理由に加わります。病院では土日の受診が難しいことも多く、平日に仕事を休んでまで再検査を受けるのは気が重い、と感じるのでしょう。また、「深刻な病気が見つかって今の日常が壊れてしまうのが怖い」「病気と診断されて薬の服用を余儀なくされるのが嫌だ」といった心理的不安から、再検査に踏み出せない人もいらっしゃいます。
- Qなぜ「要再検査」となったら受診することが大切なのでしょうか?
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A
▲クリニックでも気軽にさまざまな再検査も受けられる
1つは、「不安を抱えたまま過ごす時間が減る」という点です。大きな病院では、正確な診断結果が出るまで1ヵ月かかることも珍しくありません。まずは気軽に受診できる近隣のクリニックで再検査を受けることをお勧めします。2つ目の理由は、再検査が病気の早期発見・早期治療につながる可能性が高いからです。再検査で、重大な病気が早期に見つかることもありますし、逆に放置して手遅れになる場合もあります。病気は早期であれば「治す」ことをめざせますが、進行して見つかると「付き合っていく」ことが中心になってしまいます。だからこそ、結果を放置せず、早めに受診することが大切なのです。
- Q胸部検診で異常を指摘された場合の貴院の対応を教えてください。
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A
▲検査から結果説明まで迅速に対応してくれる
当院では、AI診断補助機能を併用したエックス線・CT検査を導入しています。限られた診療時間では、経験豊富な医師であっても見逃しゼロは困難です。そこで、まずは医師が診断し、画像解析が得意なAIで診断補助を行うことで、検査から結果説明まで迅速に進められる体制を整えています。より精密な検査や治療が必要な場合は、私が現在も診療を担当している新潟県立がんセンターへスムーズに紹介し、初回診断から治療方針決定までをほぼ最速で進められるようにしております。紹介先のがんセンターでも私が担当医となるため、患者さんにも安心して受診できるとの声をいただいています。
- Qコレステロール値や血圧などの異常についてはいかがでしょうか。
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A
▲それぞれの生活状況に合わせた適切な治療法を一緒に考える
いずれの病気も自覚症状がほとんどなく、放置するほど血管へのダメージが進行し、深刻な病気を引き起こす可能性があります。そのため、まずは早い段階で生活習慣を見直していただくことが大切です。患者さんそれぞれの生活環境に合わせて、無理なく続けられる方法を一緒に模索し、適切な治療法を考えていきます。とはいえ、生活習慣の改善は簡単ではありません。そのため、患者さんがどうしたいのかを最も重視し、薬の服用を選択肢として検討します。ただし、薬はあくまで治療手段に過ぎず、状況に応じて中止も可能です。経過観察としては、およそ3ヵ月に1度のペースで再検査を行い、変化を確認しながら治療方針を調整していきます。

