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朴 孝憲 院長の独自取材記事

森内科クリニック

(吹田市/千里山駅)

最終更新日:2026/02/04

朴孝憲院長 森内科クリニック main

吹田市千里山にある「森内科クリニック」。院長を務めるのは、朴孝憲(ぼく・こうけん)先生。日本糖尿病学会糖尿病専門医として、長年糖尿病治療に尽力してきたベテラン医師で、一人ひとりの生活背景に寄り添った治療を実施。数値だけにとらわれず、患者さんと同じ目線で向き合い、納得しながら治療に取り組める関係づくりを大切にしている点が印象的だ。また、外来診療に加え、法人グループ間での連携を強みとした訪問診療にも注力。通院が難しくなっても医療の提供が途切れない体制を整え、吹田市の患者を長く支えていきたいという思いを実践している。「患者さんの生活そのものを支える医療を大切にしています」と話す朴院長に、同院の特徴や診療時の心がけについて話を聞いた。

(取材日2026年1月13日)

通院から在宅まで切れ目なく支える

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

朴孝憲院長 森内科クリニック1

当院が力を入れているのは「糖尿病内科」と「在宅医療」です。これらを二本柱に、通院から在宅まで切れ目のない医療を提供しています。もちろん、風邪やインフルエンザ、便秘、頭痛、睡眠時無呼吸症候群、各種予防接種など、一般内科診療にも幅広く対応しています。もともとこの地には代々内科のクリニックがあり、地域医療を支えてきました。前院長が体調面の事情から診療継続が難しくなったことを受け、さくらの樹グループが運営を引き継ぎ、私は昨年4月より院長に就任しました。時代とともに院長は何度か交代してきましたが、地域の方にとってここが大切な医療拠点であることは変わりません。今後もその思いを受け継ぎ、患者さん一人ひとりに寄り添った診療を続けていきたいと考えています。

院長は糖尿病をご専門とされていたそうですね。

初めは内視鏡を志し、内視鏡分野で知られる京都府立医科大学に入局しました。当時は内視鏡をめざす医師が多く、そのような中で糖尿病を専門とする上司と出会い、この先生なら一生ついていけると感じたことが転機となりました。今から約40年前は、糖尿病がまだ十分に認知・理解されていない時代で、「糖尿病とは何か」を突き詰めて学びたいという強い関心もありました。その後、大阪府済生会吹田病院に勤務し、当時まだ珍しかった「糖尿病内科」を専門診療科として立ち上げました。糖尿病患者さんの増加と医療の必要性を早くから感じたことから始まった取り組みでした。同院には24年間在籍し、糖尿病専門医として診療を重ねるとともに、患者さん同士が支え合う「糖尿病友の会」の設立にも尽力しました。その後、淀川キリスト教病院や協和会病院でも勤務し、ずっと糖尿病治療を向き合ってきました。

こちらのクリニックへ勤務するきっかけは?

朴孝憲院長 森内科クリニック2

勤務のきっかけは、定年を迎えたことでした。区切りの時期となり、次は病院に行くか、それともクリニックに挑戦するかを考えました。実はクリニック勤務の経験がなかったため、新たな環境で働いてみたいと思っていたところ、当院の属する法人の理事長から声をかけていただいて、当院の診療に携わることになりました。これまで吹田市周辺の病院で長く勤務してきたこともあり、この地域には強い親しみと感謝の気持ちがあります。また当院では訪問診療にも力を入れていると聞き、これまで診てきた患者さんが高齢になっても困らないよう支えたいという思いが強くなりました。高齢者に多い糖尿病を、糖尿病専門医としての経験を生かしてサポートし、地域医療に還元していきたいと考えています。

糖尿病専門医だからできるテーラーメイドの治療を提供

現在はどのような患者さんがお越しですか?

朴孝憲院長 森内科クリニック3

受診されている患者さんの約50%が糖尿病の方です。次いで、高血圧症や高コレステロール血症などの生活習慣病が約40%、残りの約10%が風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症といった急性疾患です。地域柄、高齢の方が多く、慢性疾患で長く通院されている患者さんが目立ちます。一方、近隣に大学があるため、感染症では学生さんの受診も少なくありません。健康診断で血糖値やHbA1cの高値を指摘されながら、症状がないため受診を後回しにしてきた方も多いですね。当院では検査結果を当日中に確認し、その日のうちに治療方針を相談できる体制を整えています。体重変化や足のしびれ、むくみなどの初期サインにも丁寧に向き合い、早期から無理のない治療を一緒に考えています。

糖尿病患者さんに対して、何に気をつけて診療していますか?

糖尿病治療で特に意識しているのは、患者さんご自身に病気を正しく理解していただくことです。糖尿病について十分な理解をしないまま、なんとなく通院を続けている方も少なくありません。糖尿病は血糖値だけを診る病気ではなく、心臓や腎臓などの合併症を見据えた長期的な視点が重要です。特に慢性腎臓病は症状が出にくく、放置すると透析につながる可能性もあるため注意が必要です。近年は糖尿病を治療しながら腎臓や心臓を守るための新しい治療薬や、注射タイプの新薬も登場しており、当院ではそうした選択肢も適切に取り入れています。診察では繰り返し数値の意味を説明するようにし、患者さんが数値を見た際に理解していただけるよう心がけています。このような取り組みが、患者さんの治療に対する意識の変化につながればと思っています。

お一人お一人に合わせた治療を大切にしていると聞きました。

朴孝憲院長 森内科クリニック4

糖尿病は血糖値だけの病気ではなく、心臓や腎臓、神経など合併症が多い疾患です。そのため私は「一人ひとりに合わせた治療」を何より大切にしています。当院では日本糖尿病学会のガイドラインを基本に、薬だけに頼らず、食事や生活習慣の見直しも含めた「選べる糖尿病治療」を行っています。特に高齢の方では、年齢や生活状況に応じた血糖管理が重要です。ですが、数値にとらわれ過ぎては、その方らしい暮らしができないこともあるでしょう。例えば誕生日やご家族との食事会などがあるという場合は「どうぞ食べてください」とお伝えすることもあります。その分、他でコントロールできればいいのです。われわれ医師が患者さんの気持ちに立って、無理のない治療を一緒に考えることが、長く安定した管理につながると考えています。

チームで連携し、24時間支える在宅診療

訪問診療では、グループの強みも生かされています。

朴孝憲院長 森内科クリニック5

一般的に訪問診療では、1人の医師が患者さんのさまざまな悩みに対応するケースが多いと思いますが、当院は法人グループの一員であり、その強みを生かした体制を取っています。私自身は内科疾患や糖尿病を中心に診療していますが、グループ内には整形外科、精神科、皮膚科、泌尿器科など各分野の医師が在籍しています。より専門的な対応が必要な場合には、速やかに連携しながら診療を行える点が特徴です。また、月2回の定期的な訪問診療に加え、夜間や休日を含む24時間対応のサポート体制も整えています。急変時に「今日診療があったばかりで頼みにくい」と感じる必要はありません。訪問診療に慣れたスタッフがそろっている点も、安心していただけるポイントです。当院は吹田市の中心部に位置していることもあり、吹田市のほぼ全域を訪問診療の対象としていますので、まずは気軽に相談していただければと思います。

訪問診療では、どのようなところに気をつけて患者さんを診ていますか?

患者さんの中には、心不全や腎不全など基礎疾患を抱えている方が多いため、わずかな変化を見落とさないことを特に大切にしています。訪問診療は外来と違い、診察日が限られるため、顔色や食事量、むくみ、体重変化などを丁寧に確認するようにしています。現在は個人宅の他、施設にも通っていて、高齢の方を中心に診ています。自然な日常の中で体調を見守れるのが訪問診療の良さだと感じています。施設に伺うとお元気な方も多く、時には一緒にカラオケを楽しむこともあります。住み慣れた場所での暮らしを守れるよう支え続けたいですね。

今後の展望や地域の方へメッセージをお願いいします。

朴孝憲院長 森内科クリニック6

体力が続く限り、この地域の患者さんと一緒に歩んでいきたいと考えています。私はこれまで吹田市で、糖尿病をはじめ、高血圧症、心不全、腎不全、脂肪肝など内科領域の慢性疾患診療に長年携わってきました。特に脂肪肝については、過去に数多くの症例を担当し、診断・治療を行ってきた実績があります。外来診療で培ってきた知識と経験を在宅医療にも生かし、病気だけを見るのではなく「患者さんの生活そのもの」を支える医療を実践していきます。また切れ目ない医療を実践し、できる限り長く地域の皆さんと向き合っていきたいと思います。

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